超メジャー車でも人気のないグレードは安い!
免許を取ったばかりの人やとりあえずのアシとしてクルマを探している人にオススメしたいのがやや不人気なコンパクトカーだ。維持費の面で考えれば軽自動車のほうが安価ではあるが、それだけに値落ちが緩やかで古いモデルでもあまり安くならないため、トータルで考えるとコンパクトカーのほうがお得であることも少なくない。
もちろん不人気といってもクルマの出来は決して悪いものではないので、お手頃かつ実用性に富んだオススメコンパクトカーをご紹介しよう。
1)トヨタ・ヴィッツ
現在のトヨタのコンパクトカーの柱と言うとハイブリッド車のアクアが中心となっているが、モーターや駆動用バッテリーが搭載されているためにどうしても車両価格は高めとなってしまう。
そこでオススメしたいのが、ベーシックなガソリンエンジンを搭載した現行ヴィッツだ(ヴィッツにもハイブリッドモデルは存在するが)。
一番排気量が小さいものでは1リッターしかないが、近所の移動に使うのであれば悲観するほどの遅さということはないだろう。前期型であれば20万円台から、衝突被害軽減ブレーキが備わる後期型でも60万円台から選ぶことができる。
2)ホンダ・フィット
すでに3世代目となる現行フィット。初期のハイブリッドモデルではi-DCDのリコールが複数回発生してしまい、ややネガティブな印象がついてしまったこともあったが、オススメはベーシックな1.3リッターエンジンを搭載したグレードだ。
1.3リッターとは思えない豊かなトルクを発生するエンジンとCVTのマッチングが絶妙で、市街地から高速道路までほぼストレスなく走ることができる。そしてもともと走りの面では定評のあるホンダ車だけにコンパクトカーのフィットでもキビキビとしたハンドリングは健在。走りにこだわる人にもオススメできる1台だ。
現行車なのに一桁万円の個体も存在
3)日産キューブ
ついに登場から11年目に突入した3代目キューブ。モデル途中でボディカラーの入れ替えなどはあったものの、見た目の変化がほとんどないままというのは珍しいが、それだけ完成されたデザインということも言えるだろう。
さすがに新車で購入するとなると衝突被害軽減ブレーキすらつかない装備類に時代の流れを感じてしまうが、中古車として狙うのであればその色褪せないデザインは魅力的。しかも走行距離がかさんだ車両であれば、なんと一桁万円から見つけることができるというのも魅力的だ。
4)スズキ・スイフト
1.4リッターターボエンジンを搭載したスイフトスポーツの評価が非常に高いが、裏を返せばベースとなる車両がしっかりしているからこそ、ハイパワーなターボエンジンを搭載しても素晴らしい走りができると言えるのだ。
そんなベーシックな1.2リッターNAエンジンを搭載したスイフトは、登場からまだ2年ほどしか経過していないにもかかわらず、70万円弱から見つけることができてしまう。過走行や修復歴ありでない個体でもこの価格というのはかなり買い得感が高いのではないだろうか。
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