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【フォルクスワーゲン新型 T-Roc 試乗記】 「R」の大トルクが放つ魅惑の存在感

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【フォルクスワーゲン新型 T-Roc 試乗記】 「R」の大トルクが放つ魅惑の存在感

2022年7月にフォルクスワーゲンのクロスオーバーSUV「T-Roc」がマイナーチェンジを行ない、同時にスポーツモデルの「T-Roc R」の導入を発表している。今回、そのマイナーチェンジしたT-Rocと初導入となったT-Roc Rに試乗してきたのでお伝えしよう。

マイナー チェンジと同時に国内初上陸した「T-Roc R」マイナーチェンジをしたT-Rocは2017年にドイツでデビュー。発売から4年で100万台を超えるヒット商品で、国内導入は2020年とやや遅れての登場だった。したがって、本国ではデビューから4年が経つタイミングでのマイナーチェンジだったが、国内では導入からわずか2年でマイナーチェンジを迎えることになった。

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しかし、今回のマイナーチェンジはインテリアの質感変更といったことが中心で、ダイナミック性能やエクステリアの見た目での大幅な変更はなかった。そのエクステリアでは前後バンパーが新デザインとなり、グリルにはLEDのクロスバーが左右に配されている。印象が異なるレベルではアンダーガードのトリムがシルバーになったためSUV感が強めに感じられるようになったことか。

リヤ周りでは流れるウインカー「ダイナミック・ターンインジケーター」の採用とバンパーデザインが新デザインに変更されている程度だ。

★が今回のマイナー チェンジで新デザインになった箇所今回のマイナーチェンジでのメインとも言えるのがインテリアのデザインで、インフォテイメント系ディスプレイの配置変更、それに伴うエアコン吹き出し口の変更、操作パネル、ドアトリム、シフトノブ、ステアリングを変更していることだ。より上質なインテリアを目指した変更となる。

大幅に刷新され質感がアップしたインテリアダッシュボードはソフト素材をダッシュパネル、ドアパネルに使い狙い通り上質な印象に変わった。またクライメートコントールをタッチコントロール式に変更し、ステアリグスイッチもタッチ式に変更している。これらはフォルクワーゲン全体でタッチ式を採用している傾向があるが、実際の使用感としては使い勝手がいいとは感じにくいものだ。やはり、運転中に操作する類なので、操作感が大事であり、操作が正しく行なわれたのかを目視で確認することも度々あり、好ましいとは言いづらい。

運転支援システムも最新のバージョンにアップデートされた。同一車線内全車速で支援する「トラベルアシスト」が全車標準装備になったことは嬉しい。またワンタッチで作動する点は使い勝手が良く好ましい。

そのほか快適装備ではスマホのワイヤレス充電も全車標準装備になったことやエントリーグレード以外にはパワーテールゲートも装備され、ひとクラス上の装備がもはやこのクラスにも標準化されるように変化してきている。

パワートレインは先代モデルと変更がない。ただし、当サイトで試乗記を掲載した時点ではガソリンモデルがラインアップする前だったが、現在はディーゼルモデルとの2タイプのパワートレインがある。

ガソリンは1.5L TSIに7速DSGで110kW(150PS)/250Nmというスペック。ディーゼルも変更なく2.0L TDI 110kW/340Nm。

「R」の強烈トルクに思わず…

「T-Roc R」ボディカラーはイリジウムグレーメタリック新たに導入されたT-Roc Rは、2.0L TSIのEA888型evoを搭載し、211kW(300PS)/400Nmとコンパクトクラスに400Nmは強烈な大トルクであることがわかる。これに7速DSGと4MOTIONの仕様になっている。

ボディサイズは通常のT-Rocとほぼ同じで全長4245mm、全幅1825mmで全高のみ1570mmで20mm低くなっている。ホイールベースも同じ2590mmだ。少し小さいT-Crossと少し大きいティグアンとの中間サイズでコンパクトなB+セグメントに分類される大きさだ。

インテリアはナッパレザーの黒いシートに、「R」のロゴがあり、またステアリングにも「R」ボタンを設置するなど、ドライバーのモチベーションアップにつながる演出が好ましい。

2.0L TSIエンジンは300PS/400Nmを発生R専用ナッパレザーシート試乗してみると19インチサイズのタイヤ&ホイール、低くなった全高、太いステアリングなどから、クロスオーバーSUVを運転している感覚よりゴルフに乗っている雰囲気。しかも高いボディ剛性を容易に感じることができ、すべてがしっかりとした剛性感、かたまり感が得られるので安心感が強い。

だから安心してアクセルが踏み込めるが、400Nmの加速は強烈で思わずニヤけてしまう。アダプティブシャシーコントロールも搭載され、エンジンレスポンスやピックアップポイントの変更のほか、サスペンションの引き締まり、ステアリングの手応えも変わりレーシーな気分で盛り上がれる。

ブルーのブレーキキャリパーを装着4つのドライブモードドライブモードもスポーツ、エコ、コンフォート、インディヴィデュアルとあり、エンジンサウンドも心地よく響き渡りスポーツドライブが楽しめる。サウンドといえばマフラーは左右4本出しで、リヤナンバープレートの上には「R」のエンブレムが据付られている。

通常のT-Rocとは見た目でそれほど大きな違いはないエクステリアデザインなのだが、このリヤビューは「おっ!」と思わせるに十分なインパクトがある。日本人が大好きな「控えめながら脱ぐと凄いです系」の演出は高評価ポイントだ。

価格

諸元表

ポッドキャスト

新型 T-Rocをフィーチャーしたラジオ番組 FMヨコハマ「THE MOTOR WEEKLY」はポッドキャストからもお聴き頂けます。

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みんなのコメント

2件
  • この前試乗して来ました。
    乗り心地、パワー申し分なく良い車でした。
    ただ値段が高すぎて手が出ません。
    T-ROK GTIってのがあればなぁ〜!
    買える人が羨ましいです。
  • 高齢者対策が甘そう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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