Q:2017年度の登録車の新車販売。外国メーカー車の割合は?
text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:9.1%と過去最高を記録。台数も30万3920台と、21年ぶりの高水準に
エキシージ・カップ430タイプ25 F1「ロータス25」がモチーフ
ドイツブランドを中心に販売が堅調に推移したことに加え、今年度後半に日産とSUBARUの完成検査不正問題が発覚して国産車全体の販売成績が伸び悩んだことが、外国メーカー車のシェアの伸びにつながった。
外国メーカー車の新規登録台数 3カ月連続マイナス
輸入車の新車販売は外国メーカー車で勢いが鈍化しているようだ。日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた3月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比1.8%減の3万9056台と3カ月連続で前年割れを記録。日本メーカー車含でも同0.7%減の4万6281台と、8カ月ぶりのマイナスとなった。登録車に占める輸入車のシェアは、日本車が低調だったために8.9%と高レベルを維持する。
一方、2017年度(2017年4月~2018年3月)の外国メーカー車の新規登録台数では前年比1.7%増の30万3920台を達成。前年超えは3年連続。登録車に占める輸入車のシェアも前年比0.2%増の「9.1%」に達し、過去最高を更新する。また、日本メーカー車含でも同1.3%増の35万1363台と前年実績を上回った。
輸入車市場の動向についてJAIA関係者は、「3月の外国メーカーの新車販売は車両価格の引き上げなどもあり、3カ月連続で前年実績を下回った。一方、日本メーカー車は好調をキープし、前年同月比6.0%増の7225台を成し遂げる。牽引したのはトヨタとホンダで、トヨタはハイラックスの新規導入などの効果で同34.6%増の2467台で全体の第6位、ホンダは新型シビックや新型NSXの導入で同4736.4%増の1596台で第9位に入った。
価格帯別では400万円以上1000万円未満が前年同月比9.7%増を記録したものの、400万円未満は同15.4%減、1000万円以上が同10.9%減と低調に推移する。台数で見ると400万円以上1000万円未満が1万7271台だったのに対し、400万円未満が1万6925台と、前月と同様にボリュームゾーンが逆転した。登録台数の22.2%と高いシェアを記録したディーゼル車やラインアップの拡充が顕著なSUVモデルなどが400万円以上1000万円未満の価格帯に多いことが、この成績に表れている」と説明した。
2018年3月「インポートカー」新規登録ランキング
車名別インポートカー新規登録台数 (乗用車、貨物、バス合計)
日本自動車輸入組合 1月からの累計台数順1位 メルセデス・ベンツ 8654台
2位 フォルクスワーゲン 6455台
3位 BMW 6265台
4位 アウディ 3569台
5位 BMWミニ 3384台
6位 トヨタ 2467台
7位 日産 2172台
8位 ボルボ 1889台
9位 ホンダ 1596台
10位 プジョー 1405台
11位 ジープ 1319台
12位 ルノー 1064台
13位 ポルシェ 974台
14位 フィアット 776台
15位 スズキ 442台
16位 ランドローバー 751台
17位 三菱 548台
18位 ジャガー 539台
19位 シトロエン 447台
20位 アルファ・ロメオ 280台
2017年度 3年連続で前年超え
「2017年度で見ると、外国メーカー車で新規登録台数が30万台を超えるという好成績を成し遂げた。各ブランドが積極的に新型車を投入したこと、主要ブランドの販売網が拡大したこと、排出ガス規制不正問題の影響からフォルクスワーゲンとアウディが立ち直りつつあること、ドイツ以外のブランドも健闘したことなどが、数字を伸ばした要因。クルマとしてはSUVやディーゼル車のカテゴリーが好調。価格帯別では400万円以上1000万円未満がとくに成績を伸ばした」と解説している。
今後の見通しについては、「一部ブランドで車両価格の引き上げが実施されており、販売への影響は避けられないところ。ただし、ディーゼル車や環境対応車、SUVモデルを中心に引き合いは多く、さらに今後このカテゴリーでの設定車種が増える見込みなので、これらがどれくらい受注を伸ばすかがポイントになる。好調なブランドが精力的に販売網をリニューアルしていることも好材料」と指摘した。
外国メーカー車の3月のブランド別成績では、前年同月比0.9%増の8654台の新規登録を記録したメルセデス・ベンツが37カ月連続での首位につく。続く第2位には同4.7%減ながら6455台を達成したフォルクスワーゲンが3カ月連続で位置。第3位には同6.5%減の6265台でBMWが、第4位には同9.4%増の3569台でアウディが入った。ドイツ4強以外では、BMWミニが前年同月比3.2%増(3384台)、プジョーが同14.9%増(1405台)、ジープが同2.3%増(1319台)、ポルシェが同10.8%増(974台)、ランドローバーが同58.8%増(751台)、シトロエンが同21.8%増(447台)、アルファ・ロメオが同69.7%増(280台)、キャデラックが同44.3%増(114台)の好成績を成し遂げた。
一方、2017年度の外国メーカー車のブランド別順位は、前年比1.4%増の6万8437台を達成したメルセデス・ベンツが3年連続でのトップに輝く。続く第2位には、同0.9%増(5万1299台)のBMWが2年連続でランクイン。第3位には同0.9%増(4万8152台)のフォルクスワーゲンが、第4位には同0.3%減(2万8620台)のアウディが入った。ビッグ4以外では、BMWミニが前年比2.6%増(2万5566台)、ボルボが同4.9%増(1万6110台)、ジープが同7.2%増(1万446台)、プジョーが同18.6%増(8928台)、ルノーが同13.7%増(6955台)、ランドローバーが同21.4%増(3885台)、シトロエンが同43.8%増(3195台)、アルファ・ロメオが同24.3%増(2029台)、マセラティが同22.0%増(1744台)、シボレーが同49.4%増(886台)と前年超えを成し遂げる。
高級スポーツカーブランドの好調さも際立ち、フェラーリが同6.9%増(776台)、ランボルギーニが同13.1%増(492台)、アストン マーティンが同33.6%増(302台)を達成。日本ブランドでは、トヨタが同17.3%増(1万8733台)、ホンダが同6098.2%の大幅増(6756台)を記録した。
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