新しいエステートは“アクティブキャビン”がコンセプト
トヨタ自動車は現行「クラウン」に4タイプのモデルをラインナップすることが明らかになっています。
【画像】「えっ!…」これがワゴンとSUVをいいとこ取りしたトヨタ新型「クラウン・エステート」です(35枚)
そのうち最後にデビューを飾るのが、新型「クラウン・エステート」。さまざまな事情により発売が延期されていますが、今回は発売が待ち遠しい人のためにこのモデルの魅力をおさらいしたいと思います。
トヨタの「クラウン」シリーズは、現行モデルで16代目を迎えました。
初代「クラウン」は、第二次世界大戦後、まだまだ物資や技術的ノウハウが乏しかった時代に開発がスタート。さまざまな困難に直面したものの、開発陣の創意工夫によって1955年に誕生しました。ちなみに初代「クラウン」は、日本車で初めて“100%国産“を達成したモデルでもあります。
こうした初代の誕生経緯もあり、歴代の「クラウン」には“革新と挑戦”というDNAが息づいてきました。そのことを改めて気づかせてくれたのが、2022年7月に誕生した現行の「クラウン」シリーズです。
16代目の「クラウン」は意欲的な開発によって既成概念を払拭。2022年に発売された「クラウン・クロスオーバー」、王道の「クラウン・セダン」、クーペSUVの「クラウン・スポーツ」、そして、ステーションワゴンとSUVの魅力を融合した「クラウン・エステート」という具合に、4台による“クラウン群”で変化の激しい市場ニーズに対応しています。
なかでも新型「クラウン・エステート」には、さまざまなチャレンジの跡が見て取れるモデルです。
「洗練と余裕の大人の雰囲気を併せ持ち、リアのフルフラットデッキとともに、機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめるモデル」と位置づけられた新型「クラウン・エステート」のコンセプトは“アクティブキャビン”。仕事にも遊びにも一生懸命なユーザーたちが満足できるクルマを目指して開発されています。
それを最も色濃く反映しているのが、リアキャビンのフルフラットデッキ。リアシートの背もたれを倒し、格納されているボードを展開すると、リアゲートからフロントシートの背もたれの背後まで、2mオーバーのフラットなスペースが出現します。
このスペースは、長尺のサーフボードやゴルフのキャディバッグ、自転車やキャンプ道具といった多彩な趣味のギアを積載するのに便利。また、車中泊も快適に楽しめるなど、ユーザーごとにさまざまな楽しみ方が広がりそうです。
そんな遊びに使える新型「クラウン・エステート」ですが、「クラウン」の名を名乗るだけあって、ラゲッジスペースの仕立ては上質。フロアはもちろんのこと、ホイールハウス回りなどサイド部分も毛足の長いカーペットで覆われており、ラグジュアリーワゴンを想起させる完成度を誇ります。
●パワートレインはHEVとPHEVの2種類
新型「クラウン・エステート」のボディサイズは、全長4930mm、全幅1880mm、全高1620mm、ホイールベース2850mmとなっています。これは「クラウン・クロスオーバー」より40mmワイドで80mm背が高い数値です(新型「クラウン・エステート」の数値はすべて開発目標値)。
「クラウン・スポーツ」と同様のテイストでまとめられたインテリアは、ディスプレイやシフトセレクター回りに機能部品を集約。それらを島のように配置した“アイランドアーキテクチャー”なるコンセプトを導入しています。
さらに、運転席と助手席を分割した印象的なカラーコーディネートも継承。運転席はドライビングに集中できるようブラックで統一される一方、助手席側は特別な素材と配色によって同乗者がくつろげるスペースとしています。
パワートレインは、HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類を設定する模様。駆動方式はいずれも4WDを採用します。
最高出力など詳細なスペックは未定です。ですが、新型「クラウン・スポーツ」に準じた数値になると仮定すると、HEVは最高出力186ps、最大トルク221Nmを発生する2.5リッターエンジンに、最高出力120ps、最大トルク202Nmのフロントモーターと、最高出力54ps、最大トルク121Nmを発生するリアモーターの組み合わせとなることが予想されます。
同じくPHEVは、最高出力177ps、最大トルク219Nmを発生する2.5リッターエンジンに、最高出力182ps、最大トルク270Nmのフロントモーターと、最高出力54ps、最大トルク121Nmを発生するリアモーターが組み合わされることでしょう。
* * *
ステーションワゴンとSUVの美点を“いいとこ取り”した新型「クラウン・エステート」は、都市部での日常使いから休日のレジャーまで、多彩なシーンで活躍しそうです。
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