■マツダが5車種の新型SUV投入へ
マツダが突如5車種にもわたるSUVの新型攻勢を発表した。2022年以降、「CX-50」「CX-60」「CX-70」「CX-80」「CX-90」など5車種をグローバルで順次導入していくという。
【画像】新型CX-60のシルエット世界初公開! 新デザインのCX-5が間もなく登場!(17枚)
CX-50についていえば、アメリカに建設しているトヨタとの合弁工場で生産される「カローラクロス」の兄弟車ということになるだろう。そして、CX-60やCX-70、CX-80、CX-90なども徐々に詳細が見えてきた。
そもそもの話として、いまや世界規模でSUVが人気となっている。マツダも「CX-3」をボトムに7車種のSUVラインナップを持っているけれど、企業平均燃費規制「CAFE」に問題を抱えていたり、東南アジアなど新興国向けのモデルを持っていなかったりして万全じゃないということだろう。
しかし個別の車種を見るといくつかの“ナゾ”が出てくる。まずCX-50のナゾから分析してみたい。
このCX-50は主にアメリカ市場向けのモデルになるようだ。以前の発表では「米国:米国新工場で生産する新型SUVに、THS(トヨタハイブリッドシステム)を搭載し販売予定」とあるため、これがそれに当たるのだろう。
しかし、アメリカにおけるマツダのラインナップを見ると、カローラクロスと同じCセグに「CX-30」が存在する。
日本仕様のCX-30は、スカイアクティブXや1.8リッターディーゼルといったエンジンを搭載した、マイルドな走りのモデルながら、アメリカ仕様はパワフルな2.5リッターターボを搭載。
毛籠(もろ)さんというバランス感覚良い人がアメリカを担当していたため、日本にリクエストしてハイパワーモデルを投入して、これがけっこう売れています。
SUVらしく最低地上高もしっかり確保されており、マツダのなかで一番楽しいという。
最初の狙いでは燃費規制CAFE対策としてトヨタのハイブリッドを導入したかったようだが、アメリカ市場ではこれまでOEMモデルがキチンと売れたというケースは少ない。
トヨタもアメリカでカローラクロスを販売しており、アメリカのユーザーはけっこう敏感です。
個人的にはカローラクロス級のクルマに、トヨタ「RAV4」と同じクラスのCX-50という車名を付けたことに違和感あり。走りのCX-30に対し、燃費のCX-50ということか。
■日本に導入される「CX-60」と「CX-80」とは?
CX-60、CX-70、CX-80、CX-90はマツダが勝負を賭けて開発した「ラージ商品群」と呼ばれる直列6気筒エンジンを搭載する後輪駆動車。
日本や欧州では2列シートのCX-60と3列シートのCX-80が導入される予定だ。(ワイドボディ2列シートのCX-70とワイドボディ3列シートのCX-90は北米などに導入される)。
興味深いのが価格帯。現行CX-5は売れ筋のディーゼルで330万円程度と、DセグSUVのど真ん中といってよい。
おそらくマツダからすれば「CX-60は後輪駆動で6気筒だし」ということから、BMW「X3」あたりをライバル設定すると思われる。X3は日本だと675万円スタートで、3リッター直列6気筒搭載モデルは889万円です。
後輪駆動の6気筒モデルが500万円を切れば相当お買い得感あるでしょう、というマツダの狙いらしい。
CX-80はCX-60のロングモデルで3列シート付きとなり、70万円高前後を考えているようだ。
輸入車ディーラーのような雰囲気になった国内のマツダディーラーも、ラージ商品群のために仕立てたと聞く。そしてクルマの仕上がりは上々とか。良いクルマだと私も予想している。
興味深いことにマツダ経営陣はスカイアクティブXのときのように、失敗することをまったく考えていないようだ。マツダ全社員の希望が「ラージ商品群の成功」といって良い。
スカイアクティブX登場のときにも感じたのだけれど、この自信がどこからくるのか理解できない。売れなかったことを想定していないのは大いなるナゾです。
ちなみにCX-60とCX-80は欧州市場でも販売する予定になっているものの、現在のマツダの車種ラインナップだと燃費規制CAFEクリアが難しく、燃費が良いトヨタ「ヤリスハイブリッド」をベースとしたOEMモデルとして「マツダ2」を販売する予定。
CX-60とCX-80を売ったとしても、ブランドイメージをしっかり持っていないクルマは欧州の富裕層が興味を示さない。売れたらスゴイと考えます。
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みんなのコメント
庶民でも買える価格帯で高級感と特別感があるからいいのであって
仮にcx60が500万以上とかになるなら
もはや、少し小さいがレクサスNXとか、普通に買えるレベルになる。
それだと、日本では、やはり厳しい気がするし、それなら外国産に流れる人も一定数いる気がする
アテンザのように