的確なボディ剛性と耐久性重視のパワーユニットで筑波を駆ける!
FC3S最速を目指したユーザーチューンド
「FC3S最速を目指したサーキットスペック!」注目はテックアート流のボディ剛性アップ術!
ここ数年はAE86専門店のイメージの強いテックアートだが、もともとは車種を選ばず、エンジンからボディメイクまでこなすマルチなチューニングショップ。そしてこのFC3Sは、オーナーとテックアートが二人三脚でマシンメイクを進めている1台だ。
製作にあたっては、色々な制約や後ろめたさなしでサーキットを走りたいとのことから、ナンバーを捨て、約半年をかけて普通のチューニングカーから、ここまで仕上げたとのこと。
中でも気を使ったのがボディメイクだ。FC3Sの弱点でもあるリヤセクションのボディ剛性を高めるべく、リヤゲート周辺は徹底的に補強。ロールケージとピラーなどの隙間を広く取り、大きなガゼット板を当てているのは最近のボディ補強の手法だ。ナンバーを切ったサーキット専用マシンのため、安全タンクなども装備して重量バランスまで改善した。
エンジンはFC3S前期の低圧縮ローターを組んだサイドポート拡大仕様。アペックスシールは純正2分割にWPC加工を施した。組み合わせるタービンはターボネティック製で、耐久性を重視しつつも450psを発揮する。冷却系のVマウントシステムは、テックアートによるワンオフだ。
サスペンションは、テックアートオリジナル車高調を軸にセットアップ。スプリングレートは前後14kg/mmだ。タイヤはスタイリングも重視してフロント17インチ、リヤ18インチの組み合わせ(アドバンA048)となる。
一方のコクピットは、戦闘機をイメージして直線と曲線を組み合わせたというアルミ板ダッシュボードをセット。メーターは見やすさを重視し、あえてデフィのアナログ表示のものを選んだ。
そして拘りのエクステリア。フロントバンパーは冷却系のVマウント化に適した開口部を持つ製品としてカーサービスヒロ製を選択し、タモンデザインのリップスポイラーを加工して一体化。こうしたボディワークもテックアートは得意なのだ。その他の部分はボルテックスのウイング以外、タモンデザイン製で統一している。なお、FD3Sの5型用フロントマーカーにはドライビングランプが埋め込まれている。
マシンの完成後、筑波サーキットでのシェイクダウンは問題なく終了。今後は各部のセットアップを煮詰めていきながら、目標である筑波FC3S最速の称号を目指していくという。オーナーとテックアートの挑戦は、まだはじまったばかりだ。(OPTION2 2010年11月号より抜粋)
●取材協力:テックアート TEL:048-994-2081
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