ル・マンの会場で公開されたGR H2レーシングコンセプト、次世代の水素エンジンハイブリッドカーのドライバーはモリゾウさんに決定!? さあル・マン100周年大会を楽しもう!!
TEXT/ベストカーWeb編集部 写真/ベストカーWeb編集部、トヨタ
ル・マンまもなくスタート!! モリゾウさんが次期WECマシンドライバーに立候補!? 次世代水素マシンは「バットマンカー」だ
■モリゾウさんがステッカーを貼りファーストドライバーをアピール
モリゾウさんはさっそくステッカーでドライバーをアピール!?
ル・マンでGR H2レーシングコンセプトが公開され、今後ル・マン参戦を検討していくとする コンセプトカーとはいえ、実車の完成度は高く、ニュートラル社会の実現に向けて水素を大きな選択肢のひとつにしていこうというトヨタの本気度が伺える。
ル・マンにやってきたモリゾウさんも「このクルマのファーストドライバーは私で、セカンドドライバーは中嶋一貴、サードドライバーはまだ決まっていません」と笑いを振りまいていたが実車の完成度は高く、フロントマスクはアメリカや中国で公開されたレクサスのエレクトリファイドスポーツとも似た印象。
どんなサウンドを響かせてくれるか楽しみだ
黒と青を基調としたカラーリングも新鮮で、低く長いボディはCO2という悪を蹴散らす「バットモービル」のようにも見える。
水素エンジンといえば、液体水素を使うのか、気体水素にするのか? も気になるところ。そのあたりを高橋智也ガズーレーシング・プレジデントに聞いてみると、「液体は水素エンジンカローラでレース参戦が始まったばかりで、知見という意味では足りず、個人的には難しいのではないかと思っています」と教えてくれた。
レースにするにはライバルたちも開発がある程度進んでいる気体水素ということになるのだろう。
バットモービルのような低くて長いプロポーション
■新しいパワーユニット水素エンジン・ハイブリッドが持つ意味
GR H2レーシングコンセプトは純粋なレーシングカーだが、水素エンジン・ハイブリッドという点に注目したい。
ル・マンの参戦がプリウスをはじめ市販のハイブリッドカーの開発に大きな意味を持っていたように、このGR H2レーシングコンセプトは、おそらく市販化に落とし込む狙いがあるはずだ。
高橋智也プレジデントはハイブリッドにするメリットとしては、「燃費が稼げることと、エンジンが苦手な例えば低速域をモーターで補える点があります」と語り、水素とモーターのハイブリッドは市販化されても大きな魅力になるはずだ。
水素エンジン・ハイブリッドという新しいパワーユニットが成功すれば、これまで欧米各社のようにル・マンの参戦車両から高級車マーケットを結び付けることが難しかったトヨタとしては、大きなチャンスが生まれるかもしれない。
リジェがボッシュと開発するJS2 RH2はV6、3Lの水素エンジンターボで最高出力420kW、650Nmを発生
現地で取材してわかったことだが、ル・マンにやってくるクルマ好きたちの水素に関しての関心はとても高く、「あなたはジャポネですか?」と尋ねてきて、「カローラに続いて水素エンジンのレーシングカーを作るなんて凄いな!」と感心されてしまった。
GRはル・マンを主催するACO(フランス西部自動車クラブ)とはレギュレーションをはじめ、いろいろな意見交換をしていると言い、水素エンジンやFCVの参戦が可能となる2026年というのがGR H2レーシングコンセプトの参戦タイミングかもしれない。
ライバルたちも黙っておらずリジェがボッシュと開発するJS2 RH2や、レーシングカーではないが、アルピーヌのアルペングローなどがGR H2レーシングコンセプトの隣に展示されていて、意外だが欧州メーカーの水素エンジンの開発は進んでいるようで今後もライバルたちが名乗りを上げるに違いない。
マツダのロータリーがその甲高いサウンドでル・マンの観衆を魅了したように、水素エンジンのレーシングカーには、サウンドを工夫して一瞬でわかるエキゾーストノートを響かせてほしい。
水素エンジンのコンセプトモデル、アルピーヌのアルペングロー
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何処が優勝するのか楽しみだw