BMWがM3＆M4クーぺにモデル史上初の4WDモデルを追加。0-100加速も0.4秒短縮

独BMWは4月19日、ハイパフォーマンスモデル「M3」および「M4クーぺ」の4WDバージョンを、本年6月から英国市場に投入すると発表した。

新たに追加される「M3 コンペティション M xDrive」と「M4 コンペティション クーペ M xDrive」は、BMW M社がチューニングしたRWDベースの四輪駆動システムを搭載。フロントに搭載する3.0L直列6気筒ツインターボユニットの出力は最高出力510hp、最大トルク650Nmで後輪駆動モデルと同値だが、4WD化にによるトラクション性能の向上により0-62mph（およそ100km/h）加速は3.5秒と0.4秒も短縮されている。

肝となるトランスファーは、電子制御マルチプレートクラッチにより前後輪間の出力配分をリニアに調整。通常は全パワーが後輪へ送られ、リアのトラクションが不足する状況になると前輪にもパワー配分される。

トランスミッションはＭステップトロニック8速ATのみとなり、RWDのベースモデルに設定されている6MTは設定されない。また、「アクティブ M ディファレンシャル」は、Ｍモデル用にチューニングされたトラクションコントロールにより4WDシステムと統合制御され、ハードなコーナリング時など片輪のグリップが減少するシチュエーションでも確実に路面へパワーを伝える。さらに、ドライバーが通常の4WDから完全なRWDまで、任意にセッティングを変更することも可能だ。

M3／M4クーぺに4WDが設定されるのは初めてとのことで、上記以外にもフロントのサスペンション設定が最適化されたほか、ステアリングレシオもRWDモデルから変更されるなど、手の込んだチューニングが施されている。

英国でのスタート価格は、M3 コンペティション M xDriveが77015ポンド（約1160万円）、M4 コンペティション クーペ M xDriveが78315ポンド（約1180万円）と発表された。さらに今後、オープントップの「M4 コンバーティブル」も本年中に追加されるとのことだから、これらの国内導入をぜひ期待したいところだ。

Comments

とにかくカッコ悪い

醜いなぁ
カッコ悪いスポーツカーほど残念なものはない
これをよしとする人は
同ブランドならなんでも良いんだろう
そんな人にしか支持されないよなぁ