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人気の「スペーシア」にはSUV風モデルも存在!? スズキ軽に対する日産「ルークス」の強みとは

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人気の「スペーシア」にはSUV風モデルも存在!? スズキ軽に対する日産「ルークス」の強みとは

■スズキ「スペーシア」は選べる3種類のデザインが魅力

 2019年の軽自動車販売ランキングにおいて首位を獲得したのはホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」ですが、人気の軽スーパーハイトワゴンはほかにもさまざまなモデルが存在します。

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 スズキ「スペーシア」やダイハツ「タント」も人気があるほか、日産も「ルークス」を軽自動車市場へ投入。そこで、今回はスペーシアとルークスがどのようなモデルなのか、特徴や違いを比較していきます。

 スペーシアは、スーツケースを彷彿とさせるような、スクエアデザインが特徴的なモデルです。フロントガラスとリアガラスの角度が立っていることが強調されたデザインで、スーパーハイトワゴンとしてサイズ感の大きさがより強調されています。

 デザインは標準モデルとエアロパーツが装着された「スペーシアカスタム」、そしてSUV風デザインの「スペーシアギア」の3種類。それぞれ、フロントデザインをはじめ各部のパーツがモデルの雰囲気にあったものに変更され、オーナーの個性を演出することができます。

 一方、ルークスのデザインは標準モデルとエアロパーツ付きの「ルークスハイウェイスター」の2種類です。どちらもヘッドライトはツリ目のデザインで、ともにスタイリッシュな印象。ハイウェイスターでは、標準モデルより大型のフロントグリルが存在感を感じさせます。

 フロントデザインに取り入れられたメッキのV字型のデザインは、日産車の共通デザイン「Vモーショングリル」と呼ばれるものです。

 次に、車内を見ていきます。

 どちらも軽スーパーハイトワゴンということで車内の広さが特徴ですが、使い勝手の面において違いがあります。

 スペーシアは、後席を倒すことで自転車のような大きな荷物も積載できるほか、助手席の背もたれを前に倒すことで長い荷物も積載できます。

 さらに、スペーシアギアで嬉しいポイントが、荷室フロアと後席背面が防汚仕様になっていることです。レジャーに出かけた際、荷物の汚れも気になりにくいつくりとなっています。

 一方ルークスは、後席に320mmというロングスライド機能を搭載(スペーシアは210mm)。運転席から後席に手が届くほどで、チャイルドシートに座った子どもの世話もしやすい設計です。

 また、シートアレンジによって大きな荷物、長い荷物にも対応していることはスペーシアと同様ですが、長い荷物を積む際、スペーシアが助手席を前に倒す仕組みなのに対し、ルークスは助手席を後ろに倒す仕組みとなっており、シート表面と荷物が直接触れるという点が異なります。

■「スペーシア」と「ルークス」 燃費がより良いのはどっち?

 続いて、走行性能・燃費性能です。

 どちらも660ccの自然吸気/エンジンを搭載しており、さらにマイルドハイブリッドシステムを搭載している点で共通します。また、トランスミッションはどちらもCVTです。なお、駆動方式は2WDと4WDの2種類です。

 搭載されるパワートレインで共通する2台の燃費性能(JC08モード)を比較すると、スペーシアは自然吸気・2WDのもっとも良い仕様で30.0km/Lを記録しています。一方、ルークスは同じく自然吸気・2WDの仕様で27.2km/Lです。

 安全面において、スペーシアには、パッケージされたスズキの予防安全装備「スズキセーフティサポート」が搭載されており、衝突軽減ブレーキや誤発信抑制機能など、さまざまな事故防止、被害軽減機能が備えられています。衝突被害軽減ブレーキは、全車標準装備ですが、レスオプション仕様も用意されています。

 また、軽初となるフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイを設定していることも特徴です。

 一方、ルークスには衝突被害軽減ブレーキ「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車標準装備。

 こちらも、誤発信抑制機能なども含め装備が充実しているほか、軽初の装備として2台前を走る車両を検知し注意を喚起するインテリジェント FCW(前方衝突予測警報)を設定していることが特徴です。

 また、ドライバーの高速道路運転時の負担を軽減する装備として、プロパイロットを設定。渋滞走行時も含めアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をクルマがアシストし、快適なドライブを実現します。

 同社のミニバン「セレナ」やSUV「エクストレイルにも設定がある先進装備で、軽自動車でありながら長距離ドライブも楽々こなせるのが魅力ですが、ハイウェイスターに設定される「プロパイロットエディション」にのみ装備されます。

※ ※ ※

 両モデルの価格(消費税込)について見ると、スペーシアの価格は135万8500円から194万3700円、ルークスの価格は141万5700円から206万6900円となっています。

 スペーシアとルークスを比べると、個性豊かな3タイプの外観から選べ、自分らしさを演出できるスペーシアに対し、先進装備であるプロパイロットを備え、普段使いから長距離ドライブまで幅広く使えるルークスというそれぞれの特徴があるといえるでしょう。

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みんなのコメント

5件
  • 軽自動車のスーパートールワゴンというカテゴリーは、全高が車幅よりも大きく仮設トイレを思い起こさせるデザインでおなじみですが、その普通自動車になりたくてどうしようもないという執念のようなものも特筆すべきでしょう。

    それほどまでに車内の広さとか荷物の積載性を重視するならばもっと使い勝手も良く大きさも軽自動車なんかよりも充分に大きい普通自動車を選べばいいものをわざわざこんなせせこましい規格に詰め込んだようなものをどうして買うのか理解ができません。

    車に関する諸税負担をとにかく意地でもしたくないという発想なのか、あるいは自宅車庫が狭すぎて軽自動車以外は入らないからなのか、どちらにしても自動車は諦めて公共交通機関を利用するのが最も税負担も少なく、低所得層の財布にはには優しいと思いますよ。

    自動車メーカーも、はるか以前の規格にこだわってギリギリめいっぱいの余裕なし軽を作って売ることはもうやめてほしいですね。
  • スペーシアに対するルークスの強み、それは新しい分安全装備がより進んでいる事かな。
    プロパイロット、SOSコールは今のところライバルにはない(兄弟車のekはのぞく)。
    逆に弱みは車重が重い事で、スペーシアより大人の女性2人分ほど重いので燃費に響くことでしょうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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