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新型クラウン・スポーツにPHEV 航続可能距離は1200km以上を実現 PHEV独自の発電や給電機能も搭載

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新型クラウン・スポーツにPHEV 航続可能距離は1200km以上を実現 PHEV独自の発電や給電機能も搭載

新型クラウン・スポーツPHEV

トヨタは、新型クラウン・スポーツのプラグインハイブリッド車(PHEV)を発売開始すると発表した。

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今回新設定したPHEVは、クラウン・スポーツが追求する「楽しい走り」をさらに昇華させるべく、ハイブリッド車(HEV)の上質さを基盤に、よりクルマを操る楽しさを味わえるスポーティな味付けにこだわったという。

また、デザインはそのままに、走りの味付けにふさわしい専用装備も採用し、よりスポーティな印象を創出したとトヨタは語る。さらに、大容量リチウムイオン電池を搭載し、実用的なEV走行航続距離を備えるなど、運転する楽しさと環境性能も両立させたと述べた。

今回のPHEV/クラウン・クロスオーバーHEV/クラウン・スポーツHEV/クラウン・セダンHEVと燃料電池車(FCEV)は、カーボンニュートラルに向けた重要な選択肢の1つであり、トヨタは、今後もマルチパスウェイを軸に、多様なニーズに応える選択肢を増やしながら電動車の普及を目指し、カーボンニュートラルの実現に貢献していくと発表している。

どんな車に仕上がった?

車両概要

PHEVならではのより「楽しい走り」2.5Lプラグインハイブリッドシステムで出力密度の高い駆動用モーターを搭載。システム最高出力は306psで、モーターを最大限活用することでシームレスかつ力強い加速を実現したという。

大容量リチウムイオン電池を車体中央の床下に配置し、車内空間を損なわずに実用的なEV走行航続距離を備え、日常生活の大部分をEV走行でカバー可能。満充電状態でEV走行距離は90km/ハイブリッド燃費は20.3km/Lを達成したという。ガソリンタンク容量も55Lを確保し、航続距離は1200km以上を実現するとした。

走りを支える技術

プラグインハイブリッドシステムが生み出すパワーは、E-Four(電気式4WDシステム)によって余すことなく四輪に分配し、走行安定性を実現するとともに、コーナリング中をはじめ、降雪時や雨天時の走行においても安心感を向上させた。

スポーツZグレードをベースに、フロアトンネル部へのブレース追加など、ボディの最適な剛性バランスをさらに追求。そのつくり込んだボディ剛性に対して、前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性を最適化。路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVSを採用し、しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を実現したと語る。

さらに手元の操作でスムーズなシフト操作が可能なパドルシフトを搭載。前輪は20インチベンチレーテッドディスクブレーキを採用し、専用20インチ対向6ピストンアルミキャリパーを設定、制動力を向上させるとともにスポーティなイメージを醸成しながら、フロント・リヤともにブレーキのキャリパーに赤色塗装を施している。

PHEVならでは利便性の追求

発電/給電機能

普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」を搭載。エンジンをかけずに車内で快適に過ごすことができ、車内をもう1つの部屋としてテレワークや休憩などに活用することが可能という。

また停電/災害時などの緊急時やアウトドアに役立つ、最大1500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備した。センターコンソールボックス後端とラゲージ内に設置されたアクセサリーコンセントに加え、付属のヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、AC100V/1500Wの外部給電コンセントとしても使用可能だ。

加えて普通充電に加え、急速充電を設定。充電時間も普段の200V用充電ケーブルを使った場合と比べ、約38分(満充電量の約80%)と大幅に短縮できると述べる。

クルマに蓄えた電気を住宅に供給する仕組みであるV2H(ブイツーエイチ)も設定。災害などの停電時でも、頼れる「蓄電池」として利用可能。急速充電インレットに、外部給電機能(V2H)を設定し、V2H機器(別売)と接続することで、駆動用バッテリーに蓄えた電力を、家庭用電力として利用することも可能だ。

あわせて、住宅の太陽光発電などで生じた余剰電力を、車両の駆動用バッテリーに蓄電することも可能としており、ムラのない電力の需要と供給に効果が期待されると発表された。

レジャーやアウトドアで役立つ、バッテリーに蓄えた電力を外部に給電できる「EV給電モード」と、停電や災害などの非常時にクルマを電源として活用できる「HEV給電モード」を設定。HEV給電モードでは、はじめはバッテリーのみで給電し、バッテリーが一定の残量を下回るとエンジンがかかり給電を継続するという。

バッテリー満充電/ガソリン満タンの状態から約6.5日分の電力を供給可能で、給電用の装備として、室内への虫などの侵入や雨天での雨水の侵入を防ぐ外部給電アタッチメントを標準で装備し、ドアガラスを閉じたままでの外部給電も可能としている。

スポーティさをより際立たせるPHEV専用装備

外形デザイン

クラウン・スポーツを足元から支える21インチ大径広幅タイヤとマットブラック塗装を施した専用アルミホイールや、特徴的なトリプルスポークと細いレイヤースポークで、スポーティな意匠をより強調した。

内装デザイン

華やかなブラック&センシュアルレッドを運転席と助手席で左右非対称に配色している。運転への高揚感をより高めるとともに個性とスポーティさを際立たせたという。

また新開発の光輝材を入れた表皮を組み合わせることで強い陰影と鮮やかな発色を両立し、フロント&リアのシートベルトにも赤色を採用した。ドライバーがしっかりと身を預けられるホールド感と、より運転への高揚感を高める赤いステッチを施したスポーツシートも同時に採用した。

月に300台の月販基準台数を見込み、メーカー希望小売価格(税込)は765万円となる。

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みんなのコメント

8件
  • Lore in
    スポーツという車種名なのに
    セールスポイントは長距離走れることかい
    トラックドライバーじゃないんだからよ
    RAV4ベースなだけあってそんなもんなのか
    海外でのレビューが見ものだな
  • coq********
    RAV4の時に、BEV優先の為に急速充電は搭載していないって大見え切っていませんでしたか?
    で今回は搭載ですか。
    やはりRAV4の時は、アウトランダーに価格を合わせる為に、搭載できなかっただけですね。
    価格設定が高くできるクラウンには、当たり前のように搭載。
    天下のトヨタなんだから、初めから無理な言い訳しなければいいのに。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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