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インテリアはシンプルで機能的に ミニ・エレクトリック 試作車へ同乗 発売は1年半後

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インテリアはシンプルで機能的に ミニ・エレクトリック 試作車へ同乗 発売は1年半後

次期ミニ・エレクトリックの発売は1年半後

最近の自動車メーカーは、新モデルの発売前にプロトタイプをジャーナリストへ内見したり、試乗させてくれることが多い。広報用の試乗車を準備するより早く、話題喚起につなげたいのだろう。

【画像】開発順調 次期ミニ・エレクトリック 現行型と競合モデルを写真で比較 全122枚

とはいえ、発売の1年半も前にプロトタイプへの同乗が許されることは珍しい。今回の、ミニ・エレクトリックのように。

流石に正式発表もまだ先ということで、助手席に座らせてもらったプロトタイプのボディには、厳重なカモフラージュが施されていた。インテリアには、ステアリングホイールを除いて、どこも黒い布地が掛けられていた。

それでも、最終的なミニのデザインを想像する手がかりは、部分的に得られると思う。スタイリングは、2021年末にすでにリークされているから、ご覧になったという読者もいらっしゃるかもしれない。

写真にある、黄色と黒のまだら模様の中で目立つ、ヘッドライト・リングと四角いテールライトはあくまでも偽装。実際のデザインとは関係ない。

現行型のミニと比べて、左右のタイヤの間隔、トレッドは広くなり、フロント・オーバーハングは短くなる。ホイールの直径は大きくなり、ホイールベースは伸ばされる。より、走り重視のプロポーションを得るといえる。

シンプルで機能的になるインテリア

新しいインテリアのデザインは、2021年夏に公開されたコンセプトカー、ミニ・ストリップとのつながりを感じさせる。現在のミニと比べて、だいぶシンプルな造形へ振られるようだ。

装飾的な要素を減らし、クロームメッキなどの使用量も少なくなるという。より機能的なものになると考えられる。

ダッシュボードの中央には、大画面のタッチモニターが据えられる。インフォテインメント・システムだけでなく、エアコンなどの操作も、このモニターが受け持つことになる。

タッチモニターの下には、ドライブモードを選べるものなど、実際に押せるハードスイッチが並ぶ。クルマ自体のオン/オフを切り替える、イグニッション・スイッチも。

これまでドライバーの正面にあった、メータークラスターは姿を消す様子。そのかわり、フロントガラスへ情報を投影するヘッドアップ・ディスプレイが搭載されるという。

今回、極寒の圧雪コースでミニ・エレクトリック・プロトタイプのステアリングホイールを握ってくれたのは、開発を担当する技術者のクラウス・ブラマー氏。筆者は、その助手席に座って我慢だ。

新世代のトラクション・コントロール

その印象の限りでは、次期ミニ・エレクトリックの車内は従来より若干静かに感じられた。サスペンションは、落ち着きを増したようでもある。これまで荒れた路面などで顕著だった、弾かれるように硬い乗り心地は穏やかになった印象を受けた。

彼は、電動パワーステアリングのフィーリングに若干ぎこちなさが残っていると説明していた。これは、追々改良を受けることになる。

次期ミニ・エレクトリックの操縦性を向上させる要素となるのが、新世代のトラクション・コントロール。新しい駆動用モーターのコントローラーに、実装されるとのこと。駆動用モーターと直結する形で制御されるため、従来より迅速にシステム介入できるという。

トラクションが完全に失われる前に、予測的に判断して働かせることも可能になる。それにより、駆動力が断続的に途切れるような介入の仕方も、避けられるそうだ。結果として、アンダーステアとトルクステアも低減できることになる。

少なくとも、新しいミニ・エレクトリックのプロトタイプは、雪上コースを力強く走っていた。現行型のガソリンエンジン・モデルより。次期ミニの開発は、2023年の発売に向けて順調に進んでいるといえるだろう。

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