■タフな外装と豪華内装で大きく進化!
いすゞのオーストラリア法人、いすゞUTEオーストラリア(IUA)は2024年4月26日、マイナーチェンジを実施した新型ピックアップトラック「D-MAX」2024年モデルを、5月1日より発売すると発表しました。
内外装デザインを大きく変更したほか、先進運転支援機能をアップデートするなど、多岐にわたる改良を施しています。
【画像】めちゃカッコいい! いすゞ「新型D-MAX」を画像で見る(30枚以上)
1トン積みピックアップトラックのD-MAXは、2002年の初代デビュー以来、アジア、欧州、中東、アフリカ、中南米、オセアニアなど100か国以上の国と地域で販売されているいすゞのグローバル戦略車です。
2019年にフルモデルチェンジを実施した現行型で3代目となります。
大規模なマイナーチェンジを実施した新型は2023年10月にタイで世界初公開されたもので、今回オーストラリア市場の導入が始まりました。
外観デザインは、「剛」(STRONG & AGGRESSIVE)、「駆」(SPORTY)、「進」(FUTURISTIC & DIGITAL)をコンセプトに、空力性能も追及され、より力強く、よりスポーティな印象になりました。
ボディサイズは、全長5310mm×全幅1880mm×全高1810mm、ホイールベース3125mm(X-TERRAIN Crew Cab Ute 4×4)。
ボディタイプは「Crew Cab(クルーキャブ:ダブルキャブ)」のほか「Space Cab(スペースキャブ)」、「Single Cab(シングルキャブ)」が設定され、幅広い選択肢を用意します。
パワートレインは、3リッターまたは1.9リッターの直噴DOHCディーゼルターボエンジンで、トランスミッションは6速ATまたは6速MTが選択可能。駆動方式は後輪駆動(FR)に加えて四輪駆動(4WD)を設定します。
内装デザインのコンセプトは「靭」(STRONG & SUPPLE)、「麗」(HIGH-CLASS & SOPHISTICATED)で、スイッチやシート素材の見直しを通じて、操作性と高級感の向上が図られました。
渋滞時の前車追従走行をはじめとするADAS(先進運転支援機能)の拡充も図られ、新世代ステレオカメラを新たに採用し、衝突被害軽減ブレーキの作動制御をより緻密化したほか、フロントガラスの曇りによる未作動を防止するためカメラレンズの周囲に電熱線が追加されました。
このほか、インフォテイメントシステムも更新され、9インチタッチスクリーン式センターディスプレイはスマートフォンとの接続を強化したほか、4WDモデルでは傾斜計や4X4ドライブモードがシステムに統合され、画面上から機能設定を可能としています。
IUA マネージング ディレクターの松井 淳太氏は、新型D-MAX 2024年モデルについて次のように話します。
「今回のアップデートは、現地デビュー以来、 D-MAXの最も広範的なアップデートとなります。
オーストラリアでトップクラスの販売台数を誇るD-MAXは、優れたコストパフォーマンスを誇り、新たな安全装備の追加により、すべてのモデルにセグメントをリードする安全装備が標準装備され、オーストラリアで最も安全なクルマのひとつに生まれ変わりました。
2024年型D-MAXは、オーストラリア市場に特化した仕様となっているだけでなく、過去3年間にメディアや顧客から寄せられたフィードバックに影響を受けてデザインも変更されています」
D-MAXは2023年、オーストラリアにおいて3万1202台を販売して市場シェア12.2%を獲得し、同国で3番目に売れたUTE(ピックアップトラック)となりました。3万台を超える販売もD-MAXで初の快挙だといいます。
それだけにIUAにとっても、新型D-MAXに寄せる期待は大きなものとなっているようです。
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