Rolls-Royce Ghost Extended
ロールス・ロイス ゴースト エクステンデット
ヴァンテージ GT4の進化型「GT8R」が誕生。ニュル24時間にアストンマーティンが送る新たな刺客
平日は運転手付き・週末は自身でドライブ
ロールス・ロイスはフルモデルチェンジした新型「ゴースト」に、ドライビングダイナミクス性能に妥協することなくリヤスペースを拡大した「ゴースト エクステンデット」を発表した。カスタマーへのデリバリーは2020年後半からスタートする。
待望のロングホイールベース仕様は、ロールス・ロイスのカスタマーからの強い要望によって生まれた。この車種を求める企業家の多くは、平日は運転手付きのビジネスツールとして活用し、週末には自身がステアリングを握り快適でダイナミックなドライブを楽しめる車両を求めていてた。
ロールス・ロイス・モーターカーズのトルステン・ミュラー=エトヴェシュCEOは、ゴースト エクステンデッドの発表を受けて、以下のコメントを発表している。
「新型ゴーストは、ロールス・ロイスの多様でグローバルなお客様との綿密な対話の結果として生まれました。彼らの多くは、ドライビングダイナミクスに妥協することなく、リヤスペースを充実させたラグジュアリーカーを求めていました。今回追加された『ゴースト エクステンデット』は、ビジネスとライフスタイル、ふたつの要件を満たす製品です」
間延びした印象を排除したサイドビューのデザイン
ゴースト エクステンデッドは、標準モデルのゴーストと比較すると170mmも広いリヤスペースを確保。ロールス・ロイス ファントム エクステンデッドを除く4人乗りセダンのラインナップのなかでは、最も広いリヤのレッグルームを実現した。
ロールス・ロイスのカスタマー中心主義は、開発プロセスのすべての過程に反映。カスタマーからのフィードバックで最も重要な学びとなったのは、ゴースト エクステンデッドの潜在的オーナーの多くがが、ゴーストの純粋でミニマルなデザインに妥協を許していなかったことだった。
それを受けてロールス・ロイスのデザイナーは、ホイールベースの延長の際にドア開口部の周囲だけを延長。クルマのラインを崩すことなく、ロングホイールベース仕様にありがちな間延びした印象を取り除くことに成功した。
リヤシートに設置された新開発のシャンパンクーラー
拡大されたリヤキャビンには、ゴースト エクステンデッドの広い室内を反映し、様々な改良が施されている。今回初めて、リクライニング式セレニティシートが用意されており、ビジネスジェットのキャビンのような、新しい次元の快適性が提供されている。
使用用途をビジネスからレジャーに変更する場合でもフレキシブルに対応する。リヤシート間にはロールス・ロイスがカスタマーのリクエストに応える形で開発した、シャンパンクーラーを設置した。
カスタマーが満足するシャンパンクーラーを実現するため、ロールス・ロイスの開発陣はマスターソムリエと議論を重ねたという。その結果、ノンヴィンテージのシャンパンは摂氏約6度、ヴィンテージのシャンパンは同じく約11度が最適な温度ということを受けて、このシャンパンクーラーには6度と11度という2つの冷却モードが用意されている。
室内の超微粒子を2分以内に除去する「MEPS」
ゴースト エクステンデッドのカスタマーには活発な起業家も多く、WiFiや最先端のインフォテインメントシステムへのアクセスは、ビジネスにおいて必要不可欠となっている。しかし、ネット環境から解放され、落ち着いたリヤキャビンを求めるカスタマーの要望にも配慮し、その多くの機能が細心の注意を払って配置された。
またキャビンの空気の質にも拘った。新型ゴーストにはソフトウェアとハードウェアによって既存の空気ろ過システムを強化する、新開発の「MEPS(マイクロ・エンバイロメント・ピュリフィケーション・システム)を採用した。
このシステムは搭載された高感度の不純物検出センサーが周囲の空気の質を検出し、外部からのフレッシュエア取り入れ口を自動的に室内循環モードに切り替える。空気中に許容できないレベルの汚染物質が検出された場合、空気はナノフリースフィルターに通され、キャビン内のほぼすべての超微粒子を2分以内に除去することが可能となっている。
最高出力571psを発揮する6.75リッターV12ツインターボ
ゴースト エクステンデッドは、ロールス・ロイスが独自に開発したオールアルミ製「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」をベースに開発。このアーキテクチャーはロールス・ロイスのすべてのニューモデルに採用されている。
歴代ロールス・ロイスの特徴であるマジックカーペットのような乗り心地は、スペシャリストのエンジニアが10年以上にわたって徹底的にテストし、改良を重ねた新型「プラナー・サスペンションシステム」によって実現。連続可変式電子制御ショックアブソーバー、セルフレベリング式大容量エアストラットアセンブリ、世界初のアッパーウィッシュボーンダンパーを特徴とするこの足まわりは、新型ゴーストで初めて採用された。
パワーユニットはゴースト専用に開発された最高出力571ps・最大トルク850Nmを発揮する、6.75リッターV型12気筒DOHC48バルブツインターボを搭載。走行中も徹底された静粛性を実現するため、シャシー、ボディワーク、タイヤには100kgの制振材が採用されており、快適な静寂を妨げることなく、爽快なパフォーマンスを発揮する。
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みんなのコメント
まあイギリス以外は長い・大きいのはステイタスだから仕方ないよね。