2代目は全高が大幅アップ! 機能とたくましさが際立つ本格派に変身
堂々としたSUVへと大変身──それが、6年ぶりのフルモデルチェンジで刷新されたGLA(2ndモデル)の第一印象だった。
「スタイリッシュなコンパクトSUV」を標榜した1stモデルは、全高を1500mm以下に抑えることでパレット式の立体駐車場が問題なく利用できるなど、日本においても使い勝手に優れた1台だった。
一方でアピアランスは「SUV風の化粧を施したハッチバック」という印象が強かった。最低地上高は、ベースとなったAクラスのそれとほとんど同等。すなわち、SUVを自称しつつもオフロードでの踏破能力は、ほとんど重要視されていないことは明らかだった。
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一転して2ndモデルは、見た目もスペックも「本格SUV」を名乗るにふさわしい。ボディサイズはGLCやGLEといった兄貴分との強い関係性をかもし出す。最低値上高は標準仕様で200mm超。専用サスペンションを装備したAMGラインでも約180mmと十分に確保した点もポイント。たっぷりとしたロードクリアランスからも、オフロード走行に対する「心構え」が、従来型とは違うとわかる。
ドライバーズシートに腰を下ろす。視線は高く、こちらもSUVテイストが大幅にアップした。「着座位置が97mm高くなった」と説明されたとおり、旧型ではほとんど感じられなかった見下ろし感が、グンと強まった。
ディーゼルらしい豊かなトルクが魅力的。フットワークはしなやか
「できるだけ早く販売できる仕様から」というインポーターのポリシーによって、現在のラインアップは、2リッターディーゼルターボ(150ps/3230Nm)+4WDシャシーを組み合わせた200d・4マチックのみ。最新ディーゼルは、自然吸気のガソリン3リッター級に匹敵する豊かなトルクが魅力。パフォーマンスは十分以上。
「とくに強力」という印象は薄いものの、終始不満のない加速力を提供してくれる。2500~3500rpmといった範囲での「トルクのつきのよさ」は、大きな美点だ。
組み合わせるトランスミッションは8速DCT。DCTながら、微低速時の動きのスムーズさはステップ式ATに引けを取らない。
今回試乗したモデルは、専用サスペンションや標準比で1インチアップとなる19インチタイヤ、さらにボディキットや専用インテリアなどを採用した、AMGライン装着車。足回りの動きは軽快。フットワークのしなやかさに不満はない。
新型GLAは、乗り味の点でも、「大幅にメルセデスらしさを向上させた」と評価できる意欲作である。
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