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サインツJr.へのペナルティ取り消しなるか? FIAが公聴会を4月18日に開催

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サインツJr.へのペナルティ取り消しなるか? FIAが公聴会を4月18日に開催

 フェラーリはF1オーストラリアGPの決勝レース終盤にカルロス・サインツJr.に対して出されたペナルティについて再審を要求していたが、これについての公聴会が4月18日に行なわれることになった。

 今年のF1オーストラリアGPの決勝レースは3回の赤旗中断となるなど、混乱したレースとなった。そのうち2度目の赤旗中断からの再スタート直後、サインツJr.はフェルナンド・アロンソのアストンマーチンに追突してスピンさせるような格好となった。この周には他にも複数の接触があり、3度目の赤旗中断となった。

■フェラーリ、サインツJr.への5秒ペナルティ見直しを求め異議申し立て! バスール代表「議論の再開が最初の一歩」

 サインツJr.には、アロンソに追突したとして5秒のタイム加算ペナルティが科された。ただ3度目の赤旗中断から再スタートした時には残り1周という段階。セーフティカー先導で1周を走り、そのままチェッカーを受けることになった。

 サインツJr.は4番手でフィニッシュしたが、セーフティカー先導下では後続を引き離していくわけにはいかず、結局5秒のタイム加算を受けたことで12位となった。

 ただサインツJr.も、チーム代表もこのペナルティには不満を感じており、チームとしてはペナルティの取り消しを求め、再審請求を行なった。

 この再審を始めるにあたってフェラーリはまず、ペナルティが出された時点でスチュワードが活用することができなかった「重要で関連性のある新たな要素」と提出できることを証明する必要がある。

 FIAは14日(金)に、次のような声明を発表した。

「2023年オーストラリアGPのスチュワードは、FIAのシングルシーター・ディレクターであるニコラス・トンバジスを介し、FIA国際モータースポーツ競技規則第14条”再審の権利”に基づき、競技者であるスクーデリア・フェラーリからの訴状が添付された、出来事や事件に関連して『当該要求を検討し、(競技規則第14.3条の)重要かつ関連する要素が存在するかどうかを決定するよう要請する』という、2023年のオーストラリアGPの中で行なわれたスチュワードの決定第46号の見直しを求めた2023年4月6日付の書簡を受け取った」

「ドライバーとチームの代表者は、訴状に関連して2023年4月18日の中央ヨーロッパ時間8時に開催されるオンラインでの公聴会で、スチュワードに報告する必要がある」

 この審議のプロセスに関心のあるチームも、このプロセスに参加することができる。

 サインツJr.へのペナルティが取り消され、4位を取り戻すことになった場合、オーストラリアGPで4位以下になっていたドライバーの順位は変わることになる。つまり、10位に入り1ポイントを獲得していた角田裕毅(アルファタウリ)は、ポイントを失うことになるのだ。

「このプロセスはまず、彼らが我々の訴状を見て、再審することができるかを確認することになる」

 バスール代表は先週の時点でそう語っていた。

「そして決定自体について、同じスチュワードもしくは次のスチュワード会議で、2回目の公聴会を行なう」

「我々が期待できることは、少なくとも彼らとオープンな議論をすることだ。このスポーツの利益のために、同じコーナーで3つのケースがあったのに同じ決定ではない場合、こういう決断が下されるのを避けることにある」

「最大のフラストレーションを感じているのはカルロスだ。彼らはその無線を聞いたはずなのに、聞き取り調査がなかった」

「今回のケースは非常に特別なモノだった。今回のケースでレースが終わったこと、そして(ピエール)ガスリーと(エステバン)オコンに行なったように、表彰台に影響を及ぼさないということを考えると、聴聞会行なうことは理に適っていただろうと思う」

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みんなのコメント

2件
  • F1と映画を結び付けるのはおかしい。F1に懸ける者の情熱をあやふやにする。誤魔化し、いい仕事、フィクションが影響的な世論になれば、F1ドライバーとして甘んじる結果になる。
  • またツノダー圏外
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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