現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > このご時世に「MT」でしかも200万円以下! いまや貴重な「走り系」実用車4選

ここから本文です

このご時世に「MT」でしかも200万円以下! いまや貴重な「走り系」実用車4選

掲載 更新 29
このご時世に「MT」でしかも200万円以下! いまや貴重な「走り系」実用車4選

 家族で使えるスポーティで楽しいクルマは数多い

 約20年前までは、ファミリーカーの価格について200万円を上限に考えるユーザーが多かった。ホンダの初代ステップワゴンのようなミドルサイズミニバン、日産の初代エクストレイルなどのミドルサイズSUVは、いずれも200万円前後に買い得グレードを設定して好調に売れた。

【クルマが壊れそうだけど大丈夫?】マニュアル変速時に起こる「ガリガリ」音! その時何が起こっているのか

 ところが今のステップワゴンやエクストレイルは、ノーマルエンジン車でも売れ筋価格帯は280~300万円だ。20年前に比べて安全装備と運転支援機能は大幅に進化したから、機能の違いを考えると現行型が割安ともいえるが、価格上昇は避けられない。

 その一方で平均所得は1990年代の後半をピークに下がり、最近では少し上向いたが20年前の水準には戻っていない。つまりクルマは値上げされて所得は下がったから、小さなクルマに乗り替えるユーザーが増えた。そこで後席が少し狭くても、家族で使えるスポーティで楽しいクルマを紹介したい。MTの設定を条件に選んだ。

 1)スズキ・スイフトRS(178万2000円/5速MT)

 もっとも注目されるのはスイフトRSだ。直列4気筒1.2リッターエンジンを搭載するコンパクトカーだが、RSには5速MTもある。パワーを出し切った走りを楽しめる。

 しかも足まわりのショックアブソーバー、16インチタイヤ、パワーステアリングコントローラーは、すべて欧州仕様に準じた設定だ。乗り心地は少し硬く、低速域では上下の揺すられ感も生じるが、車両重量は870kgと軽いから操舵に対する反応は機敏で良く曲がる。5速MTを選べば、素直な運転感覚と相まって、若いドライバーが運転の基礎を身に付ける教材にも最適だ。ベテランもスポーティドライブを堪能できる。

 後席に座る乗員の膝前空間は、身長170cmの大人4名が乗車して、握りコブシ1つ少々だ。視覚的には窮屈だが、後席に座る乗員の足が前席の下側に収まりやすいから、実際はさほど窮屈ではない。長距離の移動でなければ家族でも乗車できる。

 2)トヨタ・ヤリス 1.5Z(187万1000円/6速MT)

 2020年に登場したヤリスは、直列3気筒1リッター、1.5リッター、1.5リッターハイブリッドを用意する。このなかで1.5リッターノーマルエンジン車は、全グレードに6速MTを用意した。車両重量は1000kg以下だから加速感も軽快だ。

 プラットフォームや足まわりも刷新されたので、操舵したときの反応が機敏で良く曲がる。峠道では旋回軌跡を拡大させにくく、スポーティな走りを満喫できる。

 衝突被害軽減ブレーキが充実したことも特徴で、歩行者や自転車を検知できる。自車が右左折するときに、直進してくる車両や横断歩道上の歩行者に対応できるメリットもある。安全性が高い。

 経済性に優れるスポーツモデルも存在!

 3)マツダMAZDA2 XDプロアクティブ(199万1000円/6速MT)

 マツダ2(旧デミオ)は、今のマツダのクルマづくりを反映させて走りに重点を置く。前席は快適で、正確な運転姿勢が得られる。後席の足もと空間は狭いが、助手席を前側にスライドさせると、左後席の足もと空間が広がって3名乗車は快適におこなえる。後席の座面は適度に柔軟で座り心地が良く、インパネ周辺も上質だ。

 そしてMAZDA 2には1.5リッタークリーンディーゼルターボが用意される。実用回転域では2.5リッターのガソリンエンジンに匹敵する駆動力が発揮され、街なかから高速道路まで余裕を持って加速できる。燃料消費量が抑えられ、軽油価格も安いから、パワフルなのに燃料代は日産ノートe-POWERやホンダ・フィットe:HEVといったハイブリッドよりも少し高い程度だ。経済性も優れ、走行安定性も満足できる。

 4)ホンダN-ONE・RS(199万9800円/6速MT)

 N-ONEはN-BOXなどとプラットフォームを共通化した軽自動車だ。外観は1967年に発売されたN360をモチーフにデザインされた。内装は上質で、価格は軽自動車として高額だが、ユーザーの受ける満足感もコンパクトカーと同等かそれ以上に高い。

 とくにRSの6速MTは、シフトレバーの操作感がしっかりしていて、運転の楽しさを盛り上げる。RSのターボエンジンも、実用回転域の駆動力が高く、1リッターのNAエンジンと同等だから運転しやすい。後輪の接地性と安定性も優れ、後席にも相応の余裕があるからクルマ好きのファミリーカーにピッタリだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
Merkmal
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
くるまのニュース
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
ベストカーWeb
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
WEB CARTOP
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
AUTOSPORT web
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
レスポンス
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
乗りものニュース
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
ベストカーWeb
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
motorsport.com 日本版
ホンダが「凄い施設」を初公開! 夢の「全固体電池」実現に一歩前進!? パイロットラインを栃木で披露
ホンダが「凄い施設」を初公開! 夢の「全固体電池」実現に一歩前進!? パイロットラインを栃木で披露
くるまのニュース
ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
AUTOSPORT web
MotoGPマシンデビューの小椋藍選手 初走行の印象は……【MotoGPバルセロナ公式テスト】
MotoGPマシンデビューの小椋藍選手 初走行の印象は……【MotoGPバルセロナ公式テスト】
バイクのニュース
ダイハツが新型「軽SUV」発表! 打倒「ジムニー!?」な“5ドア”モデル登場! タフすぎる「ゴツ顔×カクカクボディ」採用した“新型タフト”138万円から発売!
ダイハツが新型「軽SUV」発表! 打倒「ジムニー!?」な“5ドア”モデル登場! タフすぎる「ゴツ顔×カクカクボディ」採用した“新型タフト”138万円から発売!
くるまのニュース
ゼンリン、パナソニックのカーナビ「Strada」向け最新地図データ発売へ…12月2日
ゼンリン、パナソニックのカーナビ「Strada」向け最新地図データ発売へ…12月2日
レスポンス
下取り額爆上がり? アルヴェルのドアの速さまで変えられるトヨタの[KINTO FACTORY(キントファクトリー)]がすごい!
下取り額爆上がり? アルヴェルのドアの速さまで変えられるトヨタの[KINTO FACTORY(キントファクトリー)]がすごい!
ベストカーWeb
チャンピオン争いで明暗を分けた要因と変化がもたらす2025シーズンへの期待/MotoGPの御意見番に聞くソリダリティGP
チャンピオン争いで明暗を分けた要因と変化がもたらす2025シーズンへの期待/MotoGPの御意見番に聞くソリダリティGP
AUTOSPORT web
メルセデスが好発進、ハミルトンがトップタイム。RB勢は下位に沈み角田裕毅19番手|ラスベガスGP FP1
メルセデスが好発進、ハミルトンがトップタイム。RB勢は下位に沈み角田裕毅19番手|ラスベガスGP FP1
motorsport.com 日本版
ヤマハとホンダがコラボ展示! バイクSFアニメ『Tokyo Override』劇中車の『YZF-R1』&『CB1300』が渋谷に登場
ヤマハとホンダがコラボ展示! バイクSFアニメ『Tokyo Override』劇中車の『YZF-R1』&『CB1300』が渋谷に登場
レスポンス

みんなのコメント

29件
  • NONEはスイスポより高いんだよね、そう考えると凄く微妙な気分になる
  • (本体価格で)10万円足した所にあるスイフトスポーツのコストパフォーマンスが化け物じみていると良くわかるな…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.1235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索
ヤリスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.1235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村