この記事をまとめると
■レクサスNXに一部改良が実施された
「伝統」に勝つため「攻め」続ける! レクサスのデザインがウケる理由
■最大の変更点はボディ剛性強化による走行性能の向上
■安全運転支援機能も拡充された
走行性能を磨いたレクサスの人気コンパクトSUV
レクサスが2014年に発売を開始したコンパクトSUVのNXは、実用的なボディサイズと都会的なエクステリアデザインで人気を集めた。2021年には2代目モデルが登場し、プラグインハイブリッドを追加するなど、環境問題にも対応したラインアップで好評を博している。
そんなレクサスNXが一部改良を実施した。これにともない、一時的に停止していた受注を再開することもアナウンスされた。
今回の一部改良における最大の改良点として走行性能の向上が挙げられる。まず、フロントのラジエーターサポートまわりの補強とリヤサスペンションメンバーブレースの追加でボディ剛性を強化。さらに、空力バランスの調整と、コイルスプリング、アブソーバー、EPS(電動パワーステアリング)に最適化を施して操縦安定性と乗り心地を向上させた。
そのほか、バージョンLには20インチのグレーメタリック塗装アルミホイールを、Fスポーツには20インチのブラック塗装アルミホイールをメーカーオプションとして設定。また、NX350は、エンジンやトランスミッションの制御を変更したことで、発進時のレスポンスとトルク感を増した。
最新の安全機能と高級感のある内装を追加
もうひとつの大きな改良は、安全運転支援技術の「レクサスセーフティシステムプラス」の拡充だ。歩行者、自転車、車両に加えて壁のような構造物も認識することができるようになり、低速時の衝突回避や衝突時の被害軽減をサポートする低速時加速抑制機能が進化を果たした。また、運転を支援するプロアクティブドライビングアシスト(PDA)に、信号交差点に対する右左折時減速支援が追加され、運転状況に応じたサポートをしてくれるようになった。
そのほか、駐車支援を行うリモート機能付きの「レクサスチームメイトアドバンスドパーク」と、踏み間違いによる衝突の衝撃を緩和する「パーキングサポートブレーキ」をNX450h+Fスポーツにも設定。また、メーカーオプションとして前後方記録タイプのドライブレコーダーを全グレードに用意した。このドライブレコーダーは、インパネ中央にあるディスプレイで録画した映像を確認することができる利便性の高い装備になっている。
エクステリアでは、ハイマウントストップランプを面発光タイプに変更。
インテリアも、ドアトリム、グローブボックス、助手席側コンソールサイドパネルが内装色と同色となり、室内がより華やかな印象の空間に様変わりした。
レクサスNXの価格は、ガソリンモデルが455万~608万6000円。ハイブリッドモデルが520万~753万5000円となる。
ボディ剛性の強化によるレクサスならではの走り味の深化と安全運転支援技術の追加で、さらなる魅力を手に入れたレクサスNX。さらに、今回の一部改良ではインテリアにも手が加えられており、これまで以上に高級感を感じさせる、レクサスの名にふさわしいモデルとなっている。
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みんなのコメント
まあグローバルで見ればアルファードだってミニバンだからな。
その損失を埋める為内燃車を矢継ぎ早に改良して利益を出そうとしてる
トヨタの危機感がハンパない事が良く分かる