北米トヨタ GRスープラにMT追加 500台限定車発売

A91 MTエディション　特別色で500台限定

北米トヨタは2023年モデルからGRスープラに一部改良を加えるとともに、6速MTを追加する。

日本仕様と同様に3.0LモデルのみにMTがオプション設定されるが、それに加えてA91 MTエディションと呼ばれる500台限定車を生産する。

このA91 MTエディションにはマットホワイトとCUレイター・グレーの2つの外装色が設定される。この限定車の価格は今夏以降に発表され、今年後半に発売されるとのことだ。

今回3.0L仕様に追加設定されるマニュアル・トランスミッションはこの直6エンジン専用に設計されたものだ。

既存のトランスミッション・ハウジング、ドライブシャフト、ギアセットなどを改良し、不要な要素を取り除くことで軽量化されているという。

強化ダイヤフラム・スプリングを備えた新設計の大径クラッチにより、大トルクに対応しているとのことだ。

フィーリングを重視した6速MT

またこの6速MTは新しいソフトウェアを搭載されたiMT（インテリジェント・マニュアル・トランスミッション）を採用している。

これによりシフトアップ時にはクラッチを離した瞬間と繋いだ瞬間のエンジントルクが最適化される。またシフトダウン時の回転合わせもより安定して行われるようになったとのことだ。

ただしこの機能はスポーツモード時にはオフにすることもできる。

また発進時や加速時のもたつき感を軽減するため、ファイナルのギア比はAT仕様の3.15に対し3.46へとショート化されている。

さらにシフトチェンジ時に必要な力を最小限に抑えるべく、シフトレバーにもこだわっているという。ノブは200gとされ、形状や質感も厳密に定義されている。

シフトノブとコントロールパネルのクリアランスを4.3センチとするなど、人間工学的な配慮もなされている。

装備追加　足回りもリファイン

特別仕様車のA91 MTエディションでは、コニャック色の専用レザーシート、GRロゴ入りアルカンターラシフトノブ、12スピーカーのJBLサウンドシステムなどが装備されている。

外観では赤いスープラのバッジと、赤のブレーキキャリパーがアクセントになっている。専用の19インチ鍛造ホイールはフローズン・ガンメタル・グレーに塗装され、赤のストラットタワーバーも精悍さを際立たせている。

2023年モデルではAT及びMTの両仕様においてサスペンションのチューニングが見直されている。ショックアブソーバーの仕様変更により、ロールバランスと乗り心地が改善されたとのことだ。

また電動パワーステアリングも再チューニングされたほか、3.0Lの全モデルにアクティブ・スポーツ・デフが標準装備され、ハンドリングの向上を図っている。

ホイール変更　新色も

3.0Lモデルでは19インチの新型鍛造アルミホイールが装備され、従来の設定色に加えて新たにストラトスフィアブルーが追加される。

インテリアではヒーター付きのブラック・レザーシートが標準装備となった。

上級の3.0プレミアムでは3.0の標準装備に加えレッドとブラックのレザートリム、フルカラーのHUD、JBLサウンドシステム、Qiワイヤレスチャージャーなどが追加される。

またスープラ・コネクト1も用意される。これには自動緊急通報、交通情報、ロードサイドアシスト、iPhoneアプリでのドアロック解除、ベンチレーション・タイマーなどの機能が含まれる。

先進技術が多数追加しアップデートされた2023年型スープラ（北米仕様）は2022年後半に発売予定だ。

Comments

なせ限定販売にするんだろう。

スープラ・レクサスを買えない妬みからボロクソ言う方々が常にいらっしゃるが、素直に欲しいですよね＾＾