現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「最新モデル試乗」ライバルがベンチマークに据える実力車、VWポロが販売好調な理由

ここから本文です

「最新モデル試乗」ライバルがベンチマークに据える実力車、VWポロが販売好調な理由

掲載 更新 24
「最新モデル試乗」ライバルがベンチマークに据える実力車、VWポロが販売好調な理由

日本仕様は4グレード構成。全車ターボ搭載。絶妙なサイズ設定

 VWポロの誕生は1975年。長らくVWラインアップのベーシックラインを担ってきた。だが、up!の登場(国内デビューは2011年)以降は「ちょっと上等」の位置づけに変化した。2018年にデビューした現行6thモデルのボディサイズは全長×全幅×全高4060×1750×1450mm。かつてのゴルフ4と同等だ。ワイドな1.75mの全幅は、居住性や積載性、さらには運動性能の大幅な向上にひと役買っている。
 ポロのプラットフォームは、ゴルフや他の上級モデルと同様のMQB。このモジューラーユニットはパサートまでカバーしているが、ポロが最小だ。

連載42回 なぜヤリスはフィットより売れるのか? 新型コンパクトカーの意外な秘密

 日本仕様は4グレード構成。売れ筋のコンフォートライン・リミテッドに始まって、アダプティブクルーズコントロールなど装備充実のハイライン、スポーティ指向のRライン、そしてホットハッチのGTIだ。
 GTIには2リッター直4ターボ(200ps)、Rラインには1.5リッター直4ターボ(150ps)を搭載。そして残り2グレードには、1リッター直3ターボ(95ps)を組み合わせる。トランスミッションはGTIが6速DSG、他は7速DSGだ。

 立派になったとはいえ、ポロのサイズは実に使いやすい。「ほどよい大きさ」だと感じる。ゴルフの全幅が 1800mmに達し、使い勝手がやや悪化した中、ポロの存在感は日本では高まったと思う。

若々しい走行フィール。1リッターモデルの最高速は187km/h!

 走りの質感はゴルフとは少し違う方向を目指したようだ。節度の効いた正確な動きは最新VW車共通。ポロはそこにスポーティな演出が加わっている。足回りは適度に固めで、走りは活発だ。直進安定性は素晴らしい。このあたりはクラス随一だといっていい。
 端的にいって若々しさではゴルフより上だ。そこが開発陣の狙いだとすれば、Cピラーを寝かせたスポーティなシルエットにも納得がいく。

 ゴルフ的なオールラウンド性を重視した場合、ボクがお勧めするグレードは 1.5リッターのRライン。もうちょっとあっさりしたディテールと走りの味付けがほしい気もするが、総合的には上質なコンパクトカーに仕上がっている。
 GTIを選べばこれぞ元祖ホットハッチの味わい。十分に過激で、しかもパワーを使い切る楽しさがある。ゴルフGTIが上級化するに連れて薄れた「やんちゃな楽しさ」が残っている。

 とはいえ、1リッターモデルでもよほどのパワー志向でない限り満足できる。メーカー公表の最高速度は187km/h。0→100km/h加速は10.8秒でクリア。ポロはVWらしさを若々しく楽しみたいユーザーに最適な選択だ。運転支援装備が充実しているのもセールスポイントである。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web

みんなのコメント

24件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

286.2449.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9448.0万円

中古車を検索
ポロの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

286.2449.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9448.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村