WTCR世界ツーリングカー・カップは、3月25日からオンライン上の公式イベントとして『pre-season Esports WTCR(プレシーズンEスポーツWTCR)』を開催するとアナウンス。全4戦のスケジュールが組まれ、現役WTCRチャンピオンであるノルベルト・ミケリスを含む10名のシリーズレギュラー勢が参加する。
TCR規定最高峰シリーズを舞台としたこの新たなeスポーツ・イベントは、WTCR公式シミュレーターであるRaceRoomのフォーマットを使用し、現役ドライバーとファンがオンライン上で直接対決することが可能となる。
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すでに3月25日からタイムアタックが開始されている第1戦はハンガロリンクが舞台となり、スロバキアリンク、寧波、セパンの全4戦が予定されている。各ラウンドの指定された日時に予選と2ヒートの決勝レースが争われる。
このうちトップランカーたちが集う“サーバー1レース”は、FacebookやYouTubeなどでライブストリーミングが実施され、シリーズ勝者にはタグホイヤー製ウォッチも贈呈される。
この『プレシーズンEスポーツWTCR』にエントリーする2019年王者ミケリスは、母国ハンガリーではレースシムで実績を積み、その後サーキットでの本格的キャリアをスタートさせたドライバーとしても知られており、このイベントに対しても意欲的な姿勢を示している。
「そう、かれこれ10年以上も前になるけれど、僕は自宅の椅子に座ってレーシングカーをドライブすることを夢見ていたんだ」と語ったミケリス。
「でも僕が置かれた家庭環境のことを考えると、18歳の時点でそれを実現するのは難しいだろうことに気づいてしまった。でも21歳になったとき、急きょテストに招待されたんだ。まさかゲームの結果から本物のレーシングカーに乗れる日が来るなんて思ってもみなかったし、それが初めての経験だった」
「そこからは年を追うごとになんとかステップアップすることができた。ハンガリー出身の自分が、ワークスシートを手に入れることさえ信じられない出来事だからね。それからはいくつかのレースで勝つことができ、2度も世界タイトルを懸けて争うという貴重な経験を積むこともできたんだ」
そんなミケリスを筆頭に、現在10名のWTCR経験者がデジタルシリーズへの参戦を表明しており、ミゲル・アズコナ(セアト・クプラTCR)、ケビン・チェコン(アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR)、ヤン・エルラシェール(Lynk&Co 03 TCR)、ルカ・エングストラー(ヒュンダイi30 N TCR)、ネストール・ジロラミ、エステバン・グエリエリ(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)、マット・オモラ(ヒュンダイi30 N TCR)、ニールス・ラングフェルド(アウディRS3 LMS)、そしてティアゴ・モンテイロ(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)の豪華ドライバー陣が名を連ねる。
大会規則は、各ラウンドのタイムアタック上位20名がトップサーバーでの予選に進出し、その上位10名が現役WTCRドライバー10名と"サーバー1レース"を戦う権利を得る。以下、タイムアタック21~44位がサーバー2、45~68がサーバー3、69~92位がサーバー4でのレースへと割り振られる。
獲得ポイントは2019年のEスポーツWTCRのサーバー1レースと同様に、予選上位5名、決勝上位15名に与えられ、サーバー2以下はノーポイントレースとなる。タイヤの磨耗やペナルティ、BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)は実際に反映され、セットアップや燃料消費、ピットなどはオフの設定が適用される。
スケジュールは第1戦ハンガロリンクが3月25日からタイムアタックを開始しており、3月31日に予選終了、4月6日決勝。第2戦スロバキアリンクは3月31日オープンで4月20日決勝、第3戦寧波国際サーキットが4月14日開始、5月4日決勝、第4戦セパンは4月28日開始、5月18日決勝となっている。
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