テスラについて、知っておきたい100のQ&A「モデルXって、どんなクルマ？」【テスラファンブック】

2003年に設立されたシリコンバレー発の小さなEVメーカーは、世界で最も売れるEVを生み出し、人々の生活や価値観を変える最先端企業へ成長した。まずはそんなテスラに興味がある、そしていつかはテスラ車に乗りたい！ と憧れる読者なら知っておきたいテスラの基本をご紹介。

Q：モデルXって、どんなクルマ？
A：ファルコンウイングに誰もが振り向く、テスラ初のSUV。

イーロン・マスクは、モデルSの次に発売予定のSUVに取りかかるにあたり、「SUVの座席問題」をどうにかしたいと思っていた。各社のSUVを見て回った結果、3列シートの2列目と3列目への乗り降りが面倒な点について解決策を見つけたいと。当時、マスクには5人の子どもがいたため、後部座席への子どもの乗り降りや、チャイルドシートの設置など、家族7人がストレスなく使える車を求めていた、という個人的な事情もあったのだろう。

多くのデザイン案を検討した結果、SUVの座席問題解決のためにマスクが最終的に選んだのは、鳥の翼のように開く「ファルコンウィングドア」を後部ドアに採用したものだった。モデルXのファルコンウィングは、ランボルギーニなどのガルウィング(シザーズドア)とは違う。開いたときの見た目は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンに近い。

【写真10枚】ファルコンウィングがカッコイイ！ 「モデルX」 

しかも、モデルXのドアはドア自体が中央のヒンジで折れ曲がるようになっているので、横にふくれず真上に向かってせり上がるため、路上でも駐車場でも周囲のスペースを気にせず開けられる。しかも乗り降りも楽。子どもでも、手を使わずに簡単に乗り降りできる。

ファルコンウィングドアは画期的だが、構造が複雑になり過ぎたため、開発に時間がかかってしまった。モデルXは2012年2月に発表されたが、納車が始まったのはなんと……。

続きは『TESLA FAN BOOK』で！

◆ModelX spec
　全長×全幅×全高：5,057mm×1,999mm×1,680mm
　ホイールベース：2,965mm
【ModelX Plaid】
　加速：2.6秒　0-100km/h（ロールアウトを差し引いた値）、
　航続距離(推定)：536km、最高時速：262km/h
　パワートレイン：トライモーター　重量：2,455kg
　ホイール：20インチまたは22インチ
【Model X】
　加速：3.9秒　0-100km/h　航続距離(推定)：560km
　最高時速：250 km/h、パワートレイン：デュアルモーター
　ホイール：20インチまたは22インチ　重量：2,352kg
　※表示スペックは米国仕様

Comments

このファミリーカーがランボルギーニより加速が速い

考え方はそれぞれだけど展示車を見るだけじゃなく一度試乗してみてほしい。2017年に乗った時は、もう世の中の車全部これで良いんじゃ無いかと思うくらいの車だった。ガソリン車にしか無い楽しさもあるけどそれは電気自動車も同じ。本当の車好きなら良さが解ると思う。