フライングスパーのボンネットに輝く翼を持った“B”
ベントレーのボンネットに輝く「フライングB(Flying B)」は、卓越した性能を誇る自動車の象徴として知られている。そのフライングBが、ベントレーの新型4ドアサルーン「フライングスパー」においてリニューアルされることになった。3世代目へと進化した新型フライングスパーでは、完全に新開発されたフライングBが採用されている。
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ボンネットのフライングBは約90年前、1930年製「8リットル」で初採用された。当時、ボンネットのマスコットは一般的ではなく、購入者は追加で5ギニーを支払うことでオプションとして選ぶことができた。もともとフライングBは、ベントレーの創立者であるW.O.ベントレーが採用したエンブレム「ウイングB」を補うものとして登場している。
Bentley Flying Spur
ベントレー フライングスパー
自動でせり上がり、美しく点灯する新たなフライングB
2019年、ベントレーが創立100周年を迎えたことを記念し、マスコットは次の世紀に向けてデザインが変更されることになった。新たなフライングBは、ドライバーが近づくとマスコットが自動でせり上がり美しく点灯する。
新型フライングスパーは、6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンを搭載。スポーツサルーンの俊敏性に加え、現代のリムジンに求められる洗練さを兼ね備えている。イギリスで設計され、イギリスのクラフトマンシップを備えた熟練工によりハンドメイドで製造。この秋から受注がスタートし、2020年からのデリバリーを予定している。
チャールズ・サイクスにより考案されたフライングB
オリジナルのフライングBは、ロールス・ロイスの「ウイングド レディ」も製作した彫刻家のチャールズ・サイクスによって考案された。彼はクルマの左右どちらのサイドからも同じように見える、翼をもったアルファベットの“B”を作り上げている。
この立体的なフライングBは、前述のように1930年代初頭の「8リットル」で初めて登場したが、オプションとして設定されていたこともあってあまり人気がなく、ベントレーはマスコットの廃止を検討する。
そして1935年に『オートカー』誌上で、フライングBに替わる独自のデザインを考案するコンテストが開催された。50ポンドの賞金が掛けられていたものの決め手となるアイデアはなく、次点に選ばれた作品に25ポンドずつが与えられたのみ。結果的にフライングBは生き残ることになったのである。
第一次世界大戦後に登場したフラットなウイングBバッジ
最初期のベントレーにはボンネットに立体的なマスコットは配されていなかった。その代わりに、第一次世界大戦後からイギリス人アーティストのF.ゴードン・クロスビーによってデザインされた、翼を模したベントレーバッジが装着されている。
イラストレーターのクロスビーは、人生のほとんどを『オートカー』誌で働いてる。彼は独学で絵画を学び、華やかなタッチの水彩画でロードレースやサーキットレースを描くユニークなスタイルを持っていた。自動車をテーマにしたアーティストとしては英国の祖と言える人物だ。
このウイングBバッジは、過去100年にわたっていくつかの色が組み合わせられた。最初はレッド、次にグリーン、ブルー、ブラックが登場。今日もこのウイングバッジは、ベントレーの卓越したエレガントさを象徴し続けている。
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