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Jeep Wrangler──駐車場に戻ると嬉しくなる 愛嬌たっぷりな相棒グルマ

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Jeep Wrangler──駐車場に戻ると嬉しくなる 愛嬌たっぷりな相棒グルマ

「クルマは機械で、移動の道具だ」という意見もある。けれども、道具だと思って使っているうちに、いつの間にか心が通い合うようなクルマも存在する。今月は、つい感情移入をしてしまう、そんなキャラクターを持ったクルマにフォーカスする。サブスクやカーシェアリングのこれからの時代、こんな愛されキャラしか生き残れない!? こんかいはジープ・ラングラーの魅力に迫る! 

Cars with Smiles男らしさの極み
この相棒に進めない道はない

2114万円の「G63」はなぜ売れまくるのか?

「じぶん、不器用ですから」という武骨でぶっきらぼうなタイプなのに、ピンチのときには颯爽と現れて助けてくれる。ジープ・ラングラーは、そんなキャラクターのクルマだ。いや、正確には「だった」と書くべきか。2018年のフルモデルチェンジで、乗り心地やハンドリングが大幅にリファインされたのだ。もう舗装の荒れた路面でも内臓が揺さぶられるような突き上げは感じないし、タイトなコーナーでもギクシャクしない。エンジンもスムーズだし、8段ATはいかにも効率よさそうにエンジンの力をタイヤに伝える。

一方で、はしご型のフレームを軸にした屈強なボディ構造や、副変速機付きの本格的な4駆システムといった伝統は維持。機能は進化したから、悪路の走破性能は高くなった。スマホと連携するなどインテリアこそイマっぽくなったけれど、エクステリアはいままでと同様にラギッドな雰囲気だ。

つまり武骨な人だと思って話しかけたら意外とソフトなインテリで、でもいざとなったらべらぼうに腕っぷしが強いという、「惚れてまうがな!」というキャラがジープ・ラングラーなのだ。西島秀俊か。

カッコを大きく変えなかったことや悪路での性能など、長年のジープ・マニアは納得。名前とカッコで選んだビギナーが乗っても、もうゴツゴツしない。ジープ・ラングラーは、みんなをハッピーにしてくれる。

Cars with Smilesジープ・ラングラー2ドアのSPORT(受注生産)と4ドアのUNLIMITEDの2つのボディを持つ。エンジンは3.6ℓのV6または2ℓの直4ターボで、8段ATを介して4輪を駆動する。4駆システムには手動で切り替えるパートタイム式4駆に加え、ジープ・ラングラーとして初めてフルタイム4駆を採用。スペックはUNLIMITED RUBICONのもの。

SPEC 全長×全幅×全高:4870×1895×1850mm ホイールベース:3010mm   車両重量:2050kg 乗車定員:5名  ¥6,120,000

Photos ウツミ Utsumi / Words サトータケシ Takeshi Sato

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