新型レクサス RC F登場！ 価格は1021万909円から──サーキット走行向けグレードも登場！

2019年5月13日、レクサス「RC F」のマイナーチェンジモデルが販売開始された。

新型の眼目は主に軽量化と空力の改良。まず、車両重量は従来型比約20kg軽くなった。空力については、フロントスポイラーの形状を変更し、ダウンフォースを向上させたほか、サイドのロッカーモールの形状も変え、リア・タイヤ周辺の乱気流を抑制したという。

さらに、前後のホイールハウスにエアアウトレットを設けて、ホイールハウス内に溜まる空気の圧力を低減、結果、コーナリング姿勢が最適化され、ステアリングの応答性が向上した、と主張されている。

搭載するエンジンは4968ccV型8気筒自然吸気エンジン。最高出力481ps/7100rpm、最大トルク535Nm/4800rpmを発揮する。先代より最高出力はプラス5ps、最大トルクはプラス5Nm向上した。さらに、エアクリーナー形状の変更による吸気性能向上と、スロットル制御の改良によるアクセルレスポンスの向上をはかったという。搭載するトランスミッションはこれまでとおなじ8ATだ。

さらに、より鋭いスタートダッシュを実現する「ローンチコントロール」も搭載する。これはロケット・スタート時のエンジントルクを最適化し、タイヤ空転を防ぐ。

ベースモデルの価格は1021万909円。エクステリアに、カーボンパーツを複数装着した「カーボンエクステリアパッケージ」は1099万6364円だ。

サーキット走行を意識して開発されたグレードが「パフォーマンスパッケージ」だ。なお、北米では「トラックエディション」名で販売される。

標準モデル以上に専用のパーツを多数装着し、たとえばエクステリアには炭素繊維強化プラスチック（CFRP）製のカーボンフロントスポイラー、エンジンフード、ルーフが奢られ、マットブラック塗装の軽量鍛造アルミホイール、チタンマフラー、カーボンセラミックブレーキなども装着される。結果、従来型比約70kgの軽量化を実現したという。

とくに目を引く大型のカーボンリアウィング（固定式）は、ベースモデルに装着されているアクティブリアウィング以上のハイダウンフォースを実現、高速走行時の安定性に寄与するという。

インテリアは、ベースモデルとほぼ変わらぬ快適性を維持しつつ、軽量化のため、シートのベンチレーション機能やステアリングの電動調整機構などが省かれている。

気になるパーフォマンパッケージの価格は1404万円。ベースモデル比で約400万円アップだ。