70万ダウンロード突破のパイオニアナビアプリ「COCCHi」 最新アップデートでスケジュール管理に役立つ「仕事オプション」追加

■業務利用もさらに便利になったCOCCHi

　パイオニアは2024年12月13日、同社が提供するスマートフォン専用カーナビアプリ「COCCHi（コッチ）」が、同年12月9日に実施したアップデートにおいて、ルート学習探索やオービスポイントの音声案内、半固定式オービス表示などに対応したと発表しました。今回のアップデートでは有料の「基本プラン」にスケジュール管理機能を追加する「仕事オプション」の提供も始まりました。

　COCCHiは、パイオニアが長年培ってきたカーナビ技術を結集し、高精度なルート探索や分かりやすい音声案内を提供するアプリとして、多くのユーザーから支持を集めており、2024年11月には累計ダウンロード数が70万件を突破したと発表されています。

　今回提供が始まった「仕事オプション」では、訪問先と到着するタイミング、訪問の開始・終了時間を入力するだけで、移動時間まで考慮した訪問スケジュールを自動作成すると言います。

　到着までの時間に応じて移動部分の表示と色が変わるので、余裕を持った計画を作成できるほか、スケジュール作成後に新たな訪問先を追加する場合には、追加が可能な時間帯を知らせてくれるそうです。

　作成した訪問スケジュールの出発10分前にポップアップで通知してくれるほか、思わぬ渋滞などでアポイント時間に遅れそうな時には、遅延の可能性を画面に表示。また、訪問先周辺の道路状況、施設の入り口、駐車場所など、次回訪問する際に気を付けておきたいことを、訪問先ごとにテキストで書き込めるとのことです。

　この機能を活用することにより、訪問計画策定などのスケジュール管理が容易になり、外回り業務など、仕事でクルマを利用する人の業務をサポートするとしています。

　仕事オプションは、月額350円の基本プラン（消費税込み、以下同）に300円をプラスした月額650円で利用できます。基本プランよりも詳細な地図情報を使えるようになる「ゼンリン住宅地図オプション」（月額1050円）を併用する場合は、月額計1700円となります。

■「ルート学習探索」や半固定式オービス表示対応も追加

　今回のアップデートで追加された機能である「ルート学習探索」では、普段の運転で頻繁に通る道を学習し、その道を考慮したルートを探索する機能が搭載されています（設定画面で機能のON／OFF切り替えが可能）。

　さらに、従来の固定式オービス表示に加えて、半固定式オービス表示に対応したほか、オービス地点に近づいた際の案内を、これまでの警告音のみから、音声案内も付与されました。

　ルートの種別候補も追加され、ルート探索結果の、時間／距離／道幅などをバランスよく考慮したお薦めルートの表示を「標準」から「推奨」に変更しているそうです。

　立ち寄り地がないルートを探索した際の種別候補に2番目にお薦めのルート「推奨2」を、立ち寄り地があるルートを探索した際の種別候補に短い距離を優先するルート「距離」を追加し、それぞれ最大6つのルート候補から選択できるようにアップデートされたとのことです。

　なお、COCCHiには無料プランもありますが、今回のアップデートのうち、「ルート学習探索」以外は、月額350円の基本プランが対象となります。

　パイオニアは「今後もお客さまの声を生かしながら、『COCCHi』の各機能をさらに進化させることで、より多くのドライバーのストレスを減らし、快適で安心な運転をサポートしていく」とコメントしています。