1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ブガッティ シロンだ。
ブガッティ シロン(BUGATTI CHIRON:2016~2022)
フォルクスワーゲン グループ傘下のブガッティ オートモビルが、2000年に発表したヴェイロンに次ぐ、ハイパースポーツカー第2弾として「シロン」をワールドプレミアしたのは、2016年のジュネーブ モーターショーだった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
スタイリングはヴェイロンのそれを進化させながら、第1世代のブガッティ タイプ57クーペ アトランティークなど往年の名車をデザインのモチーフに取り入れた気品あるもの。ボディサイドのCカーブも特徴的で、これは1500psを発生するエンジンの熱を効果的に冷却するためのエアインテークにもなっている。
シャシはレーシングカー並みの剛性を誇るフルカーボン構造だ。ボディの外板にはマグネシウム合金も採用されるなど、さまざまな軽量化が図られてはいるが、1500psと400km/hオーバーのスペックを達成するため車重は1995kgとヴェイロンよりも100kg以上も重くなった。
2000年代初頭にヴェイロンが登場したとき、最高出力は1001ps、最高速は400km/hオーバーという性能は、いささか空想的に思えたし、実際問題として量産化は難航した。ところがそれから15年ほどの年月を経て発表された後継車たるシロンは、それに懲りるどころか、最高出力は1.5倍の1500psにまで増大されている。しかも、W16 DOHCに4基のターボを装着というエンジンの基本構成を変えることなく、成し遂げたのだった。
公称の最高速は420km/hが上限とされているが、タイヤさえ耐えられるのなら、さらにもう数10km/hは伸ばせると見られている。市販車最速を目指したシロン スーパースポーツは2019年に304.77mph(約490.5km/h)を記録している。ちなみに、スピードメーターは500km/hまで刻まれている。
1500psというスペックはドラッグレーサーならありうるだろうが、シロンは文化的で普通にふるまえる完成度を誇る。計り知れない速さと超豪華さを併せ持つモンスターマシン、シロンは全世界500台限定で生産され、前述のスーパースポーツなどスペシャルモデルも何車種か登場した。発表当時、価格は260万USドルもしくは240万ユーロ(およそ3億円)とされていた。
ブガッティ シロン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4544×2038×1212mm
●ホイールベース:2711mm
●車両重量:1995kg
●エンジン種類:W16 DOHC+クワッドターボ
●総排気量:7993cc
●最高出力:1500ps/6700rpm
●最大トルク:1600Nm/2000ー6000rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・100L
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●タイヤサイズ:前285/30ZR20、後355/25ZR21
[ アルバム : ブガッティ シロン はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント