消費税率の引き上げが発表・発売日のカギとなる
北米や中国などですでにデビューしている新型カローラセダン。日本国内においてはすでに、ハッチバックのカローラスポーツが次世代カローラシリーズとして日本国内でも販売されているが、有力筋から、セダンおよびステーションワゴンの日本国内でのデビューが9月17日(火)であるとの情報がもたらされた。
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日本国内での現行カローラには、セダンには“アクシオ”、ステーションワゴンには“フィールダー”というペットネームがついているが、次期型ではこのペットネームがなくなるとの情報もある。また現行カローラはヴィッツのプラットフォームをベースとしており、“グローバルカローラ”とはまったくの別物となっているが、次期型ではTNGA思想に基づく世界共通プラットフォームを採用することになっている。
そのため、いままでの5ナンバーサイズから3ナンバーサイズとなることがカローラスポーツから見てもほぼ確実となっており、そのことについても話題となっている。なお、基本コンポーネントは世界共通となるが、見た目に関しては、欧州や中国、ASEAN地域など向けのカローラと、北米仕様となる2タイプが用意され、中国市場では一汽豊田カローラの兄弟車となる、広州豊田レビンとしてラインアップされている。日本市場では北米仕様の見た目になるとされている。
次期型カローラセダンおよびステーションワゴンのデビュースケジュールは、いままでも“夏ごろ”との話があったが、今年10月からは消費税率の引き上げが予定されており、それとの関係からも注目されていた。9月17日発表で同時発売となるかは、はっきりしていないが、消費税率引き上げの混乱を避けることもあり、発売が10月以降になる可能性もあると考えていいだろう。
令和初のカローラセダン&ワゴンだけに販売にも力が入るはず
9月17日発表ということになれば、遅くともお盆休み前には現行モデルがオーダーストップ(新規に工場へ発注することができなくなる)となるので、お盆休み明け以降は在庫車のみの販売となるものと考えられるので、現行モデルの購入を検討しているひとは、できるだけ早めに動き始めることをおすすめする。
販売現場の事情に詳しい事情通は、「4月10日にRAV4が新型として日本国内で復活しました。メーカーの意気込みは高く、現場のセールスマンへのプレッシャー(販促強化)はかなり大きかったと聞いています。新型カローラでも状況は同じで予約受注段階から積極的な販促活動が行われることが考えられます」とのことである。
事情通はさらに次期カローラならではの以下のような理由からも、予約受注段階から積極的な販促活動が行われるのではないかとしている。
「日本国内において、カローラセダンとステーションワゴンは初めて3ナンバーボディとなりますので、歴代カローラを乗っていたユーザーでさえ、『実車を見てから』と購入に際し慎重になるのではないかともされています。そのようなこともあり、正式発売前から積極的な販促活動が展開されそうです」
次期型カローラのデビューまであとわずかとなった。令和という新時代にふさわしく3ナンバーサイズのセダンとステーションワゴンになるカローラが、カローラの次の50年へ向けて好発進するのかじつに興味深いところである。
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