現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > キダルトを捕まえろ! 玩具市場、初の1兆円突破…東京おもちゃショー2024 8月31日から一般公開

ここから本文です

キダルトを捕まえろ! 玩具市場、初の1兆円突破…東京おもちゃショー2024 8月31日から一般公開

掲載
キダルトを捕まえろ! 玩具市場、初の1兆円突破…東京おもちゃショー2024 8月31日から一般公開

国内最大規模の玩具展示会、東京おもちゃショー2024が8月29日から9月1日までの4日間、東京ビッグサイトで開催されている。主催は日本玩具協会。前半2日間はビジネス関係者向けの商談見本市(バイヤーズデー)、8月31日と9月1日の後半2日間が一般公開(パブリックデー)だ。

◆2024最新おもちゃトレンドは?
東京おもちゃショーでは最新のトレンドおもちゃが注目される。日本玩具協会が2024年の最新トレンドをキーワードに分けて紹介している。

1位:ホンダ『N-BOX』、2位:トヨタ『プリウス』…次に乗りたい車アンケート

キーワード(1):「これがおもちゃの最先端」。毎年さまざまなアイデアや最新技術を取り入れた新製品が登場する。

キーワード(2):忙しい毎日を送る現代人にお薦めしたい、その愛らしさで日常の疲れを癒してくれる「インタラクティブペット」。

キーワード(3):「注目のデジタルトイ」揃いました! ユーチューバーが使うカメラやお父さんやお母さんが使っているスマホやパッド、ウェアラブル端末など、子どもたちがあこがれるデジタルデバイスをモチーフにした商品は今年も進化、多彩になっている。

キーワード(4):そう来たか!「驚きの定番商品」。クリスマス向けおもちゃとして毎年大本命となる定番ブランドの新製品だ。新しいアイデアで新展開を見せる。

キーワード(5):「キダルトトイ」。キッズ+アダルト=子ども心を持った大人層を指してキダルトと呼ぶ。最近注目の市場カテゴリーだ。

キーワード(6):「アクションゲームで盛り上がろう!」。家族や友達、仲間とワイワイ盛り上がるゲームは、アクションゲームに注目の商品が多い。

◆玩具市場規模の概況
日本玩具協会は、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)の玩具市場規模と市場動向に関する調査を実施した。2023年度の日本国内の玩具市場規模は前年度比107.1%と大きく伸び、希望小売価格ベースで1兆0193億円と初めて1兆円を超えた。玩具の売り上げは少子化が進む中でも2019年度以来、4年連続で伸びており、過去最高を記録した。

市場が初めて1兆円を超えた最大の要因は、前年より425億円売り上げを伸ばしたカードゲーム・トレーディングカードだ。このジャンルは市場全体の27.2%を占め、2774億円市場となった。また、プラモデルとフィギュアが好調だったホビー市場も79億円拡大し、1749億円市場となった。

2023年度の玩具市場で拡大が目立った商品ジャンルを伸び率で見ると、ハイテク系トレンドトイ121.5%、ぬいぐるみ120.7%、カードゲーム・トレーディングカード118.1%、のりもの玩具108.9%、ホビー104.7%という結果であった。中分類での金額ベースの伸びの上位はフィギュア、ミニカー、乗用、幼児キャラクター、立体パズルであった。

のりもの玩具市場を牽引したのはミニカーで、タカラトミー『トミカ』の大きな伸びに加えマテル『ホットウィール』の躍進も貢献した。知育・教育玩具ではベビーカーやチャイルドシート、三輪車などの需要が好調で、『パウ・パトロール』をはじめとした幼児キャラクターも好調であった。

日本玩具協会によると、カードゲーム、ホビー、ぬいぐるみ、ミニカー、ハイテク系トレンドトイなど、2023年度に伸びが顕著だったのは、キダルト層やインバウンド層にも人気の商品分野だ。これらによって、少子化の中でも玩具が成長産業になっている大きな要因だと、日本玩具協会は考える。

◆俄然注目の「キダルトトイ」
いつまでも子どもの心を忘れない大人に向けた「キダルトトイ」も、東京おもちゃショー2024会場に多数が出品された。

『リカちゃんフォトジェニックリカシリーズ』(タカラトミー)は可動式関節ボディを採用し、ポージングの自由度が大きく、写真を撮影してSNSに投稿するなど“リカ活”向けの仕様となっている。『超合金ルービックキューブ』(BANDAI SPIRITS)は、超合金とルービックキューブがそれぞれ生誕50周年を迎えたことを記念した商品で、ルービックキューブがロボットに変形する。

また、キダルト層の“推し活”をテーマにした商品にも注目だ。『ぷにジェルサンリオキャラクターズ 推し活ぷに』(セガフェイブ)は、“推し”の写真や切り抜きをサンリオキャラクターのイラストシールと組み合わせて、オリジナルのチャームやキーホルダーを作る商品。『星のカービィ アクスタポップシリーズ』(ビバリー)は組み立てると“推し活”で人気のアクスタ(アクリルスタンド)のように飾ることができるジグソーパズルだ。

『nanoblock KAWAI グランドピアノ』(カワダ)は、楽器メーカーの河合楽器製作所が監修した、グランドピアノを再現した逸品。また『シルバニアファミリー 赤ちゃんコレクション・赤ちゃんケーキパーティーシリーズ・Pack』(エポック社)は、オトナ女子にも大人気の赤ちゃん人形のコレクションアイテムだ。『Original Tamagotchi シリーズ』(バンダイ)もまた、1990年代にブームを巻き起こした初代たまごっちの欧米版など、多彩なデザインをラインナップした。

大人が楽しむエンターテインメントとして定着したカプセルトイでは、ガシャポン史上最大サイズの90mmカプセルに入った『ガシャポン いきもの大図鑑アドバンスソウカブトとヘラクレスオオカブト』(バンダイ)が迫力だ。

『メタリックナノパズル HONDAスーパーカブ50』(テンヨー)は超細密なレーザー加工で、ホンダ『スーパーカブ50』を再現したハイクオリティメタルキットで、キダルト層に刺さりそうだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

なぜ? 運転免許証とマイナンバーカードが一体化! 「国民のメリットは?」 “マイナ免許”失くしたら? 2枚持ちは?  3月24日から開始!
なぜ? 運転免許証とマイナンバーカードが一体化! 「国民のメリットは?」 “マイナ免許”失くしたら? 2枚持ちは? 3月24日から開始!
くるまのニュース
どんな大会か知ってる? 警察官が技術を競う「全国白バイ安全運転競技大会」とは
どんな大会か知ってる? 警察官が技術を競う「全国白バイ安全運転競技大会」とは
バイクのニュース
アイシン、アイシン化工を2025年4月吸収合併 摩擦材などグループ内の事業重複解消
アイシン、アイシン化工を2025年4月吸収合併 摩擦材などグループ内の事業重複解消
日刊自動車新聞
バニャイヤ、タイトル防衛は危うしもレジェンド勢揃いの『年間10勝クラブ』入り。師匠ロッシと肩並べる
バニャイヤ、タイトル防衛は危うしもレジェンド勢揃いの『年間10勝クラブ』入り。師匠ロッシと肩並べる
motorsport.com 日本版
日産『キックス』新型、ビーチパトロール仕様にカスタム…SEMAショー2024
日産『キックス』新型、ビーチパトロール仕様にカスタム…SEMAショー2024
レスポンス
トヨタが「超スゴいランクル」世界初公開! カクカクボディ×FJスタイル採用!? 「謎のROX」とは? 日本への影響は? 米国SEMAで実車公開へ
トヨタが「超スゴいランクル」世界初公開! カクカクボディ×FJスタイル採用!? 「謎のROX」とは? 日本への影響は? 米国SEMAで実車公開へ
くるまのニュース
後席シートにガタが生じるおそれ…トヨタ『ハイエース』をリコール
後席シートにガタが生じるおそれ…トヨタ『ハイエース』をリコール
レスポンス
ヤマハの自動変速機構「Y-AMT」搭載車に注目が集まるが…… 「MT-09」の最上級モデル「SP」は何が凄い?
ヤマハの自動変速機構「Y-AMT」搭載車に注目が集まるが…… 「MT-09」の最上級モデル「SP」は何が凄い?
バイクのニュース
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
くるまのニュース
ただの空気を充填すると「タイヤの空気圧」のシビアな管理は難しい! F1などでは常識の「ドライエア」とは?
ただの空気を充填すると「タイヤの空気圧」のシビアな管理は難しい! F1などでは常識の「ドライエア」とは?
WEB CARTOP
スズキ、世界戦略EVの第1弾「eビターラ」公開 2025年夏から順次投入 トヨタにもOEM供給
スズキ、世界戦略EVの第1弾「eビターラ」公開 2025年夏から順次投入 トヨタにもOEM供給
日刊自動車新聞
ダイハツ ロッキー、ハイゼットカーゴ、アトレーの一部仕様変更
ダイハツ ロッキー、ハイゼットカーゴ、アトレーの一部仕様変更
Auto Prove
野田~印西の国道16号“絶望的渋滞”が変わる!? 動き出した「千葉北西連絡道路」に反響多数「はよして」「パンク状態」夢の信号ゼロ道路が“概略ルート”決定へ
野田~印西の国道16号“絶望的渋滞”が変わる!? 動き出した「千葉北西連絡道路」に反響多数「はよして」「パンク状態」夢の信号ゼロ道路が“概略ルート”決定へ
くるまのニュース
グレードは何が人気? ボディカラーの一番人気は!? 三菱新型「アウトランダー」発売 3年ぶりの進化でPHEV性能強化
グレードは何が人気? ボディカラーの一番人気は!? 三菱新型「アウトランダー」発売 3年ぶりの進化でPHEV性能強化
VAGUE
BEV普及のための陰謀説まで囁かれる! かつて「水より安い」と言われたアメリカのガソリン価格が高騰気味!!
BEV普及のための陰謀説まで囁かれる! かつて「水より安い」と言われたアメリカのガソリン価格が高騰気味!!
WEB CARTOP
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
くるまのニュース
初代ドゥカティ・スクランブラー誕生年「62」をサイドプレートにデザイン 「スクランブラー」
初代ドゥカティ・スクランブラー誕生年「62」をサイドプレートにデザイン 「スクランブラー」
バイクのニュース
『これはやらないと!』オートマティックフルード交換に革命! 過走行車も安心の最新メンテナンス術~カスタムHOW TO~
『これはやらないと!』オートマティックフルード交換に革命! 過走行車も安心の最新メンテナンス術~カスタムHOW TO~
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.0350.0万円

中古車を検索
テーマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.0350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村