2020年8月20日、スバル(SUBARU)はステーションワゴンの次期レヴォーグの情報を一部公開した。※タイトル写真のグレードはSTIスポーツ。
進化したアイサイトXは渋滞時のハンズオフ機能も
1989年にデビューし、1990年代に一世を風靡してスバルの主力モデルへと発展したレガシィシリーズは、成長する北米市場のニーズに応えるため2000年代後半からボディサイズを拡大。結果デビュー当初のスポーティなセダン/ツーリングワゴンというイメージは薄れ、これを残念に感じたスバルファンも多かった。こうした日本マーケットのニーズに応えるため、2014年に国内専売モデルとして発売されたのがレヴォーグだった。
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レガシィの実質的な後継モデルであることを謳った「25年目のフルモデルチェンジ」というキャッチフレーズも記憶に新しい。実際、全長4690mm/全幅1780mmというコンパクトさは4代目レガシィツーリングワゴン(BP型・同4680mm/1730mm)に近く、スポーティな動力性能もあってワゴンモデルが売れないと言われた日本市場でもウケた。さらに後期型では、欧州市場へも投入されることとなった。
そして2019年の東京モーターショーで、スバルは次期レヴォーグのプロトタイプを公開するとともに、2020年後半での発売を予告。そして2020年8月20日に新型レヴォーグの先行予約を開始し、同年10月15日に正式に発表される。実際にユーザーの手元に納車されるのは年末を予定しているという。
先行予約開始に合わせて試乗会も開催されたがその模様は別の機会に紹介するとして、ここでは新型の概要の一部をまとめてみた。
レガシィがボディサイズを拡大してきたのと同様にレヴォーグも若干大きくなっている。新型は全長4755mm(従来モデル比+65mm)/全幅1795mm(同+15mm)/全高1500mm(同+0mm)で、この数値は5代目レガシィツーリングワゴン(BR型・同4775mm/1780mm/1535mm)に近い。このサイズアップは居住空間の拡大に割り当てられ、前後シートの間隔は25mm延伸、左右シート間も20mm広げられて余裕が生まれている。
コクピットにはスバル初となる12.3インチの液晶メーターを採用し、センターコンソールには縦型11.6インチのタッチパネル式ディスプレイを配置され、デジタル化が一気に進んでいる。この縦型の画面ではナビやオーディオはもちろんのこと、ドライブモードやアイサイト、エアコンの操作も含まれている。
安全運転支援システムは従来の「アイサイトツーリングアシスト(ver.3)」から「アイサイトX」に進化しており、前方を監視する新型ステレオカメラに加えて前方後方に合計4つのレーダーを追加。衝突を回避するための新機能をいくつか採用している。
ブレーキだけで衝突を回避できない場合にハンドル操作もアシストする「プリクラッシュステアリングアシスト(約80km/h以下)」や、車線の変更・逸脱時に接近車両を検知するとハンドル操作をアシストする「エマージェンシーレーンキープアシスト(約60~120km/h)」などにより、走行安全性を高めている。この他にも、準天頂衛星「みちびき」や3D高精度地図データを利用したことにより、自動車専用道路での渋滞時ハンズオフ機能、カーブ前や料金所前での速度制御を可能としている。
ボディ構造は新たにSGPやフルインナーフレーム構造を採用、構造用接着剤の使用領域を拡大するなど、ねじり剛性を従来比で44%向上してスポーティさを高めている。ここに搭載されるエンジンは従来の2種類(1.6Lターボ/2Lターボ)から、レギュラーガソリン仕様の新開発1.8Lターボに統合。従来の1.6Lターボより7ps/50Nmパワーを向上させた177ps/300Nmをより低回転域で発生し、低燃費と加速性能を両立させている。
ボディ関連で気になったのがサスペンションのロングストローク化だ。従来のレヴォーグやレガシィをはじめとするスポーティモデルのデビュー初年度は、乗り心地が硬く次年度やビッグマイナーチェンジで足まわりを改善する改良を施されることが多かった。しかし、新型レヴォーグレは、従来比でフロントを25%、リアで5~10%もストロークをロング化することで快適性を高める構造を採用している。スポーティさと快適性の両立が図られた走行性能が気になるところだ。
ちなみに今回の情報公開は正式な発表ではなく、そのため車両価格は未公開のままだ。ただ、グレード展開は「GT」、「GT-H」、「STIスポーツ」の3つに分けられ、それぞれにアイサイトXを搭載した「EX」グレード(+35万円)が設定される。およそ280万円強~370万円強での展開となるというから、従来モデルと大きく変わらないと思われる。追加情報に期待しよう。
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