現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 41台が参加したスーパー耐久富士公式テストが開催。シーズン開幕に向けて各車が精力的に周回を重ねる

ここから本文です

41台が参加したスーパー耐久富士公式テストが開催。シーズン開幕に向けて各車が精力的に周回を重ねる

掲載
41台が参加したスーパー耐久富士公式テストが開催。シーズン開幕に向けて各車が精力的に周回を重ねる

 2月23日、静岡県の富士スピードウェイで41台が参加する2023年スーパー耐久シリーズの公式テストが開催された。

 テストは朝から晴天となり、日中は暖かさも感じる陽気のなかで行われた。この日は日中に1時間のセッションが3回実施され、17時50分から恒例となった夜間練習走行のセッションが2時間にわたって行われ、1カ月後に控えたシーズン開幕に向け、各車とも積極的に周回を重ねた。

液体水素搭載のGRカローラがスーパー耐久公式テストに登場。新たな画期的挑戦が始まる

 FIA-GT3車両で争われるST-Xクラスは4台がエントリー。2022年のチャンピオンであるHELM MOTORSPORTSは1月の東京オートサロン2023でお披露目されたゼッケン1番をつけ、鳥羽豊、平木湧也、平木玲次の3人がそれぞれステアリングを握った。夜間走行練習もしっかりと走り込むなど精力的に周回を重ねていた印象だった。

 また、昨年のST-Zクラスを制したTEAM 5ZIGENだが、今年はST-XクラスにスイッチしニッサンGT-RニスモGT3でテストに参加。まだ完全にカラーリングが施されている状態ではなかったが、この日はセッション3で総合ベストとなる1分39秒095をマークし、各セッションとも順調に走り込んでいた。

 久しぶりにスーパー耐久にエントリーを表明したKCMGは、カーボン地のままのホンダNSX GT3でテストを実施。リザルトでは上位に食い込むことはできなかったが、総合結果ではトップから0.7秒以内につけるなど、いきなり高いパフォーマンスをみせていた。

 そしてROOKIE Racingの3台目となる中升 ROOKIE AMG GT3も、28号車ORC ROOKIE GR86 CNF conceptや32号車ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptと同様のカラーリングを施してテストに登場。どのセッションでもトップ3に入る安定した走りをみせていたほか、夜間練習走行のセッションでも終盤まで走り込みを行っていた。

 GT4車両で争われるST-Zクラスは9台が参加。なかでも、BUZZ KOTA RACINGのマクラーレン570S GT4は、マクラーレンのGT4車両がスーパー耐久に参戦するのは初めてということもあり、注目を集めていた。

 おなじくST-Zクラスに2023年初参戦するナニワ電装TEAM IMPULも、テスト前日に富士スピードウェイ現地でニスモからチームにマシンが引き渡され、そのままシェイクダウンを済ませ、今回のテストでも積極的に周回を重ねていた。

 最終的にST-Zクラストップでテストを終えたのは、1分46秒901のベストタイムをマークしたHitotsuyama Audi R8 LMS GT4。全9台が2秒以内にひしめく結果となった。

 ST-TCRクラスは、2022年まで97号車として走っていたホンダ・シビック・タイプR TCRがテストに参加したが、タイミングモニターでは5号車として計測が行われていた。

 ST-1クラスは、2022年も熾烈なバトルを繰り広げたシンティアム アップルKTMと、D’station Vantage GT8Rの2台が参加。1分46秒034を記録したKTMがクラストップとなった。なお、この2台は日中の3セッションのみでテストを終え、夜間走行は参加しなかった。

 ST-2クラスは3台がエントリーしたが、昨年このクラスを制したKTMS GR YARISが1分51秒528でトップにつけた。ST-3クラスはraffinee 日産メカニックチャレンジZの1台のみがエントリー。合計61周を走りこみ、1分52秒615を記録している。

 ST-4クラスは3台のトヨタGR86がテストに臨み、TOM’S SPIRIT GR86が1分55秒324でクラストップタイムを記録。9台が参加したST-5クラスでは、セッション1でLOVEDRIVEロードスター、セッション2でTHE BRIDE FIT THE BRIDE YARISがストップしてしまい、それぞれ赤旗が出されたが、それ以外は大きなアクシデントもなくセッションが進行した。最終的にTEAM NOPROのDJデミオが2分04秒294でクラストップにつけた。

 また、17時50分からの夜間練習走行では、富士24時間の参戦経験が豊富なチームは参加しない場面もあったが、新型マシンを導入したチームなどはセッション終盤まで走行を続けデータ収集に努めていた。

 注目のスーパー耐久シリーズの2023年シーズンは3月18~19日に三重県の鈴鹿サーキットで開幕する。

関連タグ

こんな記事も読まれています

異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
くるまのニュース
333馬力の4気筒ターボ VW最強ハッチバック「ゴルフR」改良 12.9インチ・スクリーン標準装備
333馬力の4気筒ターボ VW最強ハッチバック「ゴルフR」改良 12.9インチ・スクリーン標準装備
AUTOCAR JAPAN
ベントレーが女子大学生を本社クルーに招待する理由とは? 女性のSTEM教育を強化して製造業への関心を高めてもらうためでした
ベントレーが女子大学生を本社クルーに招待する理由とは? 女性のSTEM教育を強化して製造業への関心を高めてもらうためでした
Auto Messe Web
【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
AUTOCAR JAPAN
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
レスポンス
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
グーネット
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
AUTOSPORT web
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
くるまのニュース
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
Auto Messe Web
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
WEB CARTOP
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
motorsport.com 日本版
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
レスポンス
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
GQ JAPAN
ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ、静粛性、乗り心地、安全性能が大幅に向上
ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ、静粛性、乗り心地、安全性能が大幅に向上
@DIME
【MotoGP】プラマック、ドゥカティ陣営から離脱&ヤマハサテライトチームへ!? オランダGPで発表予定との情報
【MotoGP】プラマック、ドゥカティ陣営から離脱&ヤマハサテライトチームへ!? オランダGPで発表予定との情報
motorsport.com 日本版
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
くるまのニュース
無塗装アルミボディがクール! 軽自動車枠のスポーツカー 新型「スーパーセブン600」に 日本専用の“クラシックエディション”登場
無塗装アルミボディがクール! 軽自動車枠のスポーツカー 新型「スーパーセブン600」に 日本専用の“クラシックエディション”登場
VAGUE
【MotoGP】アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
【MotoGP】アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村