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4年待ちの超人気「ランクル300」のグレードはどう選ぶ? 最強ディーゼルは7人乗りが選べない問題も…

掲載 更新 132
4年待ちの超人気「ランクル300」のグレードはどう選ぶ? 最強ディーゼルは7人乗りが選べない問題も…

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現時点では2種類の純エンジンに10速ATと4WDの組み合わせ
トヨタのラインナップのみならず、世界のSUV界において頂点に立っている「ランドクルーザー」。その信頼性の高さはライバルを圧倒しています。

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日本では2021年6月にフルモデルチェンジ、通称「300系」と呼ばれる現行型となりました。電動化の時代にあっても、ハイブリッド技術でリードするトヨタの最新モデルながらまったく電動化とは無縁のパワートレインとしているのも、ランドクルーザーに求められる信頼性を確保するためでしょう。

ランドクルーザーに求められる要求性能は半端なものではありあません。砂漠やジャングルといった極限の環境でも乗員を目的地まで送り届けることが求められ、信頼できるエンジンを用いたパワートレインが現時点での唯一の選択肢なのでしょう。当然ながら駆動方式は4WDのみの設定、変速機は10速ATを採用しています。

全7グレードのうち5グレードがガソリン
エンジンは、ガソリンターボとディーゼルの2種類が用意されています。

ガソリンターボは3.5L V6ツインターボの「V35A-FTS」型。ガソリンを直噴(筒内直接噴射)とポート噴射という2つの機構で噴射し分ける「D-4ST」方式を採用しています。

ディーゼルは3.3L V6ツインターボの「F33A-FTV」型。可変ノズル式ターボチャージャーを採用していることがトピックです。

<3.5Lガソリンターボ搭載グレード>
・GX(5人乗り)
・AX(5人乗り)
・VX(7人乗り)
・ZX(7人乗り)
・GRスポーツ(7人乗り)

<3.3Lディーゼル搭載グレード>
・ZX(5人乗り)
・GRスポーツ(5人乗り)

全7グレードのうち、5グレードはガソリンターボ。最高出力では415馬力のガソリンターボが勝り、最大トルクでは700Nmのディーゼルが勝ります。スペックに現れない部分での違いもありますから、いずれのパワートレインも好みで選べばよいでしょう。

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7人乗り仕様でディーゼルは選べない!
ただしランドクルーザーのグレード選びでは乗車定員による違いも考慮しなければなりません。300系には「2列シートの5人乗り仕様」と「3列シートの7人乗り仕様」が設定されていますが、7人乗りを選ぶと、エンジンは必ずガソリンターボになります。

具体的には、ガソリン車の「VX」、「ZX」、「GRスポーツ」が7人乗り仕様で、それ以外はガソリン/ディーゼルの違いやグレードにかかわらず5人乗りというのが、現時点でのランドクルーザーのグレード構成です。

ややこしいのは「ZX」と「GRスポーツ」で、ガソリンターボは7人乗りですが、ディーゼルだと5人乗りとなっていること。

納期はどちらも約4年、ディーゼルのほうが価格は高い
ランドクルーザーで価格がもっとも高いのは5人乗りディーゼルエンジンの「GRスポーツ」で800万円。続いて「GRスポーツ」のガソリンターボで770万円です。

「ZX」グレードで比較してもディーゼル車が760万円、ガソリン車が730万円と、同じくガソリン車の30万円高ですから、最新のV6ディーゼルはそれだけ高価なエンジンということがわかります。

どのエンジンを選んでも納期には大差ないという話もあります(2022年5月時点のオフィシャルサイトの案内では、今から注文すると4年程度!)。どうせ待つことになるならディーゼル車にしようと考えるか、それとも7人乗りができるガソリン車を選ぶのか、おおいに迷うところといえるでしょう。

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文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
写真:
1枚目:ランドクルーザー300 ZX(ガソリン車)
2枚目:ランドクルーザー300 GRスポーツ(ガソリン車)
3枚目:ランドクルーザー300 GX
4枚目:ランドクルーザー300 AX

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みんなのコメント

132件
  • 大人気って生産量少ないだけじゃん
    メーカーの宣伝に良いように使われてるよ
  • どうせ4年もかかるんだから、複数発注して4年間毎日毎日考えて続けて年老いればいいのでは?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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