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昭和生まれのおじさん感涙!?  中古でも手に入れたい「嗚呼、わが青春の一台」

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昭和生まれのおじさん感涙!?  中古でも手に入れたい「嗚呼、わが青春の一台」

 欲しいクルマは各々で違うけど、若い頃に憧れた懐かしの名車は、いまとなっては中古車でしか買えない。当時は買えなかったけど、いまだったら買える……と秘かに旧車購入を考えているアナタが欲しい一台はこのなかに!?

文/FK、写真/日産、ホンダ、三菱、FavCars.com

昭和生まれのおじさん感涙!?  中古でも手に入れたい「嗚呼、わが青春の一台」

俺たちの合い言葉は「モテたいヤツはハイラックスサーフに乗れ!」だった

1984年登場の初代ハイラックス サーフ。太陽が似合う、風が似合う、街が似合う……の謳い文句に相応しいエクステリアは“アメリカ映画から飛び出してきたような新しい4WD”というコンセプトを体現

 小型ピックアップトラックのハイラックス(4代目)の荷台部分にFRP製キャノピーを載せたトヨタ初のSUVとして、1984年5月に登場したハイラックス サーフ。

 北米市場では1983年10月から“4Runner”の車名で先行発売されていたハイラック サーフだが、4WDのピックアップトラックをRVに仕立て直す手法はその当時、アメリカ西海岸のスペシャリストが多く手がけていたものでもあった。

 そんなハイラックス サーフが一躍人気を集めることになったのは、1990年代前半に訪れたRVブーム。

 各社がこぞってRVをリリースするなか、その牽引役となったのが1989年5月に登場した2代目だった。

 2代目も初代と同様にピックアップトラックのハイラックスがベースだったものの、キャノピーをスチール製一体のワゴンボディに変更して乗用車感覚の室内空間を実現。

 エンジンは2.0リッターガソリン、2.4リッターターボディーゼル、2.8リッターディーゼルの3種類を設定し、トランスミッションも5MTと4ATが用意されていた。

 また、走行安定性や乗り心地を向上するべく、リアの足回りはリジッドアクスルのままリーフスプリングからコイルスプリングを用いた4リンク式に変更。ビジュアルからくるワイルドさもあって、日産のテラノとともに“女性にモテるクルマ”としても脚光を浴びた。

 その後、1995年12月に3代目、2002年11月に4代目が登場し、2009年7月に販売が終了。

 26年の歴史をもつクルマなだけに中古車市場ではタマ数も豊富で、価格も100万円を切るものから300万円超までよりどりみどりの状況にある。

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見つけたら“めっけもん”レベルの超希少な三菱 ギャランのVR-4とAMG

1987年にデビューしたギャラン。そのトップグレードであるVR-4は“Victory Runnner-4WD”の名のごとく、WRC制覇を目標に開発された一台だった

 1987年10月に発売された6代目のギャラン。

 そのキャッチコピーは“インディビデュアル4ドア”で逆スラントノーズにボディ側面がS字上にうねった筋肉質なオーガニックフォルムは、それまでのロー&ワイドプロポーションというデザインの潮流のなかにあって異彩を放つものであった。また、三菱自動車としては初めてとなる日本カー・オブ・ザ・イヤー(第8回)も獲得。

 まさに三菱自動車の歴史に名を残す一台といっても過言ではないギャランだが、そのなかでもとくに注目を集めたのはトップグレードのVR-4。

 4バルブDOHCエンジン、VCU付センターデフ方式フルタイム4WD、4輪独立懸架、4WS(4輪操舵システム)、4ABSを組み合わせた“アクティブフォー”と呼ばれる最新技術の導入に加え、205psの最高出力(初期型)を誇る4G63インタークーラー付きターボエンジンがもたらす走りは強烈なインパクトを発揮。

 1989年のWRC1000湖ラリーでは総合優勝を果たすなど、モータースポーツの世界でも活躍をみせた。

 また、同年には西ドイツ(当時)のAMG社と共同開発したギャランAMG仕様車を追加。世界初となるチタン合金バルブスプリングリテーナを採用した4G63の自然吸気エンジンの専用チューニングをはじめ、内外装ともにAMGの手を加わったスペシャルな一台もまた大きな魅力を放った。

 デビューから35年以上が経つギャランVR-4なだけに現在の中古車市場ではタマ数が極少で価格も200万円は下らず、AMGに至ってはほぼお目にかかることはない……。

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シビック タイプRが欲しいなら2代目のEP3と4代目のFN2が狙い目!

すでに発売されていたNSXやインテグラのタイプRで培った開発手法を投入し、1997年8月に発売された初代のシビック タイプR

 ホンダの“タイプR”といえば泣く子も黙るスポーツグレードの最高峰。なかでも、タイプR=シビックというイメージをもっているクルマ好きも多いだろう。

 そんなシビック タイプRは1997年8月に行われた6代目シビックのマイナーチェンジで新ラインナップとして追加されたのが始まりだった。リッター当たり116psを発生する1.6リッター VTECエンジン(最高出力185ps)を搭載した抜群の動力性能に加え、スパルタンなエクステリア&コクピットを採用。約200万円という車両設定も手伝って若者に中心に人気を博した。

 2001年10月には英国のHonda of the U.K. Manufacturing(HUM)で生産された逆輸入車として2代目(EP3)が発売されたことも大きな話題となった。

 その後も2007年3月にシリーズ初の4ドアモデルとなる3代目(FD2)、2009年11月に2代目に続く逆輸入車として発売された4代目(FN2)、2015年10月にはシリーズ初のターボエンジンを搭載した5代目(FK2)、2017年9月にはニュルブルクリンク北コースでFFモデルとしては当時の最速ラップタイムを叩き出した6代目(FK8)が登場。

 そして、2022年9月にはターボチャージャーの刷新などによって最高出力が330ps、最大トルクが42.8kgf・mにまで向上した現行シビックのタイプR(Fリッター5)がデビュー。

 このように究極のピュアスポーツモデルを地で行く正常進化を続けてきたシビック タイプRなだけに中古車市場での相場は高値安定傾向にある。

 しかし、2代目のEP3と4代目のFN2は100万円代の個体も少なくないだけに、シビック タイプRが欲しい人にとっては狙い目かも!?

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道なき道を行く陸の王者こと三菱のパジェロで“男のロマン”に浸るべし!

1991年1月にフルモデルチェンジが行われたパジェロ。世界初の4WDシステムであるスーパーセレクト4WDやマルチモードABSといった高度な機能も搭載された。写真はSUPER_EXCEED

 チリ・アルゼンチン地方南部パタゴニア地方に生息する野生の猫であるパジェロキャットが車名の由来となっているパジェロは1982年5月にデビュー。

 当初はメタルトップとキャンパストップの2種類のボディタイプが設定されたが、翌1983年3月に5ナンバー車を、7月にはロングボディ車を、1985年にはAT車を追加するなどバリエーションを充実させていった。

 1985年といえば、パジェロが世界一過酷なモータースポーツとして知られるダカールラリーで初めて総合優勝した年でもある。

 1988年9月には150psの最高出力を発生したV型6気筒ガソリンエンジン搭載車を追加し、かつディーゼルターボエンジンもインタークーラーの採用で94psにまで出力を向上。

 足回りもリアサスペンションをリーフ式から3リンク式コイルに改良し、オフロード性能と扱いやすさの両立が図られた。

 その後、1991年1月に2代目、1999年9月に3代目、2006年10月に4代目が登場。

 1983年に参戦を開始したダカールラリーでは12回の総合優勝を飾り、陸の王者としての地位を確立したパジェロだったが、販売不振などの理由から2019年に国内向けの生産を終了し、海外向けも2021年7月に終了。それを受けて2019年4月にFINAL EDITIONが700台限定で発売し、37年に及ぶ長い歴史に幕を閉じた。

 そんなパジェロは中古車市場でもタマ数は多く、価格帯も下は約50万円からと入手しやすいのがうれしいところ。

 とはいえ、先述のFINAL EDITIONは400万円以上、“パジェロ15年の集大成”として1997年に登場した競技向けベース車両のエボリューションは800万円前後というハイプライスで販売されている。

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買いたくても高くて買えない日産 S15シルビアの価格高騰はどこまで続く?

コンパクトFRスポーツの代名詞ともえるS15シルビア。発売からすでに24年以上が経過しているものの、その人気は衰えるどころか上がり続けている

 旧車価格の高騰はいまに始まったことではないが、なかでもひと際人気が高いモデルといえば、7代目のS15シルビアといっても過言ではないだろう。

 1999年1月に登場したS15シルビアは3ナンバーボディで肥大化したS14シルビアで失った人気を取り戻した救世主的存在であることは周知のとおりで、S15ではボディを5ナンバーサイズに戻してスリム化を図ると同時に足回りやボディ剛性の強化を実施。

 グレード構成も従来のK's、Q's、J'sという3つから、ターボエンジンを搭載したスペックRと自然吸気エンジンを搭載したスペックSのふたつに刷新された。

 そのなかでも人気を集めたのは、上位グレードのスペックRだ。

 MT車で250ps、AT車は225psという最高出力を発生した2.0リッター 直列4気筒DOHCターボエンジンをはじめ、クロスレシオ化や1~3速にトリプルコーンシンクロを適用した6速のマニュアルトランスミッション、さらには後輪を操舵させることでレーンチェンジや旋回時の車両安定性を高める電動スーパーハイキャスパッケージや直進安定性と旋回性のバランスに優れるヘリカルリッターSDなどを採用して、より先鋭的でかつ刺激的な走りを提供。

 S15発売当初のキャッチコピーである「動イズム」を体現したハイスペックが与えられていた。

 そんなS15の中古車市場における平均価格は300万円前後で推移しているが、走行距離が少ないワンオーナー車となると500万円オーバーという。

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