2022年1月7日にデザインが公開され、今春発表発売予定の新型ステップワゴン。2月4日に一部ホンダディーラーにて予約受付が開始された。グレード構成は、素のグレード「エアー」、エアロタイプの「スパーダ」、そして最上級仕様として「スパーダプレミアムライン」が用意され、それぞれに1.5L+ターボの純ガソリン仕様と、2.0L+モーターのハイブリッド仕様が用意される。
この新型ステップワゴンの価格情報と、すでに販売されているノア/ヴォクシーの価格や装備、下取り価格はどうなるかなどを比較して、どちらがいいか迷っている読者の皆さまへ向けてそれぞれの特徴やポイントをいち早く検証してみた。
文/萩原文博、写真/ベストカー編集部
販売台数ほど人気に差がなく高い残価率を誇る
ステップワゴンエアーの外観
モデル末期だった2021年の新車販売台数を見てみると、ヴォクシー7万85台、ノア4万4211台の合計11万4296台。対してステップワゴンは3万9247台と大差をつけられていた。
ただ、新車の販売台数では差がついているが、各モデルの2019年式2WD車の買取価格と新車からの残価率を調べてみると…、
ヴォクシーハイブリッドZS約223万円(残価率約73.6%)
ヴォクシー2.0ZS約207万円(残価率77.9%)
ヴォクシーハイブリッドV約203万円(残価率約69.7%)
ヴォクシー2.0V約163万円(残価率63.1%)
ステップワゴンスパーダハイブリッドGホンダセンシング約240万円(残価率78.9%)
ステップワゴンスパーダホンダセンシング約210万円(残価率78.9%)
ステップワゴンGホンダセンシング約163万円(残価率66.9%)
上記のようにヴォクシーよりもステップワゴンのほうが、買取価格が高くなっているのだ。特にハイブリッドで比較すると断然ステップワゴンのほうが上。したがって、新車の販売台数こそ大きく差を付けられているが、中古車市場での人気はヴォクシーとステップワゴンは拮抗していることがわかる。
これは新型になっても大きく変わることはないはず。これを踏まえて新型ノア/ヴォクシーと新型ステップワゴンの価格などを比較してみる。
ボディサイズは全車3ナンバーに統一し、全長はステップワゴンのほうが長い
ステップワゴンスパーダのサイドビュー
まずボディサイズだが、新型ノア/ヴォクシーはTNGAプラットフォームの採用により、これまでの標準車5ナンバー、エアロ系3ナンバーというモデル体系ではなくなり、全車3ナンバーボディに統一されている。
新型ノア/ヴォクシーのボディサイズは全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mm(4WD車は1,925m)となっている。
一方、新型ステップワゴンはエアーが全長4,800mm×全幅1,750mm×全高1,840mm(4WD車は1,855mm)。スパーダは全長4,830mm×全幅1,750mm×全高1,840mm(4WD車は1,855mm)だ。
全長はステップワゴンのほうがエアーで105mm、スパーダで135mm長い。全幅は20mm大きく、その一方で全高は2WD車で55mm、4WD車は70mm低く、ワイド&ローのフォルムとなっている。
全長の長さは室内空間の広さにリンクするため、新型ステップワゴンは日産セレナを超えてクラストップの室内長を実現している可能性がある(詳細なデータは発表前のため未詳。正式発売後にじっくり比較します)。
ステップワゴンのパワートレインは先代からのキャリーオーバーが濃厚
ステップワゴンスパーダの外観
ノア/ヴォクシーに搭載されているパワートレインは、2L直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+CVT。そして、電動モジュールをすべて刷新し、モーター・バッテリーの高出力化とシステムの高効率化を両立した1.8Lエンジンのハイブリッドシステムを搭載。
一方のステップワゴンは先代と同じ1.5L直列4気筒ターボエンジン+CVT。そしてe:HEVと呼ばれる2.0L直列4気筒ガソリンエンジンと駆動・発電を行う2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載される予定だ。
ノア/ヴォクシーのハイブリッド2WDモデルはWLTCモード燃費で23.4km/Lを達成しており、先代ステップワゴンのハイブリッドモデルは20.0km/Lだったので、どこまで迫れるかがポイント。
しかし、ノア/ヴォクシーがハイブリッド車でも4WDが選べるようになったのに対して、ステップワゴンのハイブリッドは2WDのみというのは厳しいところ。雪国需要も考えると、発表後にぜひ追加してほしい。
ノア/ヴォクシーより価格設定が高いステップワゴン
先代の特長だったわくわくゲートは廃止されている
そして注目の価格だが、ノアはX 2WDの267万円~ハイブリッドS-Z 4WDの389万円。ヴォクシーはS-G 2WDの309万円~ハイブリッドS-Z 4WDの396万円となっている。売れ筋となりそうなノア2.0G 2WDは297万円。ハイブリッドG 2WDは332万円。ノア2.0S-Z2WDは351万8000円、ハイブリッドS-Z2WDは367万円となっている。
ベストカーWeb編集部が入手した新型ステップワゴンの価格は、エアーの1.5Lターボ車2WD 7人乗りが299万8600円。ハイブリッド2WD7人乗りが338万2500円。スパーダ1.5Lターボ車2WD 7人乗りが325万7100円、ハイブリッド2WD7人乗りが364万1000円。そして最上級モデルのスパーダプレミアムラインハイブリッド2WD7人乗りが384万6700円となっている。
このように比べてみると、ノア/ヴォクシーよりもステップワゴンのほうが、価格設定が若干高くなっているように見える(パワートレインと駆動方式で揃えると約6万~15万円程度)。
プラットフォームだけでなく、パワートレインも一新したノア/ヴォクシーに対して、パワートレインがキャリーオーバーのステップワゴン。となると、先代モデル以上にセールスに差がついてしまう可能性は否定できない。
(編集部注…新型ヴォクシー/ノアは下位グレードだと電動スライドドアが片側(助手席側)のみで、新型ステップワゴンは全車標準装備で両側電動スライドドアなので、その差が出たかたちとも言えます。たとえば新型ノアに両側電動スライドドアをオプション設定すると、車両本体価格はほぼ同一となります。ホンダ側が揃えてきている可能性も高し。ここらへん、正式発表後にあらためてじっくり比較いたします。また両車はフロントマスクのデザイン思想がほぼ真逆で、新型ステップワゴンが「素うどん的な魅力」だとすると新型ヴォクシー/ノア(のエアロ仕様)は「こってり背脂マシマシとんこつラーメン的な魅力」といえるため、そういった好みの違いが販売の差にどう出るか、楽しみです)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント