2016年にF1参戦を開始したハースは昨シーズン、コンストラクターズランキング5位に躍進した。しかしながら今季は一転して低迷し、日本GPを前にしてランキング9番手となっている。仮にハースがこのままの順位でシーズンを終えた場合、これまでの4年間で最低の成績ということになる。
それはすなわち、コンストラクターズランキングの順位に応じて与えられる分配金の額が著しく下がってしまうことを意味する。ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、将来的な開発予算に関する懸念について次のように語った。
■ハースF1”ボス”のシュタイナー、暴言がFIAの調査対象に?
「今年大金を逃してしまった場合は、少しでも資金を無駄にしないように柔軟な思考で取り組んでいく必要がある」
「まだその問題に直面している訳ではないが、『ああ、何も問題ないさ!』と言っている場合でもない。言うまでもなく、少ないお金でやりくりしなければいけないというのは良いことではない」
今季は特にタイヤの扱いに苦しんでいるハース。彼らはそれを解決するために、中盤戦では2台のマシンをそれぞれ異なるエアロパッケージで走らせた。ロマン・グロージャン車にはシーズン開幕時のもの、ケビン・マグヌッセン車にはアップグレードされた最新型のものが用いられた。
これらの施策はコスト面で痛手だったのかという質問に対し、シュタイナーはこう答えた。
「間違いなくそうだ。とても費用のかかるものだった。仮にこれで何かを得られないなら、全くの無駄だったということになる」
「ただ我々は、今どういう位置にいるのか、何をすべきでないのかを学ぶことができたと思っている」
「今しなければならないのは、来年も同じ問題が起こらないようにすることだ」
「我々は少なくとも、この問題について理解している。何が原因でパフォーマンスが不足しているのかを分かっているのは、改善のための第一歩だと思う」
ハースはマシン開発以外の面でも、問題に直面した。タイトルスポンサーだったリッチ・エナジーとシーズン途中で契約を解消したのだ。ただシュタイナー曰く、これによって引き起こされた資金不足に関しては、チームの親会社であるハース・オートメーションから補助を受けられるとのことだ。
「幸運なことに、我々にはハースオートメーションという良きパートナーがいる。我々は資金を失ったという訳ではないが、途中で終わってしまった取引に関しては彼らがサポートしてくれる」とシュタイナーは説明した。
またシュタイナーは、リッチエナジーとの一連の騒動に決着がついたことにホッとしていると語った。
「彼らは良い人たちだった。ただ、彼らがどうなってしまうのか全く分からない状態だった」
「今はそれらに対処する必要がなくなったので、一安心といったところだ。チームが進歩できていない時に、何の進歩も生まない問題に対応する必要があったんだ」
「その“場外乱闘”に首を突っ込むつもりもなかった。チームは苦しんでいるのに、どうしてそんなことに無駄なエネルギーを使う必要があるんだ?」
「その関係が終わってしまったことは残念だ。ただ、我々はリッチエナジーの投資家たちと円満な関係を築いたまま別れたので、将来的に何が起こるかは分からない」
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