「ホンダ・センシング・エリート」搭載
ホンダは、「ホンダ・センシング・エリート」を搭載した新型「レジェンド」を2021年3月5日に発売する。
【画像】レベル3市販化【ホンダ・レジェンドを詳しく見る】 全33枚
ホンダは道を使う誰もが事故に遭わない社会の実現をめざし「セーフティー・フォー・エブリワン」のスローガンのもと、安全技術の研究・開発に取り組んできた。
人間の好奇心を後押しし、すべての人が心から安心して、自由に移動できる社会、そんな喜びある未来を見据え、先進安全技術の新たな1歩としてホンダ・センシング・エリートを搭載したレジェンドを発表したという。
ホンダ・センシング・エリートは、現在、ホンダ車で展開されているホンダ・センシングの中でも「エリート」、すなわち精鋭・優れた技術の象徴として命名された。
とくに「トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)」は、ホンダが国土交通省より自動運行装置として型式指定を取得した自動運転レベル3:条件付自動運転車(限定領域)に適合する技術。
ハンズオフ機能付車線内運転支援機能で走行中、渋滞に遭遇すると、一定の条件下でドライバーに代わってシステムが周辺を監視しながら、アクセル、ブレーキ、ステアリングを操作する。
システムは先行車の車速変化にあわせて車間距離を保ちながら同一車線内を走行、停車、再発進。ドライバーはナビ画面でのテレビやDVDの視聴、目的地の検索などのナビ操作をすることが可能となる。
車両制御においては3次元の高精度地図や、全球測位衛星システム(GNSS)の情報を用いて、自車の位置や道路状況を把握し、多数の外界認識用センサーで周囲360°を検知しながら、車内のモニタリングカメラでドライバーの状態を見守る。
さまざまな情報をもとにメインECUが認知・予測・判断を適切におこない、アクセル、ブレーキ、ステアリングを高度に制御してスムーズな運転操作を支援する。
システム開発においては安全性・信頼性を最も重視し、リアルワールドでのシチュエーションを想定しながら約1000万通りのシミュレーションを重ね、同時にテスト車両を用いて高速道路約130万kmを走行する実証実験をおこなった。
万が一いずれかのデバイスに何らかの不具合が生じた場合の安全性・信頼性にも配慮した冗長設計が取り入れられているという。
自動運行装置搭載車をアピール
緊急時停車支援機能を搭載し、ドライバーがシステムからの操作要求に応じ続けなかった場合、左車線へ車線変更をしながら減速・停車を支援する。
トラフィックジャムパイロット・ハンズオフ機能の終了時、システムからの操作要求に応じなかった場合、警告音を強め、シートベルトに振動を加えるなど、視覚、聴覚、触覚によってドライバーに操作要求に応じるよう、さらに促す。
それでも、ドライバーが操作要求に応じ続けなかった場合は、ハザードランプとホーンで周辺車両への注意喚起をおこないながら、減速・停車を支援。路肩がある場合は、左側車線に向かって減速しながら車線変更を支援する。
エクステリアの専用装備としては、ブルーアクセサリーランプと専用アルミホイールを採用し、数多くのセンサー類も目立たないように内蔵する。
自動運行装置搭載車であることをさりげなく主張しながら、フラッグシップセダンとしての品位と風格を高めたという。
また、インテリアの専用装備には配置、大きさ、色、明るさなどにこだわったホンダ・センシング・エリート表示灯と12.3インチのフル液晶グラフィックメーターを採用し、システムの作動状態、走行状況、操作要求がドライバーへ直感的に伝わるよう配慮がなされた。
生産計画台数は100台。3.5LのV6エンジンを搭載し、価格は1100万円(税込)。
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みんなのコメント
何でこんなに安っぽくてボテッとしたデザインになってしまったのでしょうか?
まるで中国製のように見えます。
どうせセダンの王道を行こうとしてもレクサスやメルセデスやBMWには負けるのだからもっとセクシーなセダンにすれば良いと思います。
居住性なんて多少無視して、薄っぺらくてワイドで品のあるデザインにしましょうよ。 2代目レジェンドみたいな。