■アウディのビジョンを体現したモデル
アウディは2019年9月10日、フランクフルトモーターショー2019で自動運転の能力と優れたオフロード性能を組み合わせたコンセプトモデル「AI:トレイル クワトロ」を発表しました。
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AI:トレイル クワトロは、オフロードにおいても持続可能なモビリティを追求する包括的なコンセプトカーで、異なるユースケースを想定して開発された「アウディ アルコン」、「AI:ME」、「AI:RACE」に続く、4台目のモデルです。
「トレイル」という名称は大自然を探求するイメージを表現し、キャビンを取り囲むガラスは車両の全周において高い視認性を確保。オフロードの、広大な外の景色を堪能することができます。
全長4.15m、全幅2.15m、全高1.67mの頑丈なボディを備えた同モデルは、悪路でのポテンシャルを外観で明確に表現しており、850mmタイヤを装着する巨大な22インチホイールは、停車時でも高いオフロード性能を物語ります。
また、最低地上高は34cmで、水深50cmの浅瀬も走行可能です。
さらにAピラーの下には、従来型のヘッドライトの代わりに車外も車内も照らし出すことのできる内蔵型の光源が設置され、使用されているLEDエレメントは調光も可能。室内照明としてだけでなく、車両の進行方向も照らします。
アウディのデザイン部門責任者のマーク・リヒテ氏は、同モデルのユースケースを次のように説明しています。
「AI:トレイルは、舗装路を外れた場所で革新的なドライビング体験を可能にする、エミッションフリーな電気駆動システムを搭載したオフロードコンセプトカーです。
一つの大きな塊から削り出したようなこのボディは、ガラス面積を最大限に確保して、周辺環境との濃密な一体感を実現しています。
このクルマは、持続可能なモビリティをオンデマンドで供給できるコンセプトカーです」
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