現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 高速爆走のトヨタ「プロボックス」がなぜレトロに? 最速ワゴンがウッディ仕様になった理由とは

ここから本文です

高速爆走のトヨタ「プロボックス」がなぜレトロに? 最速ワゴンがウッディ仕様になった理由とは

掲載 更新 15
高速爆走のトヨタ「プロボックス」がなぜレトロに? 最速ワゴンがウッディ仕様になった理由とは

■高速通勤仕様のプロボックス… なぜレトロデザインにしたのか

 日本の商用バンを代表するモデルとしてトヨタ「プロボックス」が挙げられます。
 
 プロボックスのスペックや装備は、まさにプロユースにこだわった仕様となっていますが、一方ではカスタムのベース車として密かに人気を集めているクルマです。
 
 そのなかで、お洒落過ぎるプロボックスのカスタマイズが存在していました。

【画像】これがプロボックス? 全くの別物になったカスタム仕様が凄すぎる!(16枚)

 プロボックスは、2002年にコンパクトな商用バンとして、「ビジネスカーの革新」をキーワードに誕生しました。

 商用車に求められる機能を徹底的に追求するとともに、先進の環境・安全性能を備えた、21世紀のビジネスシーンを一新する画期的なモデルで、より経済性を重視しています。

 最近では、2018年11月にハイブリッド車の追加や安全装備の強化、さらにUSBポートの標準装備や、マルチホルダーのサイズを拡大することでスマートフォンやメモ帳などが楽に置けるようにするなど、働く人が使いやすい運転席まわりを追求しました。

 最近では、時間に迫られた営業車として高速道路を激走しているプロボックスの目撃も多発しているなど、日本の経済を支えている存在ともいえます。

 そんなまさにプロユースのためのプロボックスをお洒落にカスタマイズしたのが、千葉県の自動車専門学校・日本自動車大学校(通称NATS)です。

 カスタムカーの祭典となる東京オートサロン2019に向けて制作・展示され「Coast line(コーストライン)」と名付けられています。

 制作コンセプトについて、NATSは「1940年から50年代の古き良きアメリカ車。そのなかで世界に影響を与えた“ウッディワゴン”を国産車プロボックスにて再現。現代の安心・安全を兼ね備え、海や山、キャンプや旅行など、どこにでも行けるウッディワゴンを製作します」と説明。

 ベースとなるのは、2013年式のプロボックス。エクステリアはNATSの学生がオリジナルで制作しており、特徴的なウッディ部分の形状はスチールやFRPで作られています。

 足回りには、BLITZ製サスペンションやWORK製アルミホイール、GOODYEAR製205/50R15を装着しています。

 コーストラインの開発経緯をNATSの担当者は次のように話しています。

「古き良き時代のアメリカ車として名高いウッディワゴンをプロボックスで再現するのがコンセプトであるこの車両。

 ボディはメタルワークが主として、ボンネットはFRPにて仕上げています。

 大胆なボディ・カットはないものの、スチールを使用してのハンマリングで仕上げたオーバーフェンダーやドア、フロントフェンダーに学生達は苦労していました。

 また、ウッディワゴンであることから、ドアをウッド調にペイントしています。

 ウッド調を如何に見せるかが、このクルマの最大の見せ所であるため、学生達は何度もやり直ししていました。

 車検取得は、大幅な改造ではない為比較的簡単に取得し、テストランキャラバン(制作したカスタムカーの耐久性や走行性能を公道で確認する授業兼卒業旅行)に臨みました。テストランキャラバンにおいてもトラブルなく終えています」

※ ※ ※

 プロユースからお洒落過ぎるウッディワゴンに大変身したプロボックス。

 世の中には、数多くのプロボックスが全国各地を駆け巡っていますが、まさに世界に1台のプロボックスといえます。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
くるまのニュース
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
motorsport.com 日本版
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
VAGUE
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
「山賊もやし炒め定食」はパンチの効いた味濃いめ! 東関道「湾岸幕張PA」
バイクのニュース
7番グリッドスタートも、苦しい苦しいレースを強いられた角田裕毅。しかしペレスを抑え切り9位確保「FP1から良いマシンを手にできれば……」
7番グリッドスタートも、苦しい苦しいレースを強いられた角田裕毅。しかしペレスを抑え切り9位確保「FP1から良いマシンを手にできれば……」
motorsport.com 日本版
ホンダ『CRF1100L  Africa Twin』リコール…加速不良、転倒のおそれ
ホンダ『CRF1100L Africa Twin』リコール…加速不良、転倒のおそれ
レスポンス
SUPER GTの「LM corsa」をサポートする「TWSプリンセス」4人組のスタイルが良すぎ! 爽やかなコスチュームを纏う彼女たちは普段何してる?
SUPER GTの「LM corsa」をサポートする「TWSプリンセス」4人組のスタイルが良すぎ! 爽やかなコスチュームを纏う彼女たちは普段何してる?
Auto Messe Web
フェルスタッペン、苦しい1年を戦い抜いた4連覇は”誇り”「ある意味、とても特別で美しいシーズンだ」
フェルスタッペン、苦しい1年を戦い抜いた4連覇は”誇り”「ある意味、とても特別で美しいシーズンだ」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

15件
  • 市販じゃなくて学生の作品。ダムドあたりの新パーツか?光岡か?っていう期待の肩透かし。
    クーペだってピックアップだってセダンだってできるじゃん。創作性の問題。
  • 後ろ姿を熱望!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

127.4172.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0180.0万円

中古車を検索
プロボックスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

127.4172.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0180.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村