今までのレヴォーグは失敗
スバル・レヴォーグの改良型が、ジュネーブ・モーターショーで発表された。重要なエンジニアリング面の変更が施されたことで、イギリスにおける販売復調の起爆剤となることが期待される。
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2.0ℓ自然吸気水平対向エンジン搭載車が、欧州向けに発表されたのだ。1.6ℓターボと比べると動力性能は低くなるが、燃費の向上が期待される。
レヴォーグはレガシィ・ワゴンの抜けた穴を埋めることに失敗した。その結果、スバルはこれまで支持してきたヨーロッパの顧客を失い、現在はそれを取り戻そうとしているところだ。今年1月、欧州全体で登録された数はわずか90台に過ぎない。
「われわれはレヴォーグで失敗しました。過激な、スポーティすぎるクルマにしてしまったのです。これは顧客に対して正しくない方向でした」 英国でスバルの輸入を行うIMグループのディベロプメントディレクター、トゥルビョン・リラッドはそう語る。
リラッドはエンジンとサスペンションの変更を強調した。
3つの重要な変更
今回、レヴォーグには3つの重要な変更が施された。インテリアの質感が向上し、サスペンションは快適性を重視する方向に再調整された。そしてパワーの出方が穏やかな、2.0ℓ自然吸気ガソリン水平対向エンジンが設定された。
この新型自然吸気エンジンは、従来のピーキーな1.6ℓターボに替わるもので、レヴォーグのリフレッシュされたキャラクターにおける中心となるものだとリラッドは言い表した。
「ターボ・エンジンと固いサスペンションの組み合わせは、実際に多くの顧客を失うことになりました」とリラッドは言う。
2.0ℓユニットは最高出力150ps、最大トルク20.2kg-m(旧型より20psと5.3kg-mダウンした)だが、燃費はかなり改善されることが期待できる。このエンジンはスバルのリニアトロニックCVTギアボックスと四輪駆動と組み合わされる。
スバルはジュネーブで、改良を受けたXVとフォレスターの「eボクサー」として知られるハイブリッド仕様も発表した。
XVとフォレスターを合わせると、スバルの英国における販売の3/4を占める。しかしリラッドは他の4モデル、すなわちレヴォーグ、インプレッサ、BRZ、アウトバックで、さらなる販売増加を狙っているという。
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