アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、自分がドライバーとして成長し、チームも進歩し続ける限り、F1に”留まらない理由”はないと語った。
2021年にF1復帰を果たしたアロンソは、アルピーヌと1年のオプション付き契約を結んでいたが、先日契約を更新。レギュレーションが大きく変わる2022年もチームに残ることになった。
■アロンソ、“一発勝負の”1ラップ予選の復活を提案「現行のスプリント予選レースは改善の余地がある」
アロンソは現行契約が終わる時には41歳になっているが、F1でスピードを発揮する上で年齢は妨げにならないと考えている。
「来年は今年よりも一歩進んで、競争力のあるポジションで戦えるようなパッケージにしたい」とアロンソは語った。
「それが目標だ。昨年、ルノーが3回の表彰台を獲得したことで、今年は3~4回の表彰台を狙えるのではないかと期待していた。だけど、おそらくそれは実現しないだろう」
「フェラーリはとても良くなったと思うし、アルファタウリも改善した。マクラーレンもメルセデスのパワーユニットで一歩前進した。その結果、今年の僕たちは8位から12位のところで戦っている」
「来年はこれを改善したい、それが最初の目標になるだろう。それが僕の励みになるはずだ」
「僕の方も向上し続ける必要がある。何度も言っているけど僕はまだ100%ではないし、いくつかのエリアでまだまだ改善しなければいけないことが分かる日もある」
「来年、もし自分自身に進歩が見られ、改善を続け、楽しみ続けることができるなら、レースを続けない理由はないだろう」
アロンソは、自身の状況について非常にオープンマインドであり、もし自分が最高のパフォーマンスを発揮できないと感じた場合には、2023年以降もF1を続けることはないだろうと述べている。
「もし、自分がスピードについていけない、あるいは良い仕事ができないと感じたら、真っ先に手を挙げて、チームのためには新顔を入れた方が良いのではないか、と言うだろう」と、アロンソは主張した。
「でもそうじゃないことを願っている。自分から手を挙げて、2023年に挑戦する準備ができていると言えるようにしたいと思う」
今季これまで14戦を終えて、50ポイント獲得のランキング10番手につけているアロンソ。随所で光る走りを見せており、まだまだ長くF1で彼の活躍が見られるかもしれない。
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