■どれも同じ見た目? 3社の各ミニバンにある違いとは
ミニバンはファミリー層を中心に人気の高いクルマですが、なかでもミドルサイズミニバンはトヨタ、日産、ホンダの各社がラインナップする人気のカテゴリです。
しっかり足を伸ばせて寝られる! 車中泊にオススメのミニバン5選
トヨタには兄弟車となる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」の3車種が存在しているほか、日産の「セレナ」やホンダの「ステップワゴン」も含め、3社がラインナップする全車にハイブリッド仕様が設定されるなど、日常使いするうえでの魅力が高まっています。
はたして、3社のミドルサイズミニバンには、どのような違いがあるのでしょうか。
前述したノア/ヴォクシーは、基本的な設計や装備は同じながら外装デザインを中心に差別化が図られているクルマとなります。
そのうえでエスクァイアは、より豪華・上質な装備内容としたクルマで、価格帯はノア/ヴォクシーより高めとなっています。
ノア/ヴォクシー/エスクァイアとセレナ、そしてステップワゴンのボディサイズはそれぞれ全長約4.7m×全幅約1.7m×全高約1.85m程度(グレードによって若干の差があり)となっており、さらにボディ形状も箱型に近いなどの共通点があります。
では、3社のミドルサイズミニバンそれぞれの違いや特徴について比較します。
まず、多人数が乗車することも多いミニバンに求められる車内の広さを比較すると、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが室内長2930mm×室内幅1540mm×室内高1400mmです。
セレナが室内長3240mm(3170mmのグレードも存在)×室内幅1545mm×室内高1400mm、ステップワゴンが室内長3220mm×室内幅1500mm×室内高1425mm(ハイブリッド車は1405mm)となります。
セレナはこのなかで室内長と室内幅が最大となっており、これを根拠に日産はセレナがこのクラスのミニバンでNo.1の広さであると説明しています。
一方、車内の移動などの場面で余裕がほしい室内高については、ステップワゴンがもっとも高い設計です。
シートについては、各車それぞれ7人乗り仕様と8人乗り仕様がラインナップされ、なかでもノア/ヴォクシー/エスクァイアの7人乗り仕様は、2列目キャプテンシートに最大810mmの超ロングスライドを採用。子どもの着替えなどに便利なスペースを作り出すことができます。
また、セレナにも最大690mmのロングスライドを可能とする同様の機能があります(タイプ別設定)。
■ミニバンこそ燃費が重要? 一番燃費のよいモデルとは
ノア/ヴォクシー/エスクァイア、セレナ、ステップワゴンは、ボディサイズや見た目の印象は似ているものの、搭載されるエンジンの特徴はそれぞれ異なっています。
まずハイブリッド車から比較すると、ノア/ヴォクシー/エスクァイアは1.8リッター直列4気筒エンジン+モーターの「リダクション機構付きTHSII」を搭載します。
セレナのハイブリッドは2仕様あり、2リッター直列4気筒エンジンで発電した電力でモーターを駆動させるシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」と、2リッター直列4気筒エンジン+モーターの「スマートシンプルハイブリッド」を設定。
そしてステップワゴンは2リッター直列4気筒+モーターの「SPORT HYBRID i-MMD」が搭載されています。
各ハイブリッド車の燃費(JC08モードの仕様内最高燃費、以下同様)は、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが23.8km/L、セレナがe-POWERは26.2km/Lでスマートシンプルハイブリッドは17.2km/L(2WD車)、そしてステップワゴンが25.0km/Lです。
各車のモデル内のもっとも燃費の高い数値で比較すると、セレナがクラストップの低燃費です。
また、セレナのスマートシンプルハイブリッドには4WD仕様が設定されており、燃費は15.8km/Lを記録します。セレナ e-POWERを含め、そのほかのハイブリッド車に4WD仕様は存在しません。
ガソリン仕様については、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが2リッター直列4気筒を搭載し、ステップワゴンには1.5リッター直列4気筒ターボが搭載されています。セレナにガソリン仕様は存在しません。
ガソリン仕様の燃費は、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが16.0km/L、ステップワゴンが17.0km/Lと、ステップワゴンの方がやや優勢です。
※ ※ ※
衝突被害軽減ブレーキ(通称:自動ブレーキ)の普及で注目される予防安全性能について、国が推奨する安全運転サポート車の基準「サポカー」の基準に基づいて比較します。
サポカーには、装備の充実度が高い順に「サポカーSワイド」、「サポカーSベーシック+」、「サポカーSベーシック」、「サポカー」の4つの区分があります。
衝突被害軽減ブレーキが装着されているクルマは「サポカー」の基準を満たし、そのうえでペダルの踏み間違い防止装置の有無や、衝突被害軽減ブレーキの速度域および検知対象(歩行者を含むか否か)などで、ランクが上がる仕組みです。
そうしたなかで、ノア/ヴォクシー/エスクァイアは全車「サポカー」には該当しており、タイプ別設定となるインテリジェントクリアランスソナーが装着されている場合は「サポカーSワイド」対象車となります。
一方、セレナは全車「サポカーSワイド」対象車です。ステップワゴンは3グレードのみ「サポカーSベーシック+」、そのほかのグレードは「サポカーSワイド」となります。
最後に、各車の価格を比較します。ノア/ヴォクシーの価格(消費税込、以下同様)は、255万6400円から344万3000円です。エスクァイアの価格は271万3700円から346万600円となっています。
セレナの価格は257万6200円から392万7000円で、ステップワゴンの価格は250万1400円から407万円です。
多人数乗車から大きな荷物の積載まで、幅広い用途で便利に使えるミニバンですが、グレードによっては300万円を超える買い物になることも多く、慎重に選ぶことが必要だといえるでしょう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産「新型セレナ」発売に反響多数! 「待ってました」「魅力的」 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加へ! 待望の「性能向上モデル」14日発売
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
6速MTあり! 660ccの新型「軽量スポーツモデル」初公開! 超パワフルな「81馬力」エンジン搭載した「2シーター仕様」が発表! 爆速の「新型タイガースポーツ660」来年2月に発売へ!
レクサス新型「エレガント」発表! 最安価な「“5人乗り”コンパクトSUV」! 全長4.1m級の“最小レクサス“「LBX」が販売店でも話題に
ミツオカの新型「M55」が808万5000円で申込受付開始! 2025年モデルは100台限定で6MTのみ…全国のミツオカ販売拠点へ急げ!
【何が起きている?】日産が開発する“新型コンパクトミニバン”が遅れる理由。計画中止の噂も
EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
新型[NSX]は1000馬力オーバーか!? ホンダが全固体電池搭載のハイパーBEVを投入する可能性大
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?