■スズキ新型「カクカクSUV」まもなく発売!? ついに「明確な時期」が明かされた? 待望の“ジムニー5ドア登場”はいつ?
スズキ「ジムニー5ドア」と言えば、インドを皮切りに東南アジア、オーストラリアなどで人気となっている本格オフロード4WDです。
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つい1か月前にはインドネシアの自動車ショーにてお披露目され、同国で話題を呼びました。
ジムニー5ドアは2023年1月にインドの自動車ショーにおいてデビューし、その後、アジア諸国やアフリカ、南米などに輸出。
オーストラリアでも「ジムニーXL」の車名で販売されて、人気を博しています。
しかし、日本では「ジムニー(JB64型)」や「ジムニーシエラ(JB74型)」の納車が遅れていることから正規導入が見送られており、市場にはインドからの並行輸入車が流通する状況となっています。
この納期が半年以下にならない限り、日本での5ドアの販売は不可能というのがメーカー関係者の見方でしたが、ここに来て新たな情報が入ってきました。
現在、日本で流通している並行輸入車は、基本的にはジムニーシエラと同じデザインを採用しており、一部のカラーリングや素材、そして全長を変えたモデルとなっています。
しかし、今後日本や欧州で発売されるモデルは、現在のものとは一部デザインが異なるようです。
特に変わっているのが、前後バンパーの形状と言われています。
メーカー関係者によれば、「現在シエラで採用されるバンパー形状は既存の安全基準内ではギリギリのもので、特にリアバンパーは新型車の保安基準となると適合が難しい」のだとか。
欧州ではこの7月、特別限定車「ホライゾン」の販売を最後に、現行型ジムニーの販売を終了しています。
今後、同地域ではBEV版が取って代わると予想されていますが、同時に5ドア版も発売されるのではないかと考える現地メディアが多くなっています。
こうしたメディアやジャーナリストの予想では、前後バンパーはJeep「ラングラー」のようなボリューミーな形状となり、ヘッドライトは丸形ながらも内部にデイライトの入った未来的な意匠になると考えられています。
また、これまでジムニーのパワーユニットは1.5Lガソリンエンジンのみ(欧州仕様)でしたが、BEV以外にも排気量アップを前提にしたパワーユニットのリニューアルがあるのではと考える向きが多いようです。
ただハイブリッドシステムで考えた場合にスズキ製マイルドハイブリッドをいまさら採用するのかという見方もあり、欧州で販売される「スウェイス(カローラツーリング)」や「アクロス(RAV4)」というOEMの流れを汲んで、トヨタ製システムの採用もあるかもしれません。
この欧州“ニューモデル”のデビューと同時に、日本のジムニーシエラもビッグマイナーチェンジを行う可能性が高くなっているとも言われており、ジムニー5ドアの日本発売と併せて、久しぶりの市場活性に繋げたいと考えているという話もあります。
■日本で「5ドア」はいつでる? 具体的な時期は?
ちなみに東日本ではジムニー5ドアに関する話はほとんど流れていませんが、西日本ではすでにその動向についての情報が活発に飛び交っているといいます。
「すでにスズキ販売店の営業スタッフから、“5ドアの発売は2025年5月になる”というアナウンスメントがありました。
来年早々に経営幹部のGOが出たら、いよいよ日本発売への準備を本格的に始めるようです」(ジムニー専門店代表)
ジムニー5ドアが発売されれば、さらにジムニー業界は活性化されると期待されますが、実際は楽観的になれないという関係者も多いようです。
「まだ、ジムニーやシエラの納車が滞っており、お客さんからはかなりのお叱りをいただいております。
この上、5ドアの納車もということになれば、トラブルの増加は必至。
パーツの販売は伸びても、あまり喜べないというのが実情ですね」
と、別のジムニーカスタムショップの代表は表情を曇らせていました。
しかし、よりスペースユーティリティの高い5ドアモデルの登場は、ユーザーにとっては念願。
これまで購入を控えてきたファミリー層へのアピール度も高く、オフロード4WDが熱い今こそ、日本での発売が期待されます。
一方で、後席を倒した時のデッドスペースが多く「思ったほど荷物が積めない」といった、5ドアモデルならではの“問題点”も指摘されています。
こうした部分が果たして日本発売時に解消されているかも、注目のポイントとなっています。
いずれにせよ、デビューから2年が経過しようとしているジムニー5ドアも、ついに日本でお披露目という日が少しずつ近づいてきているようです。
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