家族で使えるスポーティで楽しいクルマは数多い
約20年前までは、ファミリーカーの価格について200万円を上限に考えるユーザーが多かった。ホンダの初代ステップワゴンのようなミドルサイズミニバン、日産の初代エクストレイルなどのミドルサイズSUVは、いずれも200万円前後に買い得グレードを設定して好調に売れた。
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ところが今のステップワゴンやエクストレイルは、ノーマルエンジン車でも売れ筋価格帯は280~300万円だ。20年前に比べて安全装備と運転支援機能は大幅に進化したから、機能の違いを考えると現行型が割安ともいえるが、価格上昇は避けられない。
その一方で平均所得は1990年代の後半をピークに下がり、最近では少し上向いたが20年前の水準には戻っていない。つまりクルマは値上げされて所得は下がったから、小さなクルマに乗り替えるユーザーが増えた。そこで後席が少し狭くても、家族で使えるスポーティで楽しいクルマを紹介したい。MTの設定を条件に選んだ。
1)スズキ・スイフトRS(178万2000円/5速MT)
もっとも注目されるのはスイフトRSだ。直列4気筒1.2リッターエンジンを搭載するコンパクトカーだが、RSには5速MTもある。パワーを出し切った走りを楽しめる。
しかも足まわりのショックアブソーバー、16インチタイヤ、パワーステアリングコントローラーは、すべて欧州仕様に準じた設定だ。乗り心地は少し硬く、低速域では上下の揺すられ感も生じるが、車両重量は870kgと軽いから操舵に対する反応は機敏で良く曲がる。5速MTを選べば、素直な運転感覚と相まって、若いドライバーが運転の基礎を身に付ける教材にも最適だ。ベテランもスポーティドライブを堪能できる。
後席に座る乗員の膝前空間は、身長170cmの大人4名が乗車して、握りコブシ1つ少々だ。視覚的には窮屈だが、後席に座る乗員の足が前席の下側に収まりやすいから、実際はさほど窮屈ではない。長距離の移動でなければ家族でも乗車できる。
2)トヨタ・ヤリス 1.5Z(187万1000円/6速MT)
2020年に登場したヤリスは、直列3気筒1リッター、1.5リッター、1.5リッターハイブリッドを用意する。このなかで1.5リッターノーマルエンジン車は、全グレードに6速MTを用意した。車両重量は1000kg以下だから加速感も軽快だ。
プラットフォームや足まわりも刷新されたので、操舵したときの反応が機敏で良く曲がる。峠道では旋回軌跡を拡大させにくく、スポーティな走りを満喫できる。
衝突被害軽減ブレーキが充実したことも特徴で、歩行者や自転車を検知できる。自車が右左折するときに、直進してくる車両や横断歩道上の歩行者に対応できるメリットもある。安全性が高い。
経済性に優れるスポーツモデルも存在!
3)マツダMAZDA2 XDプロアクティブ(199万1000円/6速MT)
マツダ2(旧デミオ)は、今のマツダのクルマづくりを反映させて走りに重点を置く。前席は快適で、正確な運転姿勢が得られる。後席の足もと空間は狭いが、助手席を前側にスライドさせると、左後席の足もと空間が広がって3名乗車は快適におこなえる。後席の座面は適度に柔軟で座り心地が良く、インパネ周辺も上質だ。
そしてMAZDA 2には1.5リッタークリーンディーゼルターボが用意される。実用回転域では2.5リッターのガソリンエンジンに匹敵する駆動力が発揮され、街なかから高速道路まで余裕を持って加速できる。燃料消費量が抑えられ、軽油価格も安いから、パワフルなのに燃料代は日産ノートe-POWERやホンダ・フィットe:HEVといったハイブリッドよりも少し高い程度だ。経済性も優れ、走行安定性も満足できる。
4)ホンダN-ONE・RS(199万9800円/6速MT)
N-ONEはN-BOXなどとプラットフォームを共通化した軽自動車だ。外観は1967年に発売されたN360をモチーフにデザインされた。内装は上質で、価格は軽自動車として高額だが、ユーザーの受ける満足感もコンパクトカーと同等かそれ以上に高い。
とくにRSの6速MTは、シフトレバーの操作感がしっかりしていて、運転の楽しさを盛り上げる。RSのターボエンジンも、実用回転域の駆動力が高く、1リッターのNAエンジンと同等だから運転しやすい。後輪の接地性と安定性も優れ、後席にも相応の余裕があるからクルマ好きのファミリーカーにピッタリだ。
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