Vol.43|コンプレッサー組み立て
今号はコンプレッサーの組み立てです。コンプレッサーと言っても形から考えてエアコンのものではないようですね。上下ふたつのパーツで構成されたコンプレッサーを組み合わせて、ビスで固定したあとはチューブを差し込みます。その後スタンドを組み合わせ、さらに2本のチューブを80mmにカットし、指定された突起に差し込みます。
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いつもながら、このチューブが硬いんですよね。そして差し込み先の突起の太さがチューブの太さとほぼ同じなので、なかなか差し込めない。やっぱりチューブをもうちょっと柔らかい素材にしてくれないかな……。
コンプレッサーを組み終わったら、リヤの上部サブフレームにビスで固定して、今回の作業は終了です。
Vol.44|リヤサブフレーム一体化
前号43号でコンプレッサーを装着したリヤ上部サブフレーム、いよいよ今回はこのサブフレームをエンジン本体を固定しているメインのリヤサブフレームに固定します。サスペンションのダンパーの下をハブ部分に合わせたら、上部サブフレームとリヤサブフレームの左右接合部をビスで固定。これでリヤサブフレームの上下が一体となりました。
そして何本かのチューブの片側を突起に差し込みますが、やはりチューブが硬く取り回しもキツいので、はめるのが大変でした。その次はずいぶん前に組み立てたスタビライザーの組み付けです。これいつ作ったんだっけ……と思って調べてみたらVol.35でした。なんと10号も前です。デアゴスティーニのキットはこのように組み立てたパーツはとりあえず保管しておいてずっと後になって組み付ける、ということが多いので、パーツをなくさないように注意する必要があります。
エンジン、トランスミッション、サスペンションや補器類もほぼ完成したリヤ周り。これだけ眺めていても充分に楽しめます。スタビライザーは左右をそれぞれビスで固定するのですが、一体どこに固定するのか最初はわからずに戸惑いました。結局ストラットの下部取り付け孔と共締めするということがわかったのですが、これの組み付けがまたサブフレーム全体を横向きにしたり裏返したりしなくてはならず、結構大変でした。
今号にはラゲッジルーム用のパーツが付属していましたが、これは次号で使うとのことです。
今号のヘリテージギャラリー|1993 ACCORD
Vol.43のヘリテージギャラリーは5代目アコード。アコードはシビックの上級モデルとして1976年に登場したクルマですが、現在も10代目となってラインアップされています。日本車としては初めてアメリカで生産されるなど、ホンダの歴史を語るうえで欠かすことのできないクルマです。
以前、フォードミュージアムを訪れたとき、“北米で初めて生産された日本車”として2代目アコードが展示されていて、ちょっとうれしい気持ちになったのを覚えています。アメリカでのホンダ人気を決定づけたクルマとも言えますね。
インパネも質感が高く、欧州車のような雰囲気。アナログメーターはやはりいいですね。さて、この5代目ですがアメリカ市場の要望を反映してか、全幅を1760mmとして初めて3ナンバーとなりました。しかもクーペとワゴンはアメリカで生産して日本に輸入するという、いわゆる逆輸入車。
USアコードなんて呼ばれていましたね。アコードが本格的に北米に軸足を移したモデルというわけです。
全幅1760mmの3ナンバーサイズですが、この頃はもう1700mm超えのボディ幅へのアレルギーはかなり薄まっていたと思います。オプション設定のカーナビゲーション。GPSと光ファイバーセンサーによる自立航法を組み合わせていました。画面本体は格納式です。北米マーケットを主眼にしたとはいえ、この5代目アコードは日本でも大ヒットとなりました。シンプルでクリーンなデザインと、非常にナチュラルなハンドリングが支持されたのでしょう。
当時、社有車にこのアコードがあったので取材のアシとして随分乗りましたが、とても素直ないいクルマだったと記憶しています。この頃、ホンダFFダブルウイッシュボーンは熟成の域に入っていたのだと思います。
そしてこの5代目アコードのプラットフォームは、オデッセイという大ヒットミニバンを生み出すのでした。
↓YouTubeでは、一気見できるようになっています↓
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