WRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルの戦いは5月22日、競技2日目に移行。デイ2のSS9~15が行われ、前日の首位オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)に代わって、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が総合トップに浮上した。
今季初めて迎えたグラベル(未舗装路)ラリーとして、21日(金)から競技が行われている『ラリー・ポルトガル』。そのデイ2も前日と同様、終盤にドラマが待ち構えていた。
デイ1を総合首位で終え、ラリー2日目を迎えたタナクは、この日も好調をキープし午前中に行われたSS9~11の3ステージでいずれもトップタイムを記録。総合2番手につけるエバンスとのギャップを前日終了時の6秒から19.2秒にまで広げてみせる。
対するトヨタのエバンスも朝のループすべてでSS2番手タイムをマークし、その差を最小限に抑える。また、日中のサービスを経て迎えた午後のSS12ではベストタイムを刻み、わずかながら首位とのギャップを縮めることに成功する。
しかし直後のSS13では、ふたたびタナクが速さをみせる。エストニア人はこのSSで通算250回目のステージウインを達成するとともに、後続へのギャップを22.4秒とした。
そんななか迎えた全長37.92kmのロングステージ、SS14“アマランテ2”でドラマが起きる。ここまで快調にラリーを進めてきたタナクのマシンにアクシデントが発生。右リヤのサスペンションが破損したのだ。この影響でタナクは34.1km地点でクルマを停めることとなり、無念のリタイアとなっている。
首位の戦線離脱によってラリーの新しいリーダーとなったのは、ヤリスWRCを駆るエバンスだ。SS14でベストタイムを刻んだ彼はこの日最後のSS15で、総合2番手につけるダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)に5.7秒の遅れを取るも、10.7秒のギャップを持って最終日に駒を進めることとなった。
■勝田貴元とセバスチャン・オジエのバトルは表彰台争いに
デイ3を前に総合3番手に入った選手権リーダーのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)は、1日を通して勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)と4番手争いを繰り広げた。
SS10でハーフスピンを喫し一度は5番手に下がった7冠王者だったが、SS12終了時点で4番手のポジションを取り戻すと、タナクの戦線離脱によって順位をひとつ上げてラリー2日目を完走。総合4番手につけている勝田との差はわずか1.5秒だ。
スロットルの問題を抱え、首位から大きく引き離されているMスポーツ・フォード勢は、SS15でアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)がチームメイトを逆転して総合5番手に。ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)が同6番手となっている。
総合7番手以下はWRC2クラスに参戦するドライバーたちが並び、エサペッカ・ラッピ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)、テーム・スニネン(フォード・フィエスタ・ラリー2)、マッズ・オストベルグ(シトロエンC3ラリー2)、ニコライ・グライジン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)までが総合トップ10に入った。
デイ1で総合2番手を走行中にクラッシュを喫したティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)は、2日目に再スタートを切ったものの車両トラブルの影響でふたたびデイリタイアを選択。トヨタのカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)も、SS14を迎える直前にメカニカルトラブルに見舞われ、デイリタイアとなっている。
競技最終日となる23日(日)は、サービスパークの北東エリアで、5本のステージを日中のサービスを挟むことなく走行するスケジュールが組まれ、その中のSS18と最終SS20の“ファフェ”は、ビッグジャンプで知られるラリー・ポルトガルを代表する名物ステージだ。
この最終SSではステージトップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられるパワーステージとなっている。SS計5本の合計距離は49.47kmで、リエゾン(移動区間)も含む総走行距離は295.09kmとなる。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
「いきなりステージから現れたんだ」エバンス、WRCラリージャパン“一般車両乱入事件”を語る。当該SSは安全確保のため中止に
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?