Q:軽自動車カテゴリーで、5月にトップに立ったブランドは?
text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:速報値でスズキがトップ
見えた スズキ・ジムニー新型 前/横/斜め 今夏、日本発表へ
スズキが前年同月比4.7%増(4万3797台:速報値)を達成して8カ月ぶりの首位を獲得。プラスは2カ月連続。
それまでトップに君臨していたダイハツは同8.8%減(4万2305台)と5カ月ぶりの前年割れだった。ちなみに、新型N-BOXの販売が絶好調なホンダは同13.0%増(2万5810台)と4カ月連続でのプラスを記録した。
5月の新車販売 2カ月ぶりに前年割れ
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2018年5月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比0.2%減の37万1857台と2カ月ぶりに前年実績を下回った。カテゴリー別では、
・登録車:同0.6%減の23万6023台(2カ月ぶりにマイナス)
・軽自動車:同0.6%増の13万5834台(2カ月連続で前年超え)
を記録した。
市場の動きに関して業界団体の関係者は、「5月の新車販売は、軽自動車が好調をキープしたものの、登録車の販売が落ち込んだために2カ月ぶりにマイナスに転じた。登録車においては、マツダが前年同月比27.1%増(1万2902台)、スズキが同20.0%増(1万292台)、レクサスが同56.6%増(4116台)、三菱自動車が同31.2%増(2975台)と、新型車効果で2桁増を達成したものの、新型車効果が一巡したトヨタは同8.1%減(10万3611台)、完成検査不正問題に加えて燃費および排出ガスのデータの書き換えが発覚したスバルは同39.7%の大幅減(6537台)と、販売成績を大きく落とした。一方で軽自動車については、新型スペーシアなどの販売が伸びたスズキが同4.7%増(4万3797台)を記録して8カ月ぶりの首位を獲得。それまでトップに君臨していたダイハツは同8.8%減(4万2305台)と5カ月ぶりの前年割れだったものの、新型N-BOXの販売が絶好調なホンダは同13.0%増(2万5810台)と4カ月連続での前年超えを達成した」と解説。
今後の展開については、「日産は着実に完成検査不正問題の影響から脱却しつつある。一方でさらなるデータ改ざんも発覚したスバルは、ブランドイメージの悪化が今後も続きそう。市場全体としての需要は、総務省の “消費に弱さが見られる” という発表の通り、やや弱含み。ただし、軽自動車を中心に底堅さはある。また、ボーナス商戦に向けて受注を伸ばしそうな新型車が各メーカーから随時発売される見込みなので、これらがどれくらい成績を伸ばすかが注目ポイントになるだろう。一方、アメリカ発の国際貿易体制の変化や中東の緊迫化による原油価格の高止まり、それに伴う株価および円高の乱高下などによって市場の消費意欲がどうなるかは不安要素」と分析した。
2018年5月 車名別 販売台数ランキング
(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)1位 ホンダN-BOX 1万8817台
2位 スズキ・スペーシア 1万1298台
3位 トヨタ・アクア 1万325台
4位 ダイハツ・タント 9575台
5位 ダイハツ・ムーヴ 9550台
6位 トヨタ・プリウス 9221台
7位 日産ノート 8654台
8位 日産デイズ 8543台
9位 スズキ・ワゴンR 8038台
10位 日産セレナ 7397台
11位 トヨタ・ルーミー 7099台
12位 ダイハツ・ミラ 7072台
13位 トヨタ・ヴォクシー 6194台
14位 トヨタ・タンク 6189台
15位 スズキ・アルト 6010台
N-BOX、他車を大きく引き離す 9カ月トップ
月間の乗用車の車名別ランキングでは、“軽高登低” の傾向が続いている。首位に立ったのは昨年9月に全面改良を実施したホンダN-BOXで、前年同月比43.4%増の1万8817台の販売を成し遂げて9カ月連続での首位に輝く。続く第2位には、同45.8%増の1万1298台を販売したスズキ・スペーシアが前月と同様に位置。第3位には、4月に一部改良を行って同36.7%増を成し遂げたトヨタ・アクアが2ランクアップで入った。さらに、第4位には昨年12月に一部改良を実施したダイハツ・タントが、第5位にはダイハツ・ムーヴが入り、トップ5のうち4モデルを軽自動車が占有する。
トップ10で見ると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、7カ月連続である。また、月間販売台数で1万台を超えたのは軽自動車のホンダN-BOXとスズキ・スペーシア、ハイブリッド車のトヨタ・アクアという3モデルのみ。ユーザーの低燃費志向、そして節約志向は依然として続いているようである。
注目のニューモデルの動向を見ていこう。3月にe-POWERモデルを追加した日産セレナは前年同月比23.3%増(7397台)を成し遂げて第10位に、コンパクトトールワゴンの定番モデルとして地道な人気を誇るトヨタ・ルーミーは同38.7%増(7099台)で第11位、トヨタ・タンクは同34.7%増(6189台)で第14位に位置。4月にModulo Xの一部改良などを実施したホンダ・ステップワゴンは同57.1%増(3661台)で第28位に、新ジャンルの小型クロスオーバーワゴンを謳って昨年12月にデビューしたスズキ・クロスビーは月販目標の2000台を大きく上回る3149台を記録して第33位に、5月に新ボディ色の設定などを行ったホンダ・シャトルは同82.7%増(2750台)で第37位に、昨年12月に発売した新型3列シートクロスオーバーSUVのマツダCX-8は月販計画1200台の約2.1倍となる2484台を販売して第41位に、昨年9月にプラドをマイナーチェンジしたトヨタ・ランドクルーザーワゴンは同82.8%増の2389台で第42位に入る。
また、5月にSKYACTIV-D 1.8を新搭載するなど大幅改良を図ったマツダCX-3は同184.1%の大幅増(2060台)で第45位に、昨年10月に第2世代に切り替わった日産リーフは同160.3%の大幅増(1765台)で第48位に、昨年7月に全面改良したトヨタ・カムリは同1825.8%の大幅増(1271台)で第51位に、4月に一部改良や特別仕様車の設定などを行った三菱デリカD:5は同36.5%増(1020台)で第55位にランクインした。
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