トヨタとダイハツの新型コンパクトSUVは「ミニRAV4だった?」。 2019年11月5日に発表されるという報道がされており、新型SUVの車名はトヨタは「ライズ」とダイハツが「ロッキー」だといい、いよいよその実像が見えてきました。
両メーカーの新しい小型SUVとはどのようなモデルなのでしょうか。
【画像】新型「ロッキー」はミニRAV4? DNトレックや新型RAV4を見る!
以前の記事では、東京モーターショー2017で披露されたダイハツのコンセプトモデル「DNトレック」がその新型車ではないかと伝えたほか、各メディアでも同車がロッキー&ライズであると報じています。しかし、最新の情報によるとDNトレックは単なるコンセプトカーであることが分かりました。
1997年に国内販売を終了したダイハツのロッキーですが、23年ぶりに復活をすることになります。ダイハツとトヨタが同じ新型SUVをバッジモデルで発表するという噂は、すでに数か月前から流れていました。
自動車業界では、その名前がロッキーとライズであり、ダイハツが2017年に東京モーターショーで発表したコンセプトカー「DNトレック」であると予想している向きが多かったのです。しかし、実際はトヨタ「RAV4」そっくりのデザインを採用したコンパクトSUVであることが分かりました。
実車を見たというダイハツの販売店スタッフは、「通常であれば発売日が近くなると各営業所に新型車の写真が配信されるのですが、今回はトヨタさんとの同時発売ということもあるのか、一切写真はありません。実車を見たのですが、私の個人的な感想でいえば、RAV4そっくりです。まさに、ミニRAV4というデザインですね」といいます。
ロッキーとライズは、ダイハツが新プラットフォームのDNGAを採用して製造するコンパクトSUVで、トヨタにはOEMで供給されます。全長は3995mmかなりコンパクトなサイズで、トヨタには「C-HR」のさらに下のクラスを補完するモデル、ダイハツには悲願のSUVとなります。
市場ではサイズ感は多少違いますが、ホンダ「ヴェゼル」やマツダ「CX-3」、スズキ「クロスビー」を仮想ライバルとして見ているようです。
エンジンは1リッターターボ。ダイハツ「トール」に搭載されているパワーユニットと同じもののようです。「非常に力強い加速で、1.5リッターのヴェゼルよりもトルクフルでしたね」と前出の営業マンはフィーリングの感想を語っています。
■ライズとロッキーの詳細はいかに?
内外装の情報はあまり入手できませんでしたが、上位グレードには4種類の情報インターフェイスに変えられるメーターや、各部に細かく設けられた収納など、ダイハツとトヨタ車らしい仕上がりを見せているようです。当然ながらダイハツスマートIIIも搭載されており、安全面でもぬかりはありません。
グレードは両モデルとも4グレードで、ロッキーは上から「プレミアム」「G」「X」「L」、ライズは「Z」「G」「XS」「X」という名前が与えられているようです。
ボディカラーはレッド、ホワイト、ブラック、シルバーなど無難な色になっているようですが、最上級グレード特別色が存在し、それぞれロッキーには赤系、ライズには青系を設定しているといいます。
気になる価格ですが、ロッキーが約170万円から約240万円、ライズが約168万円から約205万円と、トヨタの方が若干安いプライスが付いているようです。
ダイハツのトールとトヨタの「タンク/ルーミー」では同価格だったため、これは少々意外といえます。もしかすると、ロッキーにしか装着されていない装備もあるのかもしれません。
現在、トヨタのRAV4は絶好調な販売を記録しており、そのデザインはユーザーから好意的な評価を受けています。
もし、ミニRAV4が登場したら、コンパクトなSUVを欲しているユーザーは飛びつくのではないでしょうか。
DNトレックが単なるコンセプトカーだったのか、それとも別な新型車なのかはまだ分かりませんが、ダイハツの名跡であるロッキーの復活は、実に楽しみです。
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