負の連鎖が止まらない……ローソン中国GPでも大苦戦で、スプリント予選最下位。マルコ博士は擁護「彼にはもっと時間が必要」

レッドブルのリアム・ローソンの苦境が止まらない。開幕戦オーストラリアGPでは終始下位を走り、最終的にはクラッシュしてリタイア。今週末の中国GPでも、スプリント予選で最下位と、泥沼にハマりつつある。

ローソンはスプリント予選の結果について、タイヤが発熱しすぎてしまったことが原因であり、本来ならばもっと良いパフォーマンスを発揮できるはずだと語る。

中国GPのスプリント予選では、フェラーリのルイス・ハミルトンが最速タイムをマーク。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが0.018秒差で2番手に続いた。

しかし、フェルスタッペンのチームメイトであるローソンはこのスプリント予選で大苦戦。SQ1で20番手と、最下位に終わったのだ。フェルスタッペンとの差は0.8秒あまりと大きかった。

ローソンは1回目のアタックでタイムを計測した後、2度目のアタック時にコースオフしてしまい、満足いくタイムを計測できなかったのだ。この原因は、タイヤの温度が上がりすぎてしまったことにあったようだ。

「コースアウトしてしまったから、間違いなく残念だ」

ローソンはスプリント予選後にそう嘆いた。

「走行を始めた段階では、それほど悪くなかった。1周目はまずまずだったし、そこからさらに組み立てていこうとした。そして、コース上に留まってタイヤを冷そうとしていた」

「正直に言って、2回目のアタックに入った時から、タイヤの温度を下げるのに本当に苦労したんだ。最初から温度が上がりすぎていたし、1周を通じてそれに苦労した。苛立たしいよ」

「本当に残念だ。予選の最初は、まずまずだったと思う。1回目のアタックだって、素晴らしいと言えるほどではなかったけど、比較的まともだった。だから、こんなに苛立たしい結果になってしまったのは残念だ」

「本来のペースは、今いるところよりもずっと上にあるはずだ。明日のスプリントレースで色々と試して学ぶ必要があるし、予選もある。これについては、もっと良い仕事をしたい」

レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、中国GPの舞台である上海国際サーキットもローソンにとっては未経験のサーキットであるため、この結果は責められないと擁護。もっと時間を与えなければならないと語る。

「彼は予選最初の走行はまずまずだったが、残念ながら失速し、1周しか走れなかった」

マルコ博士はmotorsport.comのオランダ版にそう語った。

「残念だが、彼は数周走る必要があり、自分の潜在的な能力を発揮するには、リズムを掴む必要がある」

「彼には、もっと時間を与えなければいけないと思う。メルボルンと上海、このふたつのサーキットは、彼が経験したことがない。だから我々は前を向いている。ただ、我々のマシンはドライブするのがかなり難しいようだ」

ちなみに開幕戦の際にも、苦戦したローソンについて、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「彼はこのサーキットでレースをしたことがない」と擁護している。

Comments

[yut********]

育てるならＲＢでよかったんじゃない？

[ぽん太]

コンビニLAWSON、この写真目が死んでるな！完全に満身創痍。