レッドブルの2023年型F1マシンRB19の発表イベントで、フォードと提携することが発表された。フォードはレッドブル・パワートレインズをサポートする形で、2026年からの新レギュレーション下でのパワーユニットを開発していくことになるという。
フォードは実に久々のF1復帰となるが、F1活動と並行して、現在参戦中のWRC(世界ラリー選手権)やNASCARなど、他のカテゴリーのモータースポーツにも、引き続き注力していくという。
■契約交渉は”簡単”だった? レッドブルF1代表、フォードとのPU提携はWin-Win「EVの知識やリソースを活用できる」
WRCでフォードは、Mスポーツが走らせるPuma Rally1 HYBRIDを開発。トヨタ、ヒョンデと共に参戦する3メーカーのうちのひとつとなっている。この他にもアメリカのNASCARやオーストラリアのスーパーカー・シリーズでも、フォードのマシンが走っている。
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フォード・パフォーマンスのグローバル・モータースポーツ・ディレクターであるマーク・ラッシュブルックは、F1参戦によって他のカテゴリーのレースに影響を及ぼすことはないと語った。
「私が言えることは、我々のモータースポーツ計画において、F1への復帰は独立した決定だったということだ」
そうラッシュブルックはそう語った。
「我々は世界中のモータースポーツに非常に力を入れている。世界中の様々なレベルのレースで、マスタングに焦点を当てるという点で、戦略を変更した。ブロンコやレンジャーなどのオフロードレースでもそうだ。そしてプーマのRally1を含め、オフロード戦略の一環としてフィエスタの完全なピラミッドを構築した」
「そして今では、F1はおそらくそれら全ての中で最もグローバルなリーチをもたらすはずだ。そして電動化が進み、これが現在の第4の柱になる」
「我々はモータースポーツのサイクルに関する計画の一部としてこれら4つの柱を持っている。この我々のプログラムを、変更するつもりはない」
なお奇しくもMスポーツのマシンも、レッドブルのカラーリングが施されており、F1、WRC共に、フォードとレッドブルがガッチリとタッグを組んでいくという姿勢が見てとれる。
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