現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ボクらのヤングタイマー列伝:第24回『メルセデス・ベンツC123』このサイズでも当時は”コンパクトなメルセデス”を謳っていたんです!!

ここから本文です

ボクらのヤングタイマー列伝:第24回『メルセデス・ベンツC123』このサイズでも当時は”コンパクトなメルセデス”を謳っていたんです!!

掲載
ボクらのヤングタイマー列伝:第24回『メルセデス・ベンツC123』このサイズでも当時は”コンパクトなメルセデス”を謳っていたんです!!

遠藤イヅルが自身のイラストともに1980年代以降の趣味車、いわゆる"ヤングタイマー"なクルマを振り返るという、かつて小社WEBサイトでひっそり!? 今回は当連載初登場となるメルセデス・ベンツから、普通に考えればW124、W201あたりが順当ですが、そこはこの連載。ちょっとだけ捻って!? C123に行っちゃいますヨ!

ボクらのヤングタイマー列伝第23回『三菱エクリプス』の記事はコチラから

6輪でも8輪でもない、魅惑の7輪生活。理性が吹き飛ぶ刺激的な最高の趣味車、1933年式『モーガン3ホイラー・スーパースポーツ』

コンパクトなメルセデス・ベンツ……って、全長4.8mくらいあるじゃん! 全然小さくないじゃん!

日本市場でメルセデス・ベンツも今やすっかり"普通のクルマ選びの選択肢"になりました。現在では、Bセグメントでスタートしてフォルクスワーゲン・ゴルフ・イーター最右翼となったAクラス(W168、169、176~)など価格的に求めやすい車種も登場。ワイドバリエーションを展開しています。

しかし190クラス(W201)が登場する直前のメルセデス・ベンツの乗用車は、片手で数えられるほどの種類しかありませんでした。しかも一番小さいモデルが現在のEクラスだから驚きです。初代EクラスたるW124は当初"ミディアムクラス"と呼ばれていましたよね。その前身W123は1976年登場ですが、W123のさらに前のW114を含め、W201が出るまではなんとコンパクトと称していました。全長4.8mくらいあるじゃん! 全然小さくないじゃん! ってツッコミ入れたくなりますが、それはSクラスに対してなので仕方ないです(笑)。"ボディは50年、エンジンは100年もつ"と謳われたほどの耐久性、華美とは違う上質さと高品質を持つことから高級車というよりは"究極の実用車"と呼ばれるW123は、メルセデス・ベンツがオーバースペックでクルマを作っていた印象とともに、現在でも中古車市場で一定の人気を持つのはご存知のとおりです。

ところで、メルセデス・ベンツはセダンをベースに常に魅力的なクーペモデルを用意しているのですが、その文法どおりにW123にもクーペ版の『C123』が存在しました。サッシュレスドア、Bピラーなし、85mm短縮した全長とホイールベース、50mmほど低められたルーフによってグッとパーソナル感が増していることが特徴です。あくまでもセダンに対する上位版2ドアクーペという位置付けなので、スポーティさを売りにしていないのもエレガント。1977年の登場時は2.3リッターの230C、2.8リッターの280C、そして2.8リッター+インジェクション版の280CEがラインナップされていました。エンジンはいずれも直6、2.8リッターはツインカムヘッドを持ちます。のちに2.3リッターもインジェクション化され、バリエーションは230CEと280CEに集約されました。日本では280CEのみが輸入されましたが、そのプライスタグは900万円以上。1970年代後半でその額はかなりの高級車になりますよね。

そういえばこれ書きながら思い出した! 確か実家に、小学生の時買ってもらった『ニッコーセミデラコン』というラジコンの280C E(レース仕様)がまだ残っているはず。C123でのレースは当時も今もあまり強い印象がなかったので、ネットでそのラジコンの写真を見たら、当時のメルセデス・ベンツのセミワークス的存在? で1980年のモンテカルロ・ラリーなどに280CEを送り込むなどして活躍していた『スクーデリア・カッセル』仕様だったことが判明。なんてマニアックなラジコンだったんだ!(笑)

こんな記事も読まれています

道路にある「謎のカメラ」一体何してる? ピカッと光る「オービス“そっくり”」だけど…何が違う? 両者の見分け方とは
道路にある「謎のカメラ」一体何してる? ピカッと光る「オービス“そっくり”」だけど…何が違う? 両者の見分け方とは
くるまのニュース
効果絶大!「尼宝線」の道路拡幅と「宝塚IC」の立体交差化で渋滞はどうなった? 今年のGWも大きな渋滞は発生せず。
効果絶大!「尼宝線」の道路拡幅と「宝塚IC」の立体交差化で渋滞はどうなった? 今年のGWも大きな渋滞は発生せず。
くるくら
ジープ初のEV『ワゴニアS』、600馬力で0-96km/h加速は3.4秒…初の一般公開
ジープ初のEV『ワゴニアS』、600馬力で0-96km/h加速は3.4秒…初の一般公開
レスポンス
米国EVメーカー「フィスカー」経営破綻! EVアンチが素直に喜べない「3つの破綻原因」とは
米国EVメーカー「フィスカー」経営破綻! EVアンチが素直に喜べない「3つの破綻原因」とは
Merkmal
メルセデス・ベンツ、「CLEクーペ」にカブリオレ 電動開閉式ソフトトップ搭載
メルセデス・ベンツ、「CLEクーペ」にカブリオレ 電動開閉式ソフトトップ搭載
日刊自動車新聞
強すぎ注意! パワフル強風で水滴、ホコリなど吹っ飛ばすエアダスター
強すぎ注意! パワフル強風で水滴、ホコリなど吹っ飛ばすエアダスター
月刊自家用車WEB
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア! 穴の空いたマフラーを交換ついでにもっとカッコイイ物にアップデートします 【vol.13】
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア! 穴の空いたマフラーを交換ついでにもっとカッコイイ物にアップデートします 【vol.13】
バイクのニュース
新車価格700万円超えが[280万円]に!? 個性派モデルに生まれ変わった[プジョー508SW]が超お得車だった
新車価格700万円超えが[280万円]に!? 個性派モデルに生まれ変わった[プジョー508SW]が超お得車だった
ベストカーWeb
内装工事の職人が仕上げたトヨタ「ハイエース」は積載方法にヒントがいっぱい!「見た目は仕事でも使える範囲にとどめています」
内装工事の職人が仕上げたトヨタ「ハイエース」は積載方法にヒントがいっぱい!「見た目は仕事でも使える範囲にとどめています」
Auto Messe Web
標識に落書きにステッカーの貼り付けは「懲役or罰金」のある罪! 善意での「勝手に修繕」もまた罪になる可能性があった
標識に落書きにステッカーの貼り付けは「懲役or罰金」のある罪! 善意での「勝手に修繕」もまた罪になる可能性があった
WEB CARTOP
ホンダ「新型コンパクトミニバン」発売! 8年ぶり“全面刷新”でめちゃ「カクカクデザイン」採用! 上質になった「新型フリード」 250万円から
ホンダ「新型コンパクトミニバン」発売! 8年ぶり“全面刷新”でめちゃ「カクカクデザイン」採用! 上質になった「新型フリード」 250万円から
くるまのニュース
F1勢力図変動中!?  高温、連戦、スプリントフォーマットで予測不能な状況に【オーストリアGP プレビュー】
F1勢力図変動中!? 高温、連戦、スプリントフォーマットで予測不能な状況に【オーストリアGP プレビュー】
Webモーターマガジン
宮田莉朋、波乱万丈のバルセロナ戦に続き「またタフな週末になる」初のレッドブルリンクへ/FIA F2第7戦プレビュー
宮田莉朋、波乱万丈のバルセロナ戦に続き「またタフな週末になる」初のレッドブルリンクへ/FIA F2第7戦プレビュー
AUTOSPORT web
マクラーレンF1代表、スペインGPの敗因にスタート直後の後退を挙げるも「戦略は変わらなかった」と主張
マクラーレンF1代表、スペインGPの敗因にスタート直後の後退を挙げるも「戦略は変わらなかった」と主張
AUTOSPORT web
「ジムニー」ファン必見! スズキ、セルロースを使用したエコなマグカップを新発売。アウトドアにもおすすめ。
「ジムニー」ファン必見! スズキ、セルロースを使用したエコなマグカップを新発売。アウトドアにもおすすめ。
くるくら
CIEL の「ドライブレコーダー YUMI」発売記念キャンペーンを7/31まで2りんかんで実施中!
CIEL の「ドライブレコーダー YUMI」発売記念キャンペーンを7/31まで2りんかんで実施中!
バイクブロス
スズキ、東京アウトドアショー2024に特別仕様車を展示! 「スペーシア パパボクキッチン」を含む3台が登場
スズキ、東京アウトドアショー2024に特別仕様車を展示! 「スペーシア パパボクキッチン」を含む3台が登場
くるくら
車を飾れるマンションってなんだ!? 千歳船橋にオープンの「LUMIEC CHITOSE FUNABASHI」
車を飾れるマンションってなんだ!? 千歳船橋にオープンの「LUMIEC CHITOSE FUNABASHI」
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

236.0247.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

279.0279.0万円

中古車を検索
エクリプスの車買取相場を調べる

三菱 エクリプスの中古車

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

236.0247.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

279.0279.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村