2024年11月5日、HONDAは電動バイクのコンセプトモデル2機種をイタリア・ミラノショー(EICMA)で初公開しました。
「EV Fun Concept(イーヴィー ファン コンセプト)」、「EV Urban Concept(イーヴィー アーバン コンセプト)」と名付けられたこの2機種は、電動二輪車においてもリーディングカンパニーを目指すホンダの未来を示すものとなっています。
EV Fun Concept
【 画像ギャラリー 15枚】ホンダのスポーツEVバイクは航続距離100km! 「2030年までに電動二輪車を30機種投入」に一歩前進【伊ミラノショー速報】
今回発表されたEV Fun Conceptは、コンセプトではありますが、2025年に販売予定のホンダ初のスポーツ電動二輪で、バイク好きも楽しめるモーターサイクルです。ホンダのバイクとしては初となる固定式の駆動用バッテリーを搭載。中型排気量帯相当のネイキッドタイプのスポーツモデルで、2025年の試乗投入を予定しています。
EV Fun Conceptは、ホンダが長年にわたって開発してきた技術により「走る・曲がる・止まる」の基本性能を高次元でバランス。電動ならではの静かで振動のない新しい乗り味の実現しています。さらに、固定式の駆動用バッテリーによりスリムで扱いやすい車体パッケージとなり、ガソリン車とは全く異なるエモーショナルな体験を提供。乗る人のモーターサイクルライフを拡張するようです。
ホンダのクルマとパワープロダクツ開発で培ったノウハウと技術を応用して、EV Fun Conceptのシステムおよび充電機能は構築されています。駆動用バッテリーはクルマと同じ規格の急速充電器「CCS2※」に対応。軽さとのバランスを最適化しながら、急速充電が可能となっています。さらに市街地走行での使い勝手に必要十分な航続距離100km以上を目指しているようです。
※Combined Charging System Type2、電気自動車急速充電器用コネクターの仕様
EV Urban Concep
EV Urban Conceptは、Hondaが考える都市型電動モビリティを具現化した電動モデルです。スタイリングデザインは機能を研ぎ澄ました本質的かつ精緻なものとなっています。駆動用バッテリーパックはホンダの自社開発。直感的なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)でどんな人でも安心して操作できます。ソフトとハードの融合が生み出す新しい体験を提供します。より多くのユーザーに移動の自由を開放するとともに、一人ひとりのモビリティライフの可能性の拡張を目指しています。
2030年までに電動バイク30機種投入
ホンダは、2050年に「Hondaの関わるすべての製品と企業活動全体を通じてカーボンニュートラルを実現する」と発表しており、2040年代には全ての二輪製品でのカーボンニュートラル達成を目指しています。
ホンダにとって、2024年は電動二輪車のグローバル展開元年。2026年までを市場参入期、2026年以降を事業拡大期と位置付け、戦略的に電動二輪車の市場投入を推進していくとしています。
このスポーツモデルの「EV Fun Concept」と都市型電動モビリティの「EV Urban Concept」の初公開により、「2030年までに、グローバルで電動モデルを30機種投入」というホンダの掲げた計画に、現実味が少し帯びてきました。
スポーツモデルで電動バイクは現実できるか?という大きな課題にひとつの答えを出したホンダ。2025年に登場予定の市販版に期待です!
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みんなのコメント
街中のコミューターなら良いけど、ツーリングでは使えんな。