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第19回 Tokyo Bayside Classic Cup “マルニ対決” の行方は?

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第19回 Tokyo Bayside Classic Cup “マルニ対決” の行方は?

旧車レースの入り口 さらなる盛り上がり

戦前車を含む1972年までに生産されたヒストリックカーを対象とし、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて開催されている草レースイベントTokyo Bayside Classic Cup(TBCC)。運営から参加者までが対等なクラブマンとして開催されるフレンドリーなイベントで、参加者(車)のウデ(ラップタイム)によってクラス分けが行われており、初心者でも参加しやすいため、常に賑わっている。レースカテゴリーの入門編であり、TBCCのメインストリームであるクラブマンズ・カップではエントリー希望者があまりに多いため、今回は予選タイムによって2枠に分けて決勝を行うこととなった。なお、全クラスを合わせると約100台のエントリーがあり、今回もフルグリッド状態であった。

「第19回 Tokyo Bayside Classic Cup」をスライドショー形式でみる

ライレーやMG、ラゴンダなどの戦前の名車によるスポーツ走行にはじまり、ミニ、MG-B、アルファ・ロメオ・ジュリアなどによる白熱したレースが繰り広げられるTBCC。今回はジャガーXJ6Cやマーク1、そしてBMW2002なども参戦して華を添えた。

そして全ての走行プログラムが終了した後は、サーキット内のレストランで表彰式と昼食懇親会が行われたが、今回は年内ラストの開催ということで豪華賞品を用意しての抽選会もあり、いつも以上に盛り上がった。

白熱のレース 年内のスケジュールは全て終了

ワンシーズン4戦で開催されているTBCC。今回の第3戦で2017年のスケジュールは全て終了となった。最終戦は2018年3月11日に開催される『ファミリーサーキットデイ』内での開催となる。また、参加台数は限られるが2月11日には新春走行会(こちらは普段走ることができない運営スタッフの参加が優先される)も開催される予定だ。旧車のモータースポーツに興味をお持ちならば、ビギナーでも参加しやすいTBCCはオススメだ。また将来的に旧車を手に入れての参戦を目論む方も、ぜひ一度観覧して、さらにはスポーツ走行枠で走ってみるというのはどうだろうか。

■TBCC公式ウェブサイト

当レポートをスライドショーギャラリー形式でご覧になりたい方は、記事下のリンクをご利用ください。


全57枚 「第19回 Tokyo Bayside Classic Cup」詳細レポ

日が昇るまでは強烈に寒かったものの、明るくなるに従い気温も上がり、絶好のイベント日和になった。

TBCCの各クラスで最も参加台数が多いのがミニ。Mk-Iからローバーの最終型まで約30台が参戦した。

MG-Bやミジェットもまた人気が高く、毎回多くのエントラントが集まる。今回は12台がエントリー。

レース枠内でAR-Cupが併催されていることもあり、105系アルファ・ロメオは約20台の一大勢力を誇る。

今回はTBCCとしては珍しくBMW2002が3台もエントリー! アルファ勢とのハコ車勝負が期待される。

珍しいといえばレーシング仕様のジャガーMk-IとXJ6Cも登場。XJ6Cはなんと2台がエントリーした。

本気で走る戦前車が見られるのもTBCCの魅力のひとつ。今回はアミルカーCGSSが再び登場した。

最近快調を誇っていたTBCC統括の藤間さんのアルファ2000GTVが突如として謎のエンジン不調に!

結局トラブルは現場にいたスペシャルショップの名メカニックの協力によって無事解決したようだった。

朝一番はスポーツ走行から。このクラスは年式や排気量などの制限がなく、バラエティに富んでいる。

ル・マン・カーにとって袖ケ浦はいささか狭いか? GTD40が迫力満点で走る様子も見られた。

レーシンググリーンにシンプルなゼッケンが、当時のツーリングカーレースを思わせるジャガーMk-I。

アバルト仕様にモデファイされたヌオーヴァ500がかわいらしくも活発にサーキットを駆ける!

アウトモビーリヴェローチェの岡戸さんは今回も足グルマ(?)のアバルト500でスポーツ走行に参加。

ツインカム・トラックことホンダT360も走る! 今回は写真の個体を含めなんと2台のT360がエントリー。

戦前車とリジッドアクスル車によるビンテージスポーツ走行。今回は5台がサーキットを走った。

ビンテージ・クラス #91 1929年型 ライレー9 12/4 モノポスト 春山選手

ビンテージ・クラス #71 1935年型 ラゴンダ・レイピア・スペシャル 小平選手

ビンテージ・クラス #195 1933年型 MG Cタイプ・モンテリ・ミジェット 杉田選手

ビンテージ・クラス #196 1929年型 アミルカー CGSS 佐藤選手

ビンテージ・クラス #15 1935年型 MG PB 田中選手

今回40台がエントリーしたクラブマンズ・カップ。決勝は20台ごとに2枠に分けておこなわれた。

ジュリア・クーペもいいが、やはり“醜いジュリア”ことベルリーナ(セダン)はサーキットに似合う!

団子状態のまま、とんでもないスピードで横っ飛びするようにコーナーに飛び込んでくるミニたち。

クラブマンズ・カップ1 MINIクラス優勝 #46 1967年型 オースチン・ミニ 林選手

クラブマンズ・カップ1 U1500クラス優勝 #25 1954年型 モーリス・マイナーSr.II 伊藤選手

クラブマンズ・カップ1 U2000クラス優勝 #147 1966年型 アルファ・ロメオ・ジュリアスーパー 水嶋選手

クラブマンズ・カップ2 MINIクラス優勝 #251 1994年型 ローバー・ミニ 佐藤選手

クラブマンズ・カップ2 U1500クラス優勝 #13 1959年型 オースチン・ヒーレー・スプライトMK-I 石井選手

クラブマンズ・カップ2 U2000クラス優勝 #144 1975年型 アルファ・ロメオ・アルフェッタGT 嶺井選手

クラブマンズ・カップ #116 1975年型 ジャガー XJ6C 春山選手

クラブマンズ・カップ #109 1965年型 トライアンフ TR-4A 細川選手

クラブマンズ・カップ #148 1978年型 フィアット 124 スパイダー 麻生選手

クリスタル・カップではトップの藤間選手とBMW2002の隅田佑樹選手のトップ争いが盛り上がった。

クリスタル・カップ MINIクラス優勝 #71 2000年型 ローバー・ミニ 原田選手

クリスタル・カップ U1500クラス優勝 #118 1979年型 MG ミジェット 古野選手

クリスタル・カップ U2000クラス優勝 #12 1972年型 アルファ・ロメオ 2000GTV 藤間選手

クリスタル・カップ #93 1975年型 ジャガー XJ6C 小平選手

TBCC_1210_042

TBCC最高峰カテゴリーである、ハイパー/スーパー・クリスタル・カップは混走で競われた。

105系アルファのワンメイクレース、AR-Cupは今期最終となる第9戦目がおこなわれた。

2台のBMW2002が“マルニ対決”を決行するという情報を事前に掴んでいた筆者はこの2台に注目。

青の隅田 修選手と白の杉本選手、2台のマルニがテール・トゥ・ノーズの対決! だがしかし・・・

・・・隅田選手が2速、杉本選手は3速がない状態で走っていたとか。 結果は隅田選手の逆転勝利!

「実は勝った方が焼肉をご馳走になる約束だったんだ」と隅田選手。お互いの健闘を称え合っていた。

スーパー・クリスタル・カップ U1500クラス優勝 #86 1994年型 ローバー・ミニ 岡選手

スーパー・クリスタル・カップ U2000クラス優勝 #43 1970年型 BMW 2002 隅田 修選手

ハイパー・クリスタル・カップのトップ3はあっという間に集団を抜け出し、3台でのバトルへ。

ハイパー・クリスタル・カップ優勝 #41 1972年型 アルファ・ロメオ 2000 スパイダー 安藤選手

ハイパー・クリスタル・カップ2位 #16 1989年型 ケーターハム・スーパーセブン 大瀧選手

ハイパー・クリスタル・カップ3位 #97 1969年型 アルファ・ロメオ 1300GTジュニア 加藤選手

スーパー・クリスタル・カップ #58 1969年型 フォード・エスコートMk-I 石川選手

スーパー・クリスタル・カップ #78 1969年型 アルファ・ロメオ 1300 GTAジュニア 小平選手

スーパー・クリスタル・カップ #145 1969年型 アルファ・ロメオ・ジュリアTI 笹本選手

全ての走行枠が終わった後はレストランのテラスで恒例の記念撮影! 次戦は3月11日の開催となる。

レストランでは各カテゴリー/クラスの表彰式がおこなわれた。今回のトロフィーはクリスマス仕様!

表彰式の後はレストランで昼食懇親会と年末恒例の豪華大抽選会がおこなわれ、大いに盛り上がった。

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